ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2009-11-18 | 展覧会のお知らせ
志野 瀬戸黒 黄瀬戸
堀 一郎 陶展
11月27日(金)~12月11日(金)


1952  岐阜県瑞浪市に生まれる
1971  多治見工業高校デザイン科卒業
      加藤孝造氏に師事
      以後、公募展に出品
1984  瑞浪市大湫に穴窯を築く
      この頃より個展のみにて作品発表
1997  大草に移転、工房と穴窯を築く






意外なことに、志野、黄瀬戸、引出黒の本場である美濃地域で
それらを穴窯で焼いている人はごく僅かです。
作り手の思うように、なかなか焼き上がらないと云うのが主な
理由のようですが、堀一郎氏でも約一割、たまには全滅の時も
ありました。
それでも穴窯焼成を続けておられるのは、堀氏独特の造形に
融合する色、釉調の微妙な変化、深み、重厚感は穴窯でないと
出来てこないとのことです。
このたびは、堀一郎氏の従来の志野と少し雰囲気の違う作品、
黄瀬戸、いつもはあまり数ができない瀬戸黒を、若干多いめに
出品していただきます。
                 ギャラリー縄 尾崎正男














































展覧会案内

2009-11-09 | 展覧会のお知らせ
唐津
梶原 靖元 展
11月6日(金)-14日(土)

1962   佐賀県伊万里市に生まれる
1980   有田工業高等学校デザイン科卒業
       唐津焼窯元に弟子入り
1986~94京都で修業
1995   唐津市内で独立
1998   唐津市相知に移転 穴窯を築く
       以降 全国各地で個展

梶原靖元さんは今、進化している最中の陶芸家です。
古唐津や朝鮮古陶磁の探索を通じて得た、独特の解釈により
胎土、釉、焼成を工夫して唐津焼を制作されており
私も、一部賛同するところがあります。
ところが、従前の作品は、学究、実験考古学的な気配が濃厚で
現代の陶芸として、すこし物足りなさも感じていました。
しかし、昨年あたりから拝見するたびに作品に変化が見られ
凛としたなかに、潤い、雅味のあるものになってきました。
今、興味をもって見つめている陶芸家の一人です。