我是日本人的蒙古音楽家

2005年05月18日 | 台湾旅行記

私は日本人のモンゴル音楽家です。
モンゴルで遊牧民といっしょに暮らしながら、音楽の修業をしました。
台湾のみなさんに、モンゴルの草原の風を感じて頂きたいです。
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旅の始まりの宿

2005年05月15日 | 台湾旅行記
台湾の基隆港行きの船は定刻より1時間遅れで石垣港を出港し、
入管を済ませて船外へ出たころには、午後8時を過ぎようとしていた。

そのまままっすぐ首都の台北に向かえる時間の余裕はあったのだが、
台湾の旅の始まりの街をそのまま通り過ぎてしまうのは、
もったいないような気がしたので、宿をとることにした。

宿を探すために、基隆の街をザックを背負って歩く。
いくつか宿を見つけたのだが、どれも清潔感があってよろしくない。
どうせ泊まるのなら、もっと場末の宿がいい。

汗だくになりながら街をうろついていると、
夜市(露店や屋台がひしめく歩行者天国)からほど近い路地の古びたビルに、
「旅社」と記されている看板をみつけた。

薄暗い階段をあがると、
髪がボサボサのおばぁがベットに横になってテレビをみていた。
この宿のヌシらしい。

どうも耳が遠いらしく、やたらにテレビの音や話をする声が大きかった。
こちらのいうことも満足にわからないようなありさまだったが、
そのいいかげんさが妙に心地よかった。

案内された部屋は、どぎついピンク色だった。
「ラブホテル」というよりも、
「連れ込み宿」といったほうがより適当であると思った。

ダブルベットに枕がふたつ。
布団はピンク。
カーテンもピンク。
カーテンは上部が固定され、開く事ができなかった。
夜専用の部屋ということなのだろうか。

「古めかしいつくりのわりには、掃除もいきとどいているし、
錆びた色だけど熱いお湯も出るし、扇風機もあるし、テレビもある。
まぁ、悪くはないな」
と自分を納得させてみる。

でもこの部屋で繰り広げられてきた幾多の夜の出来事を想像すると、
男ひとりで眠るのは、やはりわびしい気持ちになる。

窓の外では、行き交う人々の嬌声と車のクラクションがひっきりなしに響いている。
気持ちが昂ぶってなんだか眠れそうにないので、夜市に酒でも呑みに行こうか。

旅の始まりには、こんな宿こそふさわしい。
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沖縄黒糖土司系列

2005年05月15日 | 台湾旅行記
セブンイレブンに行きました。
『新上市 沖縄黒糖土司系列』(新発売 沖縄黒糖パンシリーズ)
という宣伝文句につられてサンドイッチを買ってしまいました。
ほんのり甘い、はつこいうちなーの味でした。
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視点の先にあるもの

2005年05月14日 | 台湾旅行記
神戸に暮らしていた時、三宮駅前での演奏を友人が聴きに来てくれたことがあった。
演奏を始めてしばらくすると、乳母車を押したおばあさんが立ち止まった。
彼女は僕を凝視していた。
その表情はなんともいえない不思議なもので、今でも記憶に残っている。
演奏を終えてのち、友人がおばあさんと話した内容を教えてくれた。

「あのひとは、いったい何をみつめて演奏をしているんだろうねえ。」

「きっとあの人は、眼には映らないものをみつめて演奏しているんじゃないかねぇ。」

「だから、あんな音を出す事ができるんだろうねぇ。」

おばあさんは、そう友人に語っていたのだという。
おばあさんの言葉は、その場所に友人が居合わせて知ることができた。
きっと僕の知らないところでもいろいろな想いが生まれ、
様々なドラマが展開されてゆくのだろう。

街頭で接する人々との出逢いは、そのほとんどが一期一会である。
それは、どこか旅先での旅行者との出逢いに似ている。
旅はとても短い期間で、出逢いと別れを繰返してゆく。
旅には始まりがあり、そしていつか終わりが訪れる。
それがまるで、人生の縮図のように思える瞬間がある。

発した瞬間に消えてゆく音に想いを込め、
漂流物のように人の波の中をたゆたう日常。

僕の視点の先にあるものは、なんだろうか。

これから、台北の街にうたいにゆく。
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旅の目的

2005年05月12日 | 台湾旅行記
僕は旅に出る際に、
その旅の中で成し遂げる目的やテーマを
設定することにしている。

今までは都会に暮らしていたので、
人の見あたらないような自然の中に没入して
自分を見つめなおすという旅が多かったのだが、
今回の台湾の旅は、それまでの旅とは逆のベクトルになった。

穏やかな時間の流れと豊かな自然に育まれた石垣島の生活から、
世界でも有数の経済成長率を誇る台湾に身を置くことによって、
激動する東アジアの奔流を感じようと試みたのだ。

台湾は動いている。
24時間休みなしに、動き続けている。

それは屋台でメシを食っていても、
コンビニで買い物をしていても、
地下鉄に乗っていても、
感じることができる。

この『動いている』という感覚に敏感に反応する事ができるのは、
これまでの石垣島での生活があったからこそだろうと思う。
実際敏感になりすぎて、
台湾に入ってから一週間程は体調がすぐれなかった。
大通りで排気ガスに胸がむかついて咳き込んだのは、
初めての経験だった。

石垣島での穏やかな生活を選択したことは、
今の自分にとって最適な手段であったと改めて思う。

健やかな精神と身体をとり戻すという意味において。

どんなに時代が移ろいゆこうとも、
けっして揺るがないものを
自らの中に蔵するという意味において。

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にあいますか?

2005年05月12日 | 台湾旅行記
 
じつに顔にぴったりでしたので、
はずしたくないような気持ちになりました。
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台北を歩く

2005年05月05日 | 台湾旅行記
昨日の昼過ぎに、基隆から台北に鈍行で入った。
台北駅近くの安宿のドミトリーにベッドを確保して、
さっそく街を歩き始める。

僕は旅に出ると、無性に歩きたくなる。
どんな乗り物に乗るよりも、
自らの足で歩く事が、
いちばんその場所の匂いを感じる事ができると思うからだ。

じつは1ヶ月ほど前に、フットサル(室内サッカー)で
足を強くひねってじん帯を伸ばしてしまい、
3週間ギプスを巻いて松葉杖をついていた。
今でも足には腫れと痛みが残り、
歩く時にはびっこをひいているという有様だ。

それなのに僕の足は、
その歩みをなかなか止めようとはしない。
もちろんギプスが外れた開放感もあるだろうし、
なにより好奇心が旺盛なのだ。

今日も歩く。
台北の街を。
汗をかきながら、
歩く。

今日はこどもの日か。
なんだか、こどもの時に還ったような気分だぜ。
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石垣港にて

2005年05月03日 | 台湾旅行記
梅雨入りしたばかりの石垣島は、いつにもまして蒸し暑く、
ザックを背負って歩いているだけで汗が首筋を滴り落ちてゆく。

今日から台湾に旅に出る。
沖縄本島より近い隣の国、台湾。
久しぶりの海外。
昨晩は妙に気分が高揚してあまり眠れなかった。

そんな旅立ち前の高揚感を胸に抱いて、
僕はこれから船に乗る。
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