地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

コリン降臨

2010-06-17 | ひと
昨日の研究室のゼミに,米国コロンビア大学の地形学者,コリン・スターク(C. Stark)が参加してくれました.彼は,博士課程の在学中にNatureに単著論文を書いたという実力の持ち主で,最近も河川の蛇行と降雨強度に関する論文をScienceに主著で発表しました(共著者にHaya君が入っています).今年2月のハイチの地震の際には,CNNのコメンテータを務めるなど,「時の人」になっています.彼は研究のために日本や台湾を頻繁に訪れていて,今回もHaya君とのフィールドワークや学会参加を兼ねて来日しています.

ゼミの前半は博士課程のWenさんとOGのLinさんの発表でした.コリンが多くの質問やアドバイスをしてくれたので,ゼミの雰囲気が普段と変わりました.続いてコリンが最新の研究を発表してくれました.地震計に記録された斜面崩壊で生じた震動のデータから,崩壊土砂の移動過程とその規定要因を推定するという研究で,前例がほとんどない画期的なものです.

その後は飲み会になりました.コリンは会話の中で日本語や中国語の単語をときどき発し,そのたびに笑いが起きました.

真に良いものに触れる機会は魅力的です.

Everybody had a good time.
(I've Got a Feeling / Beatles)

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