診察室でのひとり言

日常の診察室で遭遇する疑問、難問、奇問を思いつくままに書き記したひとり言

小梅と散歩

2021年12月24日 | ブログ

外に出るのが億くうなこの頃であるが、今日も小梅と散歩に出かけた。小梅の散歩はいつの間にか私の役目となり、8 年間二人(一人と一匹)だけの時間を楽しんでいる。私と小梅は同じ 11 月生まれ。先月小梅は 8 歳になり、私は遂に還暦を迎えてしまった。最早、小梅を散歩に連れて行くというより、小梅が私の散歩に付き合ってくれていると言った方が適当なのかもしれない。真夏はアスファルトの暑さで小梅は朝しか散歩ができないため、私は毎朝 5 時半に起きて出勤前の 1 時間、散歩に付き合っている。冬になると流石に朝の散歩は困難で、夕方になる。週 3 日は私の帰宅が遅いので、散歩はできない。こんな日は、庭で遊んでいるようだ。残りの 4 日は、夕方に散歩に出かけるが、流石に最近は寒いので散歩をすっぽかそうと、ダイニングで腰掛けてコーヒーでも飲んでいると、小梅は時計が読めるか、5 時半になるといつも私の足元に寄ってきて、小さく咽を鳴らし、伸び上がって両足を私の膝に置き、『 行こ、行こ 』 と左足で私の膝を掻く。この仕草にはメロメロになってしまい、『 わかりました。行きましょう!』ということになる。本来、小梅が散歩に行きたいのでこのような行動をとるのであろうが、今では私の足腰が衰えない為に、寒い日でも小梅が付き合ってくれているのだと理解するようにしている。ゴルフで帰って来た日も容赦なし。結構山歩きしてきたのだが、更に 1 時間の散歩。散歩ルートはいくつかあるが、どのルートになるかは小梅が決定する。どのルートも1時間はかかる。用を足したり、すれ違う犬と挨拶したり、あちこちにマーキングをしたりと忙しい。小梅も我が家に来て 8 年。人間に例えればいいおばちゃんの年齢である。当初、ひやかしで覗いたペットショップでの出会い。一緒に居た長女がガラス越しに小梅を覗いていたら、店員さんに抱っこしてみますかなんて言われ、容易に抱っこさせてもらった。長女の膝の上にチョコンと座って身動きもせず、連れて帰ってと言わんばかりのオーラを発していた。この日はひやかしの如く店を出たが、自宅に帰ってからもこの子犬のことが頭から離れない。家族に犬を飼う(買う)ことを了承してもらい、翌日引き取りに行った。兼ねてより、犬を飼うことを一番反対していた私が言ったものだから、家族は驚きである。家族総出で店に迎えに行き、帰りの車内で犬の名前を提案しあい、結局 『 小梅 』と決まった。これが小梅との出会い・縁である。後付けであるが、実は小梅は人間でいうクオータで、父方のおじいちゃんが、アメリカ生まれ。フレンチブルドッグなのにアメリカのクオーター? このおじいちゃん犬、アメリカとメキシコでのドッグショーでチャンピオンの称号を得ている。母方のおじいちゃんは日本生まれで、これまた日本のドッグショーでチャンピオンの称号を得ている。曽祖父までの 4代の家系図が描かれた国際公認血統証明書というものが自宅に送ってこられ、これらが記されていた。これまたオッタマゲた。凄い犬なんだ!と家族で暫く眺めているといった面白い光景を思いだす。我が家はどんな家系なのか全く知る由もないが、精々、娘たちにすれば 4 代前まではさかのぼることができるが、この家系にはチャンピオンはおらず小梅以下である(笑)。1 年ほど前から小梅の瞳が白内障のごとく白く濁りだした。騙されたと思いつつペット用のルテインを購入し、朝、夕の餌に混ぜて食べさせていると、何と今では以前のように澄み切った瞳に戻っている。へえ~、効くんだね! 私も、2 月に網膜剥離になり眼科に定期通院しているが、少し白内障が出だしていると指摘されている。小梅に見習って明日、ルテインを買いに行って試そうと思う。

 

 

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