遊asobu☆による保育士向上委員会

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ドラマ白夜行(2006年)を児童福祉的にみると(ややネタバレあり)

2019年08月18日 | 児童福祉な映画

随分と前のドラマを今さら見たんだけど笑

 

とってもとっても切ないドラマ。。

 

1話目でドラマの核心の事件が起きて、

 

2人の関係性が決まるので、

 

あとはどう展開するのかな?って。

 

2話目以降はずっと薄暗くて

 

低空飛行をしている感じの話。

 

でも内容がじゃなくて、

 

いろんなことが次々と起きて

 

それを乗り越える中で


2人のお互いを思う気持ちが切ない

 

という意味で。。

 

2人はまともな大人が傍に居たら、

 

そうならないような思考に

 

どうしても行きついちゃう。

 

やっぱりまだまだ未熟な子どもの考え方で、

 

悪い大人がいると巻き込まれてしまうし、

 

誰か傍にいる大人が導く義務があったと思う。

 

でもドラマの中の刑事が、

 

子どもの頃の2人に関わった大人に対して、

 

あなたのせいじゃない!と言い切ってしまっている。。

 

それが気になった。

 

実際、重大な少年犯罪が起きると、

 

みんな他人事になっているんじゃないかって、、

 

でも、子どもとは親以外にも

 

多くの大人が関わっていて、

 

必ず、誰かは気付ける状況にあったはず!

 

子どもの罪に対して

 

自分に責任があるんじゃないかって

 

関わったことのある大人が感じないと

 

前に進まないというか、

 

何も変わらない。

 

子どもとは直接関係はなかったとしても、

 

明日から気になる子が居たら、

 

声をかけてみよう、

 

もっとじっくり話を聞いてみようって。。

 

しかし最後に刑事は謝る。

 

あの時に捕まえてやれなくてすまないって。

 

そう、そうなんだ。

 

刑事としては少年でも捕まえるのが仕事で、

 

そこから出直しをさせることが本来は出来た。

 

刑事だけじゃなく、

 

すべての関わった大人が教訓にして、

 

変えていかないと、

 

被害者はもちろん

 

そうせざるを得なかった、

 

罪を犯した子どもも浮かばれないって思う。

 

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2019年08月15日 | 保育の時事問題

センバツ高校野球が盛り上がる季節ですよねー☆

 

地元の高校は?、プロに行ける選手は?ひたむきな高校生に心打たれる!とかね

 

でも、またここで水を差すようなことを言うのですが、、

 

すみません!

 

先に謝っておくと、、

 

やっぱり、高校野球の試合設定自体が尋常じゃないって思って、

 

高校生の健全育成とはとうてい言えないもので、、

 

ある投手

 

22日の1回戦149球完投

 

26日の2回戦、196球15回投げ切り、

 

28日の3回戦、130球完投 なんと中1日!

 

これはもう教育や健全育成とは言えない、、

 

人生を変えてしまいかねない、むちゃぶりだ

 

大人はまだ心身ともに未熟である、高校生を守る立場であって、、

 

心や体に傷を負う可能性のあることは避けなければいけない

 

体や才能に恵まれたとしても、

 

本人が破たんしない、将来に影響のない範囲が大前提でね

 

それを高校野球だから、注目を浴びているからとか、、

 

監督としての実績とか学校名とか

 

視聴率とか新聞の売り上げとかアクセス数とかは本人の利益とは全く関係がない

 

トレーナーはどういう根拠でgoを出したのか、

 

『本来、投げたがりなので』ってとても高校生の心身の健康を守る立場の人が言うこととは思えない、、

 

 

また先日行われた、WBCの球数制限ルールだけど、

 

 

○50球以上投げた場合、登板間隔を中4日空ける。

○30球以上投げた場合、登板間隔を中1日空ける。

○球数に関わらず連投した場合は、登板間隔を中1日空ける。

○球数制限
ファーストラウンド 65球
セカンドラウンド  80球
準決勝・決勝    95球

 

となっている

 

この差を高校生に大人はどう説明するのかって、、

 

 

このルールはかなりMLBの意向が反映されているとはいえ、

 

それは当然、怪我のリスクを避けるためであることが大きいのであって、、

 

このルールをはるかに超える、怪我のリスクの高い条件を心身ともに成長途上にある高校生に課している

 

高校野球は人生のピークだから、壊れてもいい!、テレビや新聞に載るんだからいい、

 

当面のお金になるからいいでは、高校生を守れない

 

卒業後、野球を仕事にする、しない関係なく、

 

将来含めた、子どもの利益を最優先して育成するのが、

 

大人の仕事って思うし、

 

私も含めて高校野球ファンや報道機関は

 

あまり卒業後の人生の方が長くて大事である、成長途上の高校生を

 

持ち上げすぎないように、熱くなりすぎないように見守りたいもんだなあって、、

 

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This is us の長崎原爆投下に例えたセリフについて

2019年08月12日 | 保育の時事問題

ネットでも少し話題になっていたんだけど、、

 

簡単にその場面のストーリーを説明すると、

 

子供番組に出ている俳優が『もう嫌だ!辞めたい!』と

 

収録中にキレる。

 

その後、制作か何かのパーティで

 

番組の偉いさんと会ってのシーン。

 

『辞めさせない!お前を破壊することだってできるんだ!』と

 

俳優が圧力をかけられる。

 

字幕ではお前を破壊するとあるけれど、

 

実際は”長崎”としゃべっている。

 

配慮があったんだろうか、、

 

何にしても戦争でも病気でも事件でも

 

ひどい目にあって辛い思いをしている人

 

同じ目に遭わせてやる!なんてセリフは

 

人としては非難されるところだろうし、

 

差別的発言と言えると思うんだけど、

 

でも演出として見ている側に

 

こんなことを言うくらい最低な奴!とか思わせたくて、


ひどいことを言う人間を表現したかったんだと思うから、

 

それには成功しているとも言えるが、

 

ひどいことを言う人間を表現するために選んだ言葉が、

 

”長崎”というのも悲しいことだなって。

 

あと、別の見方をすると、

 

自国が非人道的な兵器を使ったことや

 

戦争の惨劇を若者が忘れてきている、、

 

そのためにあえてというなら、

 

共感できなくはない。