映画じゃないけども、、
かなり現実を表したドラマな気がして、、
ちょっとデフォルメはしているけどもね
まず過干渉な母がいて、、
それは子どもにとっては大変な存在で、
愛情やあなたのためを思ってを
執拗に押し付けてくる、、
愛情ももちろんあるんだけども
子どもとしてはなんだか息苦しいなって思いつつ、、
自分のためにしてくれている、自分が悪いからいろいろ言われるんだから
仕方がないんだって解釈しかできない、、
まだ子どもだからね
それが物心つくと気付く、、
これは自分のためじゃなく、親自身のために親がやっていることなんだってね
いわば自己愛
愛情という薄いラッピングの中身は、
実は自己愛の塊
こうあってほしい、こんな大人になってほしいという、
自分の理想像を子どもに押し付けているだけでね
子どもといっても自分とは違う別の人格を持っている一人の人間という視点がない、、
一心同体化してしまっているというか
物心ついた子どもからしたら愛情と受け取れなくなり、
自己否定なんだって気付き、苦しむことになる
あといじめで自殺する事件が起きて、、
あれこれ調べていくうちに、
誰が一番の原因か、何が悪かったのかわからなくなる、、
屈折した先生始め、いろんな要素が見つかる、、
そこでみんなが自分がこうしたしたら自殺は防げたんじゃないかって、
悩み、考え始める、、
私はそこがこのドラマの一番とポイントかなって、、
誰かがいじめで亡くなった時、
周囲の人間はできることがなかったのか、間違ったことはしていなかったのかって、
それがもしあれば将来に活かせるはずなんじゃないかなって思う
そしてそれは社会全体が共有すべきことだと思う
スクールカウンセラーの先生の最後の言葉、、
生きることに誇りをもつ、生きてることに価値があるって話だけども、
それはわかるんだけども、
人が単独でそう思えるってなかなかないことだと思うんだよね
そう思えるには人と人との繋がりの中で、
誰かの役に立っている感覚とか、
誰かが自分がもしいなくなれば悲しむだろうとか、、
そんな感覚を持てて初めて生きているってことだけでも価値があるって思えるんじゃないかな?
あと母と子の交換日記、明日の約束ノートでの
ママは日向のことが大好きです の言葉の恐ろしさ
あの言葉を恐ろしいと感じる感覚を大人は持たなくちゃいけないって思ってね
親は一生子どもに影響を与え続ける存在であり、
子どもが大人になっても、たとえ親が亡くなっても子どもが親を超えることはあり得ないんだよね、立場上
だからこそ親はそれが自己愛なのか本当の愛情なのか冷静に考えることが必要だなあって
久しぶりに児童福祉なドラマって思ったけども、
今の子どもの生きている社会を大人が客観視できるきっかけになるようなドラマだったかなって
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