五合目着が3：37。
去年の記録を見ると、去年は3：44。なんと7分しか変わらない。やばいね？
でも去年は山頂までフラフラで5時間オーバー。
それよりはマシに登れるはず。←ホンマか？（高地順応はしてきたから）
とにかくスタート。
4：18 空の色が美しい
まだ全然登ってないのにね。
日の出はいつもドラマティックだね。
今までのいろいろな事を思い出し、見とれてしまう。
足は鉛のように重たい。でも去年よりはマシ？？と思おうとしている。
足が重たい？？ううん、気のせい気のせい。
5：17 どのへんだったかな。まだまだ下なんだけど、ご来光を迎える。
息苦しいけれど、雲海が広がり美しい。癒されるけれど息苦しい。
とにかく息を吐いて、たくさん吸い込めるように。がんばれワタシ。
この鳥居跡はどこだっけ。6：48
7：01 表口九合目
富士吉田口もだけど、何度も元祖とか新とか同じ合目があってさ・・・
いつまでたっても着かないんだよ。はーっはーっと必死に息を吐き、一歩一歩脚を持ち上げる。
でも停まって一息つかないと、心臓が動機で破裂しそうだ。
高地順応したけど、やっぱ足りないよね。体力も足りない。走力も足りない。
いつも同じ、気持ちだけで脚を運んでいる。
九合目上の鳥居（だっけ？）8：04
一体、富士宮口は何個鳥居を越えるんだっけか・・・
頭痛はないものの、気持ち悪いし、痺れる感じもあるし、ワタシ大丈夫かな。
見上げても近づかない。脚を運ぶしかない。
苦しい。本当に富士山、厳しいね。いつもいつも。もっと優しくしてくれたらいいのに。
ならやめたらいいじゃん。いやだ。登りたい。やめるの嫌だ。
なんとかして進む。一歩一歩、進めば着くんだ。
8：06 登頂 死にそうです。ババクサ。
それでも着いた。なんとかたどり着いた。4時間半かかったけれど去年よりは1時間早い。
一昨年より30分遅いけど。それでもまだなんとかなる時間。
ヘンタイ横ちゃんより。
ここで今年から剣が峰に行かないでもよくなったと聞く。
ううっ、どうしよう。今年は最低でも剣が峰に行けなければと思っていた。
でもこの体調で行く気力はすっかりなくなり、諦めて下山を選んでしまった。
いや、剣が峰のあの登りを登る勇気がなかった。ぶっ倒れちゃうよ・・・
やっと行かないことを決め、エイドで休憩。
ねこプリンごちです♪ウレチイ
気持ち悪いけどプリンはつるりと入ったよ。
剣が峰・・・来年こそは行くからね。
そして下山路へ。
自身では2017と同じ宝永山まわりのつもりだったが、ヘンタイ横ちゃんがまんま来た道を降りると言うので
やっぱそっちにする～と着いていくことにしたｗ
ちょうど降り初めて20分くらいのところで
パタオさんとすれ違う。がんば。
八合目 9：08
前には横ちゃん
後ろにはのび太クン
よこのびサンドΣ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉｷｬｰ
今回はオールほぼ一人で走っていたので、ここだけはきつい中も楽しかったなｗThanks！！
楽しかったとは言え、かなりかなーーーりきつかったな。七合目あたりまではだいぶ気持ち悪かったし。
しかもコケた。あわや顔面から突っ込みそうだったけど、セーフ。
もうね、脚もガクガクで抑えもきかなかったからな・・・
少し休憩して、また降り始めた。
六合目まで降りてきて、トイレに寄りたいのと一人で頑張らないとの思いもありでお別れ。
イエイ、ありがとう～♪
六合目 10：23
そして五合目に到着。10：32
やっとここまで来られた。長かった。去年はここでやめてしまった。（去年は11：42五合目着だった。）
今年はやめない。
でも・・・時間はかなり厳しい。
補給もしたかったが、時間はない。寄り道せず行こう。
あの時に座った階段に座り準備。シューズからワラーチへ。そして出発。ぎりぎりの時間より1時間遅い。
でもまだ諦めちゃダメ。どれだけ下りの脚が残っているか。
とにかく進むだけ。
10：50下山開始
気合を入れてスタート。同じくスタートした人とかなり厳しいと話しながらパス。
調子よく進んだが、すぐに調子悪くなる(;^ω^)
お腹が・・・(;^ω^)やっぱ来たか。とぼとぼ歩いていると後ろからのび太くんが軽快に通過。
着いていきたかったが、ダメだった・・・
歩く時間なんてないのに・・・間に合わないよ・・・でもお腹が・・・
確か2000ｍから少し下ったところに
きれいなトイレがあったはず。そこまではまだ数キロあったがなんとかがんばろうと
歩いたり、走ったりして進む。
で、そのトイレにやっと着いたら・・・ガーーーーーーーン！！！！
鍵がかかって閉まっていた(ToT)
ま、でもお腹もなんとか治まってきて、走れるようになってきていたので
また気持ちを持ち直し、残り時間と計算しながら走る。
2017も途中お腹ゴロゴロしてたよな・・・(;^ω^)
でもここはがんばりどころでギリギリのところで攻めていたよな・・・
五合目から17ｋｍで西臼塚エイド。まずはそこまでガンバと自分を盛り立てていく。
行ける行ける、あの時も頑張ったもん。
ようやくエイドに着いた。西臼塚エイド12：50 残り33ｋｍ5時間・・・
本当は浅間大社残り15ｋｍに15時には着きたいのだが、無理。
できるだけがんばらねばもう後がない。
エイドスタート13：19
ちびおにぎり一ついただいて、飲み物もらい生存チェックしてトイレによってスタート。
そんなに休んでいないつもりだったけれど、30分も経っていたのね・・・
次はカブトムシのトップガンだ。
とにかくあそこまでは稼がなくちゃ。
でもね、これがまた長くて長くて、こんなに遠かったっけと思い、とまって地図見てみたり。
だいぶ集中力も途切れてきていたんだな。
ようやくカブトムシに着いたのは14：55 あと22ｋｍ。
頭から水をかぶり、少し座って休む。いや～ここまで稼ごうとがんばったから死にそう。
メッセンジャーのタモツ倶楽部に死にそうと泣き言を言うと
『殺しても殺しても死なないから大丈夫』と言われる。なんだ、励まされてんのかなんだか。
さらに『今苦しいのなんて長い人生のほんのかすり傷だ』と。後で見るとココロに響く。
苦しいのは一瞬、あきらめると永遠。ほんとだよね。
一息ついて走り出す。
走り出すと、脇道に私設エイド？？
ありがたいね、嬉しいね。走り出したとこだけど、もらっていこう～と停まったら、
あはは、なんとタモツ倶楽部のぶちょ、タモさんだった～。
冷たいスイカに冷え冷えのおしぼり、氷、生き返ったよ。何よりココロが！
2年前のこの大会で知り合った人。ウエスとタモさん。感謝感謝です。
地元の方だけど、仕事で出張中、翌日は松本でウエスとレース出走とか言っていたのでサプライズでした。タモさんはこの後松本に行かれた模様。
忙しいのにあざっす。
ありがと～！！がんばるよ～！！（なんとタイミング悪い、下向いちゃった）
嬉しくて嬉しくて、思い切りハイになり、意地でも時間内にフィニッシュするぞと気合入れてリスタート。
次に目指すは浅間大社。
前後、誰もいない。 道も不安だが、まっすぐで浅間大社に着くと教えてもらい進む。
教えてもらったのにも関わらず、うっかり国道を突っ切るところ左に曲がってしまう。(3回目なのに(;o;))
あれ？とすぐにもどったものの、心に痛手。情けナス。なんでこんなすぐに間違うんワタシ(._.)
戻って進むが、暑くてコンビニに入る。
出て走るも脱水か？また自販機で炭酸を買って飲むが胃が痛くて飲めず。結局流す。
走れない。
何とか進もうと2017のように
(一人だけど)せーの！！って声をかけて一歩を出そうとするけれど、動かない。
せーの！！せーの！！走れないよ・・・
泣きそう。
なんとか歩いて進むのだが、どう考えてももう間に合わないし、走れないし、
なぜワタシは公園に向かうのだろうと思い始める。
荷物もすべて持っているのに公園へ。あの公園に行ったら、帰りも駅まで遠いのに
これ途中で新富士で終わったらいいんちゃうの？？
せっかくさっきあんなに元気もらったのに、また弱音出てきてメッセンジャーに泣き言。
するとウエスが『とりあえずゴールまで帰れるといいね♪頑張れ～』
そうだ、ワタシ、そのためにデポせず担いできたんだよ。
デポすると間に合わないと撤収しちゃって荷物心配だから。
そうだ、何時になっても行けばいいんだ。今年はそう思ってスタートしたんだ。
しかも今日土曜日で明日も休みだし(^^)
やっと自分を取り戻した。とにかくあの公園へ！！
とぼとぼ歩くような速度だけど、走り出した。
道が不安でスマホ見ながらチェックして（全然わかっていないという(;^ω^)）
すると車からがんばってと声をかけてもらった。
手を振り頑張りますと答え、残り5ｋｍほどで18時30分を越える。
ここで萩田さんに電話。間に合わないけれど、向かっています。
荷物デポはありません。と伝え、進む。
港の近くになり、もう暗くなり、目指す公園もどっちだかよくわからなくなる。
あっち行ったり、こっち行ったり、スマホ見たり
もう頭も朦朧としているのね。
フラフラとやっとのことで公園までのまっすぐな道へ出る。
去年は来られなかった。一昨年はウエスが来てタモさんと一緒にウイニングランだったよね。
長いな～ココ。
もう真っ暗になり、時間も19時も過ぎてやっと公園への坂にたどり着き上る。
そしてフィニッシュ、19時20分。
公園では萩田さんがちょうど撤収するところ待っていてくれてお会いできた。
時間外完走、やめるよりエライよ、とほめていただいた。
しかも、車中から声をかけてくれた女性が見に来てくれた。
彼女も出走のはずが体調悪しで出られず、旦那様の応援で回っていたそうだ。
嬉しかったな～。
1時間オーバーだけどたどり着けて良かった。諦めないでよかった。
今年もドラマティックだったな～ゼロ富士。ウエスとタモさんと出会って助けられたこの大会で
また助けられました。タモツ倶楽部ありがとう。
道中、一緒になった皆さま、ありがとうございました。
萩田さん、スタッフの皆様、今年もありがとうございました。
タイムオーバーだけどフィニッシュ嬉しいです。
で、この後がまた駅まで歩いてタイへンだったのだけど、まぁそれはさておき
公園までたどり着けたのでよし！！（来年は当たったら車で行こう・・・）
今は間に合わなくて悔しいというよりはよくたどり着けたと嬉しい気持ちです。
左の臀部もまだ痛いし、練習もあまりできなかったので、妥当な結果。
本当は山頂でオカリナ吹きたかったんだけどね。
いやぁ今思い出しても辛かった(ToT)苦しかった(ToT)
でも最高に楽しかった（ような気がし始めている。）
富士山はいつもいつもどんな時も厳しくて、
でもあきらめずにがんばったら、かならずご褒美をくれるんだよ。ありがとう。
