壁に耳アリ

家の電話はほとんど鳴らない。
鳴ったとしたらなんかのセールス、というのが多い。
ナンバーディスプレイの契約をしているので、どこからかかってきたかというのも分かるから、家にいても、めったに取らない。

留守電になるように設定してある。しかもコール2回で自動で留守電テープが流れるように。友人たちはそれを知っているので、私に連絡のある時は携帯か、留守電案内が流れても、家にいるだろうと何かしら喋ってくれる。実際、コール2回で受話器を上げるのはなかなかできない。

セールスの電話は、実に分かりやすい。
コールが途切れたら私が受話器をあげたと思うんだろうね。
とびきりのいい声で『〇〇の△△と申します』な～んて挨拶するくせに、『ただいま留守にしております・・・』と音声が流れたとたんに、ガチャン！と叩きつけるように切る人が多い。　中には『ピーっという音が流れたら・・・』と最後まで聞いておいて吹き込むこともなく切る人もいる。　なんなのだ？

そうかと思えば『〇〇の××と申します。本日はほにゃららのご案内にお電話させていただきましたが、お留守のようですのでまた後日、お電話させていただきます』と丁寧に受話器を置く人もいる。

どっちにしても何にしてもセールスの電話は100％近くお断り、というのが楽母の掟？なのだが、最後のパターンのセールスレディには好感を持つ。

携帯が普及して、家の電話はそれほど用をなさなくなって、うちと同じように留守電にしている家も多いと思う。
セールス電話をかけてくる人たちだって、自分が仕事に出ているときは留守電にしてあるだろうし、楽母と同じように家にいて、留守電から見えてくるもの（聞こえてくるものではないよ）に気づいている人も多いはずだ。

電話営業の人に告ぐ！
留守電＝留守とは限らない、ということを肝に命じて欲しい。
貴方たちの電話の切り方を家にいて、じっと（意地悪く）観察している人もいる、という事を忘れないで欲しい。ちょっとした事で企業イメージが上下するよっ。