サンタクロースって、誰？

ひどく、季節はずれですが...

子供を持って、強く思ったことがあります。
「サンタクロースは、観念を取り去るためのヒントを大人に与えてくれるんだ」

１年に１度、世界中の大人にそのヒントが与えられます。特に親には効果があります。

通常多くの人は、「子供に夢を与えるために、考え出された人物」と考えているのではないでしょうか。
でも、「いくつまで、子供にサンタを信じてもらえるだろう？」と思いつつ、とにかく子供にばれないように、「何をサンタさんにお願いするの？」「えっ、具体的に言っておいた方がいいよ、お父さんからもサンタさんにお願いするから」とか言って、欲しいものを聞き出し、完璧にサンタを演じようとします。

それに、いつもだったら大人から見てよくないものは「それは、ダメ！」と言って与えませんが、サンタさんは「ノー」と言いませんから、何でも OKを出さないと行けません。

ここで、大人なりの価値観・観念を捨て去る瞬間がやってきます。「１年に１度だからまぁいいか」。信じきった子供が、朝、サンタさんにお願いしたおもちゃを目にするととんでもなく喜びます。その顔が見たくて、サンタさんになりきる訳です。

なんと、サンタさんは、こんなところに住んでいたのです。

そうです。サンタクロースは、あなたの子供を愛する心そのものだったのです。
そうであるなら、サンタは存在します。

いかがでしょうか？
こう考えると、「サンタさんは本当にいるよ」ということを、自信を持って、しっかり子供に話すことができると思います。「いつか解るよなぁ～」という後ろめたさは感じるスキがありません。

サンタを演じていると、いつの間にか「サンタは実在しない」「夢物語はありえない」といった観念を別のイメージに塗り替えている自分に気づきました。


私自身は、この考えに出会えたことに、世界中の子供たちの存在に感謝したいと思います。