こんにちは☺
いつも保育士向上委員会ブログをお読みいただきまして、誠にありがとうございます!
今回は、誤解されやすいタイプの子どもについて、つらつらと考えてみたいと思います。
まず、言葉を話せる子どもは、認知面や知的な部分も一定の水準にあると思われがちなんだけど、
実際はあまり関係がないことがあって、
多弁と思われるくらい、話が好きな子どもでも、読み書き計算なんかがとても難しかったり、
手の操作が、とても不器用なところがあって、折り紙や工作が難しかったり、
ふとんを敷くという、全体を捉えて大まかな作業をするのも苦手であったりするので、
話せる=いろいろな面で支援が必要ないってことではないんですよね。
これは、障害のある子どもと関わった経験があまりない方は、かなり誤解を受けるところで、、
〈参考:保育講座動画 障害のある子どもの支援は、保育の原点?!〉
また、勉強が出来て、生活面での支援は全く必要のない子どもでも、
友達と一緒にするような、社会性やコミュニケーションの部分では、とても難しい面があったりします。
それは、相手の気持ちを想像したり、共感することや、合わせるという部分が特に苦手なんです。
でも、勉強はできるので、コミュニケーションについての文章問題をすると、
とても模範的な解答ができたりします。
そういう支援をソーシャルスキルトレーニングSSTと言ったりしますが、SSTや応用行動分析ABAと言われる支援をするなどで、少しずつ落とし込んでいったり。
あと何か始めると終われなくて、切り替えが極端に難しかったり、
急な予定の変更にパニックになるくらい、
見通しがつかないようなことに不安になるってこともあったりでね。
そのために事前に予定を伝えておくなどするのですが、
それを単に『わがままだ!』とか、
『親が厳しく言わないからそうなったんだ!』とかで、
本人も理解されず、保護者の方も辛い思いをするということがよくあります。
あと、自閉症や自閉症スペクトラムの誤解で、
自分の世界に閉じこもっている子どもっていうのがあって、
自分の好きなことに夢中になって、周りが見えていないように見えていても、
じっくり寄り添ってみると、全然扉は閉じていなくて、
一緒に楽しむことができたり、
適切な支援をすることで、こちらの想いもしっかり伝わるし、
近寄ってきて、他児と同じように依存しようとすることもある。
一人で何かに夢中になっていたとしても、
こちらから寄り添って、共感したりして関係性を築いて、
その子どものために考えた、いろいろな支援をするってことも、可能だったりするんですよね!
〈参考:誤解されやすいけど、実は困っている子どもの支援方法集 『ここま』〉
最後まで、『言葉はよく話せるけど、、』など、誤解されやすい子どもをお読みいただき、誠にありがとうございました☺
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