Fine@Day

知らんぷりしとこ

銀嶺の人

2008年05月27日 | 読書
っということでこの感想ってやつはオレの主観ですので。
それと、カテゴリーが読書って書いてるときはネタバレがあるので。
これから読む人は読まないでね。




これが上司がラストを先に教えてくれながら貸してくれた本でした。
昭和50年くらいの話。

で、ロッククライミングの話です。
単なる山、アルパインでなくロッククライミングの方ね。

ザイルとかハーケンとか使うやつ。

本自体は、まー特にどこがどうってわけもないけど、
山はやっぱり過酷だと思います。

あとがきによれば、実在した人をモデルにしてるらしいです。

ただ、この作者がクライマーでなかったことから、
山での描写は完全に迫力に欠ける。
ちょっとがっかししたな。
もっと凍傷とか過酷な状況が目に浮かぶようなのを期待したわ。


山の小説は往々にして、
すぐれたクライマーの書いた、しょうもない文書の本か、
すぐれた小説家の書いた、クライミングの描写に迫力のない本か、
そのどっちかだって、解説にあった。

この作者の新田次郎は両方できるって解説。
でもクライマーでなかったわけでその解説にはかなり無理がある。
どっちかってと、後者じゃないかと思うわ。

ただこの人、八甲田山のなんとかとか、
有名な北壁での短編集とかもあるらしいしまた読んでみようかと思う。

そして、ロッククライミングやってみたいな~って思わせてくれる一冊ではありますな。

ってことで明日からまた違う本を読みますわ。
出先が近いのでなかなか進まないでしょうけど・・・

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