こんにちは☺ 保育士の地位と保育の向上がしたい!、保育士向上委員会ブログです!!
今回は、両親の離婚が子どもに与える影響について、改めて考えてみたいと思います。
離婚率自体は意外にも、2000年代初頭にピークを迎えた後は、婚姻率の低下に連動する形で、再び減少傾向を見せています(婚姻しなければ離婚はできないため。離婚率は「人口比」のため、婚姻している人が少なくなれば、離婚の可能性も少なくなる。ちなみに直近2022年における離婚件数は17万9099件、離婚率は1.47(/1000人)。
婚姻率や離婚率は少子化、高齢化社会、さらには単身世帯に絡むさまざまな問題とも関連しています。
しかしながら、このような傾向は、両親がそれぞれの人生を追求する結果、子どもたちのニーズや成長環境が犠牲にされる可能性も含んでいます。子どもの成長には、両親それぞれからの影響が欠かせません。
同性と異性の両方の大人からの影響を受けることで、よりバランスの取れた成長が期待できるとされています。父親と母親はそれぞれ異なる影響を持ちますが、両方の存在が子どもたちにとって重要であることは疑いの余地がありません。
当然性的マイノリティの方は、別途尊重されなければいけませんが。
離婚が子どもの成長に及ぼす影響については、複雑な視点から捉える必要があります。
離婚によって家庭内の緊張や争いが減少し、子どもたちにとって安定した環境が提供される場合もあります。しかし、愛着関係や身近に居て支援を提供する大人の数が、単純に半分に減ることは、子どもたちの発達にとって重要な支えが不足する可能性を意味します。
また、離婚によって生じる、情緒的な負担や不安も、子どもたちの健全な成長に影響を与える可能性があります。
一方で、離婚しても両親が、一生懸命に子どものために役割を果たすことはあります!
しかし、両親の影響力は二倍になるわけではなく、異性の影響を完全に補うことは難しいでしょう。そのため、離婚が子どもたちの成長に及ぼす影響は、単純に評価できるものではありません。
最近では、離婚が社会的には珍しいことではなく、一般的になってきています。そういう意味では、両親のどちらかが過度に我慢をしながら生活を共にし、子育てをすることはかなり少なくなったと考えられます。しかし、だからこそ、子どもを持つ前には、慎重な検討と準備が必要です。両親が個々の人生を追求する前に、まずは子どもたちの幸福と健やかな成長を共に考えることが求められます。
最近、共同親権やもっと子どもの意見を聴こうという、子どもの人権を尊重しよう!という動きがありますが、子どもは自ら育つ環境を選択する力も権利も持てませんでしたので、そのことについて改めて考える時期に来ているのではないでしょうか。
個人的には、離婚という明確な手段を用いる必要のない、事実婚という形がもっと当たり前のように普及すれば、子どもへの影響も少なくなるかもしれないと思ったりすることがあります。
少子化対策の一つとしても有効なのかもしれません。
余談ですが、私の知り合いの中にも結婚ラッシュの時期がありました。しかし、彼らは本当に幸せそうで、離婚の気配は全く感じられません。赤い糸で結ばれたカップルというのは、確かに存在するのではないでしょうか笑
最後までをお読みいただきありがとうございました☺
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