ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2007-05-26 | 展覧会のお知らせ
村上 躍 陶展
5月25日(金)~6月2日(土)

1967 東京都に生まれる。
1992 武蔵野美術大学短期大学部専攻科
    工業デザインコース卒業
1993 以降、個展活動

タタラ作りと手びねりによってなる作品には
作者の想いと、造形上の感性が確実に反映されています。
簡潔でシャープな形ですが、指跡と化粧土により
暖かみも感じられます。













(展覧会の所感)
村上躍氏の、食器、茶器、注器は定評のあるところですが
私としては、村上氏を陶芸家、造形作家として総合的に見て
評価したく思っています。
今日、陶芸の作品、作家の一部には無機性、無記名性が
現在のライフスタイルに合った、心地よいものとして
もてはやされている傾向もあるようですが。
簡潔で整理された形であっても、村上氏の作品には
人の手によってなる、暖かみと存在感があるように思います。





展覧会案内

2007-05-16 | 展覧会のお知らせ
岸野 寛 陶展
5月12日(土)~19日(土)

1975 京都府精華町生まれ
1994 京都市立銅駝美術工芸高校陶芸科卒業
   伊賀焼土楽窯当主、福森雅武氏に師事
2004 独立、伊賀丸柱に薪窯を築窯

 

 

  





(展覧会紹介文)

 伊賀丸柱在住、岸野 寛さんの陶展を開催させていただきます。
 まだ30歳過ぎの若い人ですが、古陶をよく見つめた上での
 作陶には、一種の気品さえ感じられます。
 その手法は信楽風の焼〆、黒釉、白釉などですが、ことに
 長石系の白釉には、李朝白磁を彷彿させるものがあります。
 食器にも心を傾けており、育つ器作りを目指しておられます。

(展覧会後の所感)
 奇をてらった焼き物も多い今日ですが、岸野さんのような
 当たり前の焼き物も良いものです。
 まして岸野さんのような若い人が、それを目指し作っている
 姿を見ますと、「ほっと」します。
 会期中、寸暇を惜しんで、現況の薪窯とは別に、穴窯を
 造っておられたようですが、完成後の、次の作品も
 楽しみです。