ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2008-09-29 | 展覧会のお知らせ
唐津
梶原 靖元 陶展
10月3日(金)~11日(土)



1962 佐賀県伊万里市に生まれる。
1980 有田工業高等学校デザイン科卒業
1986~94 京都で学ぶ
1995 唐津市内で独立
1998 唐津市相知に陶房を移し
     穴窯を築く
(DMの紹介文)
唐津焼を見つめ直す作業の一連として、6月の坂本祐作氏の次に
唐津在住の陶芸家、梶原靖元氏の個展を開催させていただきます。
このお二人は、ある意味で対極にあると思います。
年齢の差はともかく、作陶に関しては坂本氏は素人と言えますが
梶原氏は、若い頃から陶芸家を目指し、唐津焼きの窯元で修業したのち
さらに京都で作陶の幅を広げて、唐津に戻ってきた陶芸の専門家です。
唐津焼のルーツを探究すべく、朝鮮の古窯を見聞し、一定の見識をお持ちです。
唐津焼の素材についても考え方がずい分と違うようで、唐津焼を制作する人で
梶原氏は、土の専門家である坂本氏に頼らない、数少ない陶芸家のようです。
その他、もろもろの違いがあるようですが、二人とも唐津に在る素材を使い
制作することを、なによりも大事にされています。
ところが不思議なことに、私にとって、お二人の作られる焼き物には共通の
感があり、古唐津の気配が受け取られます。
それはどういうことなのか知りたく、このたびも展覧会を通じて学びたく
思います。