↑写真は、全日本GP最終戦岡山 慌ただしかった予選後の光景
何故か、妙にカワサキ車が多く感じる昨今。
面白いもので、ある車輛をきっかけに、似たような車種ばかり依頼が続く事がある。
たまたまこの時期はカワサキの古いマシンが多いのだが、それはあくまでもたまたまなのだ。
今までの傾向としてガレージに来てくださる多くの方が不思議がるほどだった例と言えば・・・
もちろん巷ではほとんど見かける事の無いXS&GX地獄
こいつのトラブルで困る事は技術的にはほとんど何も無く、またトラブルに関しても原因を突き止めるのはUCGにとってはあまり難しい事ではない。だが、一番頭を抱える事は、カスタムという名のもとに、めちゃめちゃにされてしまったマシンが多い事多い事。それらを本来の形に戻す事がどれだけ大変で、またどれだけ部品が揃わないかという事も忘れてはならない。
せっかく手に入れたからなんとか自分でやってみようという気持ち、もちろん理解出来るのだが、やはりそのマシンがどれくらいの状態になればベストな状態なのか、自分のマシン一台で知り、達成する事は非常に難しい。
ひたすらに続くヤマハFZR地獄
この時は通算何基のキャブレターを見ただろうか?毎回続く四連ボディーで、さすがにキャブレタークリーナーに酔ってしまったんだ。
そしてヤマハ2ストローク地獄
これがまたオーナーが感じていた問題=キャブレターという事で探求を進めるも、一番ありがちな2ストロークマシンの不調=エンジンに繋がる問題で、マシンを大切にしているオーナーに一体どうやって説明しようかと悩む事もしばしばあったのである。
他にも何故か続くビッグスクーター地獄などなど
ありとあらゆる車種が無数に溢れている中で、何故、同時期に同じマシンや似た車種が集まるのだろう?
不思議で仕方ないのだが、あまり街中でみかけない同型のマシンも、二台、三台と見れば、本当にオーナーがどの程度の思い入れを持ってそのマシンを維持しているかもすぐにわかる。
乗りっぱなしの人、いつも洗車して細部までピカピカな人、ここで挙げればきりがないほどに千差万別。
細かな作業やチューニングにすぐ気づいて喜んでもらえれば一番嬉しい。
気づかれる事が無かったら、それは悲しい。
だが、きっとこうなったらマシンが調子良くなるだろうな~、考える事はただそれだけ。体を動かす原動力もそれだけ。
それはさておいて、改めて、久々(一年数ヶ月ぶり)にサイトの更新に着手している。それはこのブログサイトも含まれている。
どのようなサイトの構成が良いのか探求し続ける中、またこうしてUC事総論を書き殴る事に喜びを噛み締めたい。
実はサイトを立ち上げて気づけばちょうど七年目なのである!祝!!
今年一年、全日本GPにレースメカニックとして参戦し、新たに学べた事や経験出来た事もたくさんあったので、そういった国内最高峰のレースにおける話なども交えつつ、バイクに関するいろいろな事をこのブログの場で語っていきたい。
サイトの更新も頑張ってやるぞ~!!
自覚症状無きロックンロールに終わりという言葉は存在しない
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