東京 新宿 バイク修理 「探求」 ガレージUCGブログ
日々GARAGE-UCGで如何なる修理や探求が行われ、どんなガレージライフを過ごしているのだろうか?
 




↓なんという事でしょう!匠の手によって、精度抜群、リフォームされました。曲がって見えるのはカメラのレンズの影響。
(実際は歪みや曲がりはありません。)


いつもブログ更新しなくてはと思いつつ、気づけばいつも時間が経ってしまう。
時が経つのは何気に早い。

さて不定期更新でも何気に気が向いている時に更新しているが、そこそこの情報量になってきたのであろうか?
たまにふと気になる。もともと以前から有ったXS&GX探求サイトと、このブログに移行する前の掲示板の情報量があまりにも膨大だったから、やはりまだガレージUCGブログはまだまだ情報量が少ないとも言える。そんな事を思いつつも、ここ最近、このガレージUCGブログのアクセス数が大幅に増えてきている(実は急増している)のは大変嬉しい。改めて日々熟読して下さる探求者にお礼の気持ちをお伝えしたい。ありがとうございます。

もう探求者各位はご存知の通り、一度書き出したら止まらないのがUCG総論でもあるので、何気に時間も体力も使うのだ。
書いているうちに、自分自身でアツくなり出して、手に汗かいているのなんて、もう日常茶飯事なのである。

日々の仕事やこれまでの経験を踏まえて、いかにしたらわかりやすく、よりリアルに伝えられるのか?もちろん言葉&文字だから限界はある、出来る限りいつもその限界を乗り越えられるように書く事を心掛けているが、それでもやはりこの心の叫びを完全に伝えるのは難しい。だがそれでもなお、文字を打ち続ける手は止まらない。それはつまり、自覚症状無いロックンロールであり、アツくほとばしるSoul以外の何物でも無いのである。

とまあ、これは前書き。アクセス件数急増中なので、きっと初めて見て下さる方もいると思うし、今日はそんな貴方へアツいメッセージを送りたい。画像&写真主体で見た目=体裁が良いのも素敵だけど、残念な事に私にはそんな能力や才能は持ち合わせていない。だからバイク・オートバイを通じてこの書き殴るメッセージを受け取って欲しいんだ!!

ああ、駄目だ、ついアツくなりすぎた、また手に汗をかいているじゃないか。
さて今回は、ヤマハXS/GX250&400用フロントフォークのビフォアーアフター。
このフォーク、残念な事に?というか当たり前かもしれませぬが、既に純正部品の供給は終了、廃盤なのである。
にも関わらず残念な事に事故でフォークを曲げてしまい、修理入庫する車輛が多い。年に何件あるのでしょうか?

部品が出ない車輛なのだから、もちろん事故と背中合わせのバイクであるという事は承知の上で、何が有っても事故だけは回避して下さい。その為のメンテナンスなのだから。常々ここで語っている事です。とにかく現代のバイクと違って、XS&GX事故の修理はとーっても大変なのです。既に10年以上、XSやGXの修理してきたけれど、本当にUCGがストックしてきた部品達はほとんど底を尽きかけています。通常走行による消耗品の交換やメンテナンスならまだしも、事故等で外的なダメージを受けた場合、大半の部品の供給は無いのです。

なのでXS&GX、特に250/400オーナーはそれを肝に銘じておくように。いつまでもUCGに行けば直してもらえるなんて言えなくなりつつあります。それはオーナーでもある自分自信も含めて言える事なのだ。修理のコストだって、通常の現行車で同様の修理になる場合よりも当然高くつくケースが多く、部品を探すにしても時間も掛かります。それでいて、保険がらみのケースだと、保険金もあまり期待は出来ません。減価償却的な観点から見れば、価値は無いに等しいのです。

XS&GXフロントフォークの再生は何気によくある作業です。通常走行を重ねてきただけでも30年選手なので、インナーチューブが錆だらけ&オイル漏れになっている車輛がとても多いですが、自分の思うようにマシンをコントロールし、快適にストリートやワィンディングを走る事、そして咄嗟に降り掛かる危険を回避する為には前後サスペンションやブレーキの状態を含めてトータルの車体の完成度で危険を回避出来るかどうか?はっきり分かれると言っても過言ではありませぬ。

インナーチューブもしっかり再生出来ます。そうは言っても、大前提は表面が錆びていても良いが曲がりの無い事。
多少の曲がりは修正も出来ますが、やはり金属の特性上曲がりは無い方が良い。
そんなベースになるインナーチューブさえあれば、純正よりもより錆びにくい、かつ100分の1mm台でしっかりと精度を出した新品同様の、むしろかつての新品以上にきっちりしたインナーチューブが出来上がります。

フォークアウターケースも事故や長年の使用に因って変形があったり、内部が摩耗してガタが出ているケースがこれまでに何本も確認されているので、そこも注意すべし。特に要注意なのは、アウターケースに修理や改造で溶接がされている場合。
熱でアウターケースが歪んでしまい、まともに使えなくなってしまうのである。残念ながらそんな状態になったら交換意外に他無い。

いずれにしてもマメにフォークオイル交換をしていれさえすれば、もっと良い状態がキープ出来ていたはずであろう。
本来の状態を維持出来ないままに性能が低いと嘆き改造に走る事なかれ、何が基準なのかわからないまま、デチューンに突っ走り、気づけば元に戻せない状態になり、かつての調子良く峠を走り抜けていたあの頃を永遠に経験出来なくなる事すらあるのである。それは何より一番恐ろしい事かもしれない。

本当に古いマシンを愛しているならば、そして一生そのバイクに乗り続けたいならば、定期的なメンテナンスが一番コスト的にも節約に繋がる。ちなみにフロントフォークのオイル交換時期、実は一万キロ。

それをたった一万キロと考えるか、一万キロも交換しないで良いと考えるか。
でも改めて考えてほしい。自分の家から一万キロ先という良くわからない場所までの果てしない距離を。
その果てしない距離をたった数百CCのフォークオイルがショックを吸収してくれているのである。

一万キロって言ったら、アメリカ大陸まで行けちゃうじゃないの!!

またフロントフォーク曲がったXS&GXが入庫したらどうしよう。そう考えればオリジナルコンディションを維持するのも大変です。とにかく事故や転倒だけは気をつけて、SRの足回り付ければ良いね、なんて安易に考えてはいけない。何気にコスト的に見ればどっちもどっちなのである。

それと同時にSR足はただ装着しただけでは、セッティングふにゃふにゃ。
XS&GXは車重が重いのでそれ相当のセッティングに煮詰めなくてはいけませぬ。
とは言っても、データーは豊富に蓄積しているので、その辺は万全ですが・・・

今回のこのリビルドフォーク、いつまでも長持ちしますように。

修理やメンテナンス、そしてチューニングを通じて年式の古いマシンに言える事は、何にせよ、いきなり外装カスタムとかに予算を割り当てない事。とにかく重要なのは、第一にタイヤとブレーキ、そしてサスペンション。

注意しなくてはいけないのは、特にレストアし終えた直後。レストアするのに予算を使い果たしてしまい、タイヤが当時物だったっていうパターン。だって近日またレストアなんてもうしたくないじゃないですか。それ以前に廃車になっちゃうかも。

どうしてもエンジンが掛かるようになったら、あとは適当に仕上げて、とりあえず公道デビューさせたくなっちゃうって良くある事です。でもそれが真の命取り。そんな所までトラブルシューティングしなくて良いんだって。

あー、奥が深い。
いけないいけない、気づけばまた書き過ぎた。寝なくては。


追伸・XS&GX探求者へ
新製品、オリジナル製品サイトに掲載しました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ヤマハSR400 ... yamaha SR400 ... »