ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2007-10-28 | 展覧会のお知らせ
ピーター・カラス 陶展
10月26日(金)-11月3日(土)


1951  アメリカ・ニュージャージーに生まれる
      (オペラ歌手マリア・カラスの甥)
1974  日本の桃山陶に魅せられて来日
      各地の古窯、陶芸家を訪ね、行脚
      帰国後、ニューヨークに穴窯を築く
1987  故郷のニュージャージーに窯、工房を移転
      世界各地で個展、グループ展

 

 

 

 

 

 

 

アメリカにおける、穴窯作家の先駆者的存在であるピーター・カラス氏の作品には、
その焼成技術もさることながら、動きのあるダイナミックな成形に感心させられます。
土の特性を生かした流動的な造形、そこにはむしろ今日の日本の陶芸界では見出しにくい
桃山の志野、伊賀などの持つ、自由で破天荒な躍動感が漂っています。
形骸を写すのではなく、その精神を感得した芸術家の作品と言えます。

展覧会

2007-10-11 | 展覧会のお知らせ
全 日根 作陶展
10月5日(金)-13日(土)

1947    京都市に生まれる
1966~71 大阪市立美術研究所にて
        デッサンを研修
1975    奈良にて作陶を始める
1988    三重県に移転 薪窯を築く
        以降 各地で個展

 

 

 

 

 

 

一昨年、全日根さんと20数年ぶりに再開しました。
往時、全さんは、奈良の、あやめ池公園の近くに住んでおり
そこで何度か酒を酌み交わしたことがありました。
精悍な風貌の、画家志望の青年だったと記憶しています。
当時から既に作陶もされていたようで、その後三重県に
移住し作陶を続けておられると聞いていましたが
再開後、拝見した全さんの作品は、古いのか、新しいのか
判らない、独特の雰囲気のある不思議な焼き物でした。
永年の経験による、陶芸としての工芸的な技術に裏打ち
されているのでしょうが、そこには画家としての意識
眼差しが根強く反映しているように思います。