「原理講論」の誤謬と正解

原理読みの原理知らずたちへ

「最後の発悪」未だ終わらない冷戦

2021年11月01日 | 検証・解説

第五章 メシヤ再降臨準備時代
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[P537] 第四節 世 界 大 戦
それでは、蕩減復帰摂理から見た世界大戦の内的な原因は何なのだろうか。第一に、主権を奪われまいとするサタンの最後の[506] 発悪によって、世界大戦が起こるようになるのである。既に上述したように、人間始祖が堕落す[P538]ることによって、元来神が成し遂げようとしてきた原理世界を、サタンが先立って原理型の非原理世界を成し遂げてきたのであり、神はそのあとをついていかれながら、サタン主管下のこの非原理世界を奪い、善の版図を広めることによって、次第に原理世界を復帰する摂理をしてこられたのである。したがって、復帰摂理の路程においては、常に真なるものが来る前に、偽ものが先に現れるようになる。キリストが来られる前に[507] 偽キリストが来るであろうと言われたのは、その代表的な例であるといえる。

ところで、サタンを中心とする悪主権の歴史は、再臨主が現れることによってその終末を告げ、神を中心とする善主権の歴史に変わるのであるから、そのときにサタンは最後の[508] 発悪をするようになる。モーセを中心とする民族的カナン復帰路程において、エジプトを出発しようとするイスラエル選民に対し、サタンはパロに最後の発悪をさせたので、天の側では三大奇跡により彼を打って出発したのである。このように、歴史の終末期においても世界的カナン復帰路程を出発しようとする天の側に対して、サタンが最後の[509] 発悪をするので、これを三次にわたって打つのが三次の世界大戦として現れるのである。
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[506] [508] [509] 「発悪」とは

[韓国語] 「발악(發惡)barag」:悪足掻き(わるあがき)

● エッセンス韓日辞典(民衆林)
[名] 前後をわきまえず悪態をついたり暴れたりすること。
<使用例> 최후의 몸부림 最後の悪足掻き。

● 英語版「DIVINE PRINCIPLE」:「desperate struggle(苦しまぎれの闘い)」

● 英韓辞書サイト"Search result"
Search result for '발악' Naver Korean-English Dictionary

「最後の発悪」→「最後の悪足掻き」

 

★1989年12月3日、マルタ会談でブッシュ米大統領とゴルバチョフソ連書記長の「冷戦終結宣言」。
しかしこれは今日に至って「終結」と思ったのは西側だけであり、中国共産党初め世界の共産主義者達は自由主義国家内部への浸透工作からの革命へと移行して行った。
特に中共に於いてはソ連の失敗を教訓にし、天安門事件を契機に国内は更に党の独裁体制を強化し、新しい段階へ移行して行った。
2021年11月時点、中国・朝鮮半島・ロシアの共産主義・容共主義陣営対、米国・英国・EUの自由主義陣営、その中間に未だ態度を明確にしない日本という構図を呈している。

★文鮮明師はマルタ会談の「冷戦終結」により「勝共運動の勝利」を宣言したが、他方で「これから民族主義が台頭する。共産主義の方が国際的と言う意味では良かった。」「イスラム教の解放は共産主義解放の後になる」「蕩減条件さえ全うされればロックフェラーをまわすよ」等々、まだ先があることをも語っている。-


[507] 偽キリスト → 「偽キリストと反キリスト」 

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