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アベノミックスの成否に関わる日銀の金融政策

2013-02-04 22:29:30 | 日記
2013/02/04

1月28日の文化放送で森永卓郎氏が話されたこと、こんなことか。

1月22日 日本銀行は、政策決定会合を開き、今後の金融政策の考え方を示した。

(1)物価安定の目標と(2)期間を定めない資産買い入れ方式の導入することを決定し

た。

これにより、日銀は物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率で2%とした。

また、この実現を目指し、資産買い入れを必要と判断される時点まで継続することとし

た。

当分、毎月長期国債2兆円程度を含め短期国債10兆円の計13兆円程度としている。

現行からの増加は10兆円程度となる。以降横這いが見込まれる。

一方、FRBは昨年9月のFOMC後に量的緩和第3弾を決定、MBS(住宅ローン担保

証券 国有保証会社保証付き)を毎月400億ドル(1.3兆円)買い入れることにして

いる。

期間・上限額は予め定めず、労働市場の見通し改善まで買い入れを継続することとしてい

る。

また、FRBの資産買い入れ方式はツイスト・オペレーションであり、短期国債売却・長

期国債購入を同時に行い、資金供給量は変えず、短期から長期に切り替える事で、長期金

利上昇抑制、短期金利上昇でドル支えになっている。

日米比較するに日銀のデフレ脱却目指しての実効に疑問符が付くのは明らか。

なぜなら、日銀は短期国債中心の購入であり、期限を定めていないとはいっても、長期物

の残高の積み増しがなく、長期金利安定に寄与しない。長期金利が跳ねるリスクは大き

い。一方短期金利は低下し、日米金利差より円安には振れるだろうが。

何か、やった振りをしている役人をみている様で不快感を覚えるが。