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日々GARAGE-UCGで如何なる修理や探求が行われ、どんなガレージライフを過ごしているのだろうか?

アプリリアRS250 マルゾッキ倒立フロントフォークオーバーホール

2009年12月25日 | ガレージUCG探求作業
メリークリスマス!
もう知る人ぞ知る、我がUCGの旗艦XS号が盗まれたのも遠い昔。でも、この時期が来ると何年も前のこの日に忽然と姿を消してしまった我が愛機の事思い出す。それでも、奇跡的に発見出来て、未だに手元にある事、とても嬉しい。
年末気分盛り上がる巷とは打って変わって、ガレージにはいつも通りの探求時間が流れている。

そんなUCG総論染みた話はまた近日、別の機会に、もっと長々と書くとして話を変える。

さて2ストロークエンジンを搭載した車輛も街中ではめっきり見る事が少なくなりつつある。
まだ10年以上前なら、どこに出掛けても容易に見つける事が出来ていたのに。とにかく中型排気量の単車ですらあまり見なくなってきたような気がするのは気のせいだろうか?

全日本ロードレース選手権でもGP250クラスは今年限りで終了してしまった。
サーキットでも、やっぱり興奮するのはこの2ストロークの音でした。
もちろん大排気量マシンのサウンドも重厚で良いけれど、小気味良く、しかも速い感じと言えば、2ストロークサウンド。

久々にガレージにもアプリリア=RS250が入庫です。アプリリアのスクーターは、今年の夏場にアトランティックが入庫し、それ以前だと、2ストでRS125が入庫したんだっけ。

さてさて、このアプリリア、車体自体も高価ですが、部品一つ一つもとても高価です。
そして、部品納期も何気に見えない事が多く、夏場に発注掛けた部品が、この12月後半に届いたりする驚くべき状況。(←もちろん頼む部品によって納期は千差万別です。全てが遅いという訳ではない?と思いますが・・・)

やはり国産車の部品の納期よりは格段に時間とコストが掛かります。
それでも実際に間近に見れば、少し大柄なボディーがグラマラスでかっこいい!
レース用の250ccマシンだと、実はもっと小柄だったりします。市販公道マシンの125ccクラスと同レベルな感じと言えば正しいでしょうか?

このRS250、2ストロークマシンなので、本当においしいパワーを絞り出せるのは、しっかりメンテナンスを施し、それでも限られた距離と期間だけと言っても過言ではないのですが、本調子だと、かなり過激で面白かったりします。
でもやっぱり維持するにはコストが掛かる。

この車輛はもともと、倒立フロントフォークからオイル漏れがあったので、その為にフロントフォークオーバーホール作業となりました。

構造自体は倒立フォークとしてはかなりシンプルな構造ではありますが、国産車の倒立フォークとは構造が若干異なり、左右で内部構造、そして役割も異なります。しかも片側は、バラした後の組み付け、二人で作業しなくてはかなり組付けにくい。というか、どうやって一人で組上げるのだ?という構造だったりりするのである。さすがマルゾッキ。

劣化していた、フロントフォークのオイルシールを交換し、オイル漏れも無事に直り、サスペンションとして、きっちり仕事をこなしてくれるでしょう。

構造的に、特に大排気量の倒立フォークだとバラスのがかなり大変な事もある作業ですが、かなり多いメンテナンス作業なので、気になる方は是非ガレージホットラインまでご連絡下さい。
工賃自体は二万円台前半で済む事が大半です。(別途車輛ごとに異なる部品代+オイル代)


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