ある日の夜、ヒトリで歩いて帰宅途中、(この時がぶもいませんでした)
幹線道路を横断しようと車が途切れるのを待っていると、
数メートル先の道路上に黒いモノが見えました。
はじめは暗くてはっきりは分からなかったけれど、
往来する車のヘッドライトに何度か照らされるうちに、
それが車にはねられた黒い猫だとわかりました。
車が途切れるまでの数十秒の間、
ほとんどの車がよけて走り去る中、
1台の車がよけきれずに再びはねてしまいました。
やがて少し先の信号が赤になり、車が途切れましたが、
僕はそのネコに近づくことができずに、中央分離帯まで歩きました。
どうしたものかと考えながらも、その時の僕にはどうしようもないと思ったのです。
今僕が何もしなくても、朝になって明るくなれば誰かが何とかするだろう、
とも思いました。
反対車線を走る車が途切れるまでの間、
振り返ると車はなく、
ほんの数歩のところに横たわったままのネコ。
ハンカチはおろか、ティッシュ一枚すら持っていない僕。
正直に言うと、
おそらくはすでに何度もはねられているであろうそのコのことを、
素手で抱きかかえる勇気も行動力も持ちあわせていませんでした。
中央分離帯での、ほんの数秒間。
2度振り返ったその間、車はまだ一台も通っていません。
3度目、車が来る方向を見ると、まだだいぶ距離があります。
悩んだ末、僕はそのネコの元へと駆け寄りました。
抱きかかえることはできなかったけれど、しっかりと両手でつかみ、拾い上げ、
歩道脇へと連れていきました。
夜だったこともあり、僕にできることはそこまででした。
車からは逃れられても、カラスにやられるかもしれない。
どうすることが一番かはわからなかったけど、
それほど大きな損傷もなく、なによりそのカラダがまだとても温かったのを感じたとき、
少なくともあのままはねられ続けるよりはよかっただろうと思いました。
先ほどはテレビで、
殺処分された動物の骨を肥料にして花を咲かせるという取り組みが取り上げられていました。
自分には何ができだろうか。
まずは「駆け寄っていく一歩」を踏み出す勇気とココロの余裕、
そして、いざというときに素早く行動できる正しい知識と信念が必要だと、
改めて感じました。
#9910(道路緊急ダイヤル)というところが一応24時間対応となっているようですが、
もうちょっときちんと調べておかなくてはいけませんね。
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いつもありがとうございます!
幹線道路を横断しようと車が途切れるのを待っていると、
数メートル先の道路上に黒いモノが見えました。
はじめは暗くてはっきりは分からなかったけれど、
往来する車のヘッドライトに何度か照らされるうちに、
それが車にはねられた黒い猫だとわかりました。
車が途切れるまでの数十秒の間、
ほとんどの車がよけて走り去る中、
1台の車がよけきれずに再びはねてしまいました。
やがて少し先の信号が赤になり、車が途切れましたが、
僕はそのネコに近づくことができずに、中央分離帯まで歩きました。
どうしたものかと考えながらも、その時の僕にはどうしようもないと思ったのです。
今僕が何もしなくても、朝になって明るくなれば誰かが何とかするだろう、
とも思いました。
反対車線を走る車が途切れるまでの間、
振り返ると車はなく、
ほんの数歩のところに横たわったままのネコ。
ハンカチはおろか、ティッシュ一枚すら持っていない僕。
正直に言うと、
おそらくはすでに何度もはねられているであろうそのコのことを、
素手で抱きかかえる勇気も行動力も持ちあわせていませんでした。
中央分離帯での、ほんの数秒間。
2度振り返ったその間、車はまだ一台も通っていません。
3度目、車が来る方向を見ると、まだだいぶ距離があります。
悩んだ末、僕はそのネコの元へと駆け寄りました。
抱きかかえることはできなかったけれど、しっかりと両手でつかみ、拾い上げ、
歩道脇へと連れていきました。
夜だったこともあり、僕にできることはそこまででした。
車からは逃れられても、カラスにやられるかもしれない。
どうすることが一番かはわからなかったけど、
それほど大きな損傷もなく、なによりそのカラダがまだとても温かったのを感じたとき、
少なくともあのままはねられ続けるよりはよかっただろうと思いました。
先ほどはテレビで、
殺処分された動物の骨を肥料にして花を咲かせるという取り組みが取り上げられていました。
自分には何ができだろうか。
まずは「駆け寄っていく一歩」を踏み出す勇気とココロの余裕、
そして、いざというときに素早く行動できる正しい知識と信念が必要だと、
改めて感じました。
#9910(道路緊急ダイヤル)というところが一応24時間対応となっているようですが、
もうちょっときちんと調べておかなくてはいけませんね。
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いつもありがとうございます!
Twitterではお世話さまです。
かぶつかいさんの心意気、そして行動出来たこと、素晴らしいと思います。
見習いたいです。
涙が出ました。
ありがとうございます。
先月ボーダーをお迎えしたばかりの新米です。
私の家は田舎なので、よく道路に狸やらイタチがひかれたまま放置されてるのに出会います。
私もいつも同じようなことが頭をよぎるのですが、何もできずに走り去ってしまいます。
心の中でごめんねっていうぐらいしかできずです。
ホント、読ませていただいて、軽くショックを受けた感じでした。
今後、できるかどうかわかりません。
(交通量が多いのもあります)
だけど、「命」であったことにもっと目を向けてあげたいととても思いました。
ありがとうございました。
そして、猫ちゃんを思いやってくれてありがとうございました。
本当は道路のハジにでもよけてあげたいのに、そんな行動さえ躊躇してしまうのってなぜでしょうね。
直後だったらしいとは、余計にショックが大きいです。
その温かさが切ない、、、。
私は人間のためにごめんねという気持ちで、手を合わせていますが、、。
そのネコちゃんは、最期にがぶつかいさんに気にかけてもらって幸せでしたね。
安らかに成仏しますように;;
こちらこそ記事更新のお知らせ(笑)におつきあいいただきまして、いつもありがとうございます!
いえいえ、今までは何もできずに通り過ぎてきましたし、
つぎ同じようにできるか・・・正直どうかはわかりません。
難しいですよね。
でも考えつづけていれば、そのうちよりよい行動がとれるようになるのではと思っています。
なんといいましょうか。
今までは何もできずに通り過ぎるばかりでしたし、
今回も振り返った時に車が途切れてなかったら、
途切れるまで待ってまではできなかったと思います。
でもいろんなことを考えるきっかけにはなったと思います。
そしてNutsuままさんのようなやさしさと行動力を少しでも見習っていけたらと思っております。
何も出来ない人を責めることはできませんが、がぶかいさんのように手を差し出すことができる方を心から尊敬します。
事故などで命を落してしまった動物に何もできないとき『ごめんね』と想うと、相手は寂しく思ってしまうので『安らかに眠ってね』と想うのがいいと聞いたことがあります。
その猫さんもがぶつかいさんのやさしさに触れられて安らかに眠れるといいですね。
ご訪問、そしてコメントありがとうございます!
ボーダーを迎えられたばかりなんですね。
さぞご苦労も多いことでしょう(笑)。
でもその分、楽しいこともいっぱいありますよね。
そうですかぁ。
僕が幼いころはまだ野良犬や野良猫もいましたし、
ひかれてしまったコを見かけることも結構あった気がします。
最近は野良のコは見かけなくなったこともあって、そういう場面に出くわすこともあまりなくなっていました。
でも確かに少し郊外へいけばいろんな動物たちに出会うこともありますので、そういうことも多いんでしょうね。
そして僕もいつもだったらそのまま何もできずに素通りしてました。
徒歩だったこと、はねられた直後だったこと、目の前で再びはねられたこと、車が途切れた時間・・・など、
いろんな要素が重なってこういう行動をとったに過ぎないんです。
でもそうですね。
「もう死んでしまってる」と、この後のことばかりを考えてしまいがちですが、
「命であった」というこれまでのことにも目を向けてあげたいですね。
こちらこそステキな考え方をありがとうごさいます。
がぶつかいさんの行動は、本当に本当に意味のある、そしてその猫にとってとても優しいことだと思います。
きっとあのまま道路にいるよりも、旅立ちやすくなったと思います。
今の社会で、こういった事故をゼロにするというのはなかなか難しいことだと思いますが、がぶつかいさんのように一つ行動を起こすことが何かにつながっていくと信じています。
この先、こういった状況で必ず行動に移せるかはわかりませんが、心の準備というか、自分に出来ることを考えていこうとすごく勉強させていただきました。
たくさん胸にこみ上げるものがありました。
猫さんがどうか安らかに眠りますように…。
僕もいつも何もできずに見過ごしてきました。
「拾い上げて、よけてあげる」だけ。
それだけのことなんですが、いざやろうとおもうと難しいものですよね。
僕も今回はたまたまいろんな要素が重なって、こういう行動をとったわけですが、
これからもできるかといえば、正直難しいです。
手を合わせていらっしゃるとのこと。
それだけでも十分すごいことだと思います。
むしろ、いろんな事情を考慮すると、その方がいいという意見もあります。
ただ、今回はこれでよかったんだと、自分では思うことにしています。
いつかこういう事故がなくなるといいですよね。