ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2008-12-25 | 展覧会のお知らせ
   唐津西岡小十 回顧展
2008年12月24日(水)-2009年1月10日(土
      12月30日~1月4日 休廊

唐津の西岡小十先制の回顧展を、開催させていただきます。
西岡小十先生には、昭和50年(1975)から亡くなられた平成18年(2006)まで
随分お世話になり、セントラルギャラリー時代から現在のギャラリー縄でも
何度も展覧会をして頂いて、唐津焼のことを色々と教えていただきました。
しかし、亡くなられた後今日までも、作り手、鑑賞者側ともに、西岡小十先生の
影響が強く残っているように思われます。
次代の唐津焼を模索するには、西岡小十先生からいったん離れ、古唐津を
見つめなおすことが必要ではないかと考え、今年は、6月に坂本祐作氏
11月には梶原靖元氏の個展をいたしました。
視点、手段の違いがあるのですが、お二人の作品に古唐津の気配を感じた
からです。大いに参考になりました。
ここで改めて、西岡小十先生の初期の作品から晩年の物まで展示させていたたき
小十唐津の独自性を再認識し、これからの唐津焼を見ていきたく思います。






















大正 6年  佐賀県唐津市に生まれる
昭和28年  古唐津の古窯址の発掘を始める
昭和46年  小山冨士夫先生指導による割竹式登窯、小次郎窯開窯
昭和49年  古唐津陶片展および初個展を開催 姫路山陽百貨店
        以降、全国各地で個展
昭和51年  荒川豊蔵先生来窯 
昭和55年  藤原 啓先生来窯
昭和56年  絵班唐津を復元
        荒川豊蔵先生命名の小十窯を築窯
昭和58年  梅華皮唐津を復元
平成 元年  古希を記念し「唐津古陶の伝統求めて」西岡小十とその作品を刊行
        小十下窯を築窯
平成11年  石川県辰口町に登窯を築窯
平成18年  没(89歳)
         


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2008-12-16 | 展覧会のお知らせ
  全 日根 展
12月12日(金)-20日(土)

全 日根さんの陶房は、ある種雑然としているのですが
独特の雰囲気があります。そこかしこに置かれている
作品から漂う気配が濃厚です。
ささいな事かもしれませんが、どの作品も丁寧に作られており
彫刻家が石を刻んだり、油絵画家が絵の具を塗り重ねたりするのと
同様の意識と作業のもとに焼き物が造られているように思います。
私と同世代の陶芸家ですが、今日にいたるまでの軌跡、
蓄積が並み大抵のものでなかったことが想像されます。

 

 

 

 

 

 

 

1947    京都市に生まれる
1966~71 大阪市美術研究所にてデッサンを研修
1975    作陶を始める
1988    三重県に移住、薪窯を築く
        以降、全国各地で個展


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2008-12-02 | 展覧会のお知らせ
寄神 宗美 陶展
  YORIGAMI MUNEMI
    ~12月6日(土)

(DM紹介文)
京都の寄神宗美氏の個展を、ギャラリー縄において催します。
寄神氏は、かっての走泥社を基点としてRE-CREATIONSという
独自の手法の造形作品を、海外でも意欲的に発表してきた陶芸家です。
焼き物のオブジェといえば、われわれの日常生活に縁遠いものと
思われがちですが、日本では縄文時代の比較的早いころから
器とともに、かなり抽象化された人物や動物などの、いわゆる
土偶が作られており、生活の中にありました。
縄紋式土器の形や装飾なども、実用的な機能性だけでは理解できません。
かねがね焼き物とは、そのようなもの、私ども日本人にとって日常的な
実用品であるとともに、精神性をこめた造形物でないかと思っていました。
このたびは、壁を飾る、床に置くオブジェのはか、花を生ける、食べ物を
盛るものなど、生活空間を彩るいろいろな作品を出品していただきます。

 

 

 

 

 

 

 

1944  京都市に生まれる
1969~72  八木一夫氏に師事
1980  走泥社同人になる
1987  八木一夫賞展 優秀賞
1991  第47回FAENZA国際陶芸展 金賞受賞(イタリア)

コレクション

京都国立近代美術館
愛知陶磁資料館
滋賀県立陶芸の森美術館