展覧会案内

加古勝己　陶展
　7月18日（金）－26日（土）

かねてより加古勝己氏は、器用でセンスのいい、京都の人らしい
陶芸家だと思っていました。
器用さは物づくりの必須条件でしょうし、さらに大事なことはセンスの良さです。
ただし、　器用でセンスのある陶芸家は、世の中にままおられます。
最近、加古さんの場合は、それ以外に何かがあるように思えてきました。
以前からの「倭刻陶」、田部美術館受賞作の「雫碗」、現在の「灰赫陶」など
からは、独創的でありながら違和感の無い、われわれ日本人の心に自然に
伝わってくるものがあります。
これは、なかなか他に見出しにくい、加古勝己さんの特性だど考えています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

展覧会案内

矢野　太昭　新作展
　　　　ガラス・テラコッタ

　7月4日（金）－12日（土）



小さい頃から色を混ぜすぎて子供らしい絵が描けない
子供でした。その性癖は今も残っています。
最近は、ガラス、金属、土などの異質な素材を
一つの作品にまとめることに惹かれています。
それは「混ぜる」というより未知の和音を探している、と
言った方がいいかもしれません。
そして素晴らしいハーモニーを奏でるためには
ソリストとしての技能も磨かねばなりません。
どうやら人生は短かすぎるようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　 矢野　太昭