7月25日、文楽夏休み公演、昼の部名作劇場に行ってきました。文楽人形の鬘を作って
おられる会社の会長さんから招待券を頂いたのです。
「文楽が好きです。文楽協会に対する大阪市の補助金削減はおかしい。」と、誰彼なしに言って
いたのですが、鬘屋さんの会長さんのお耳にも入り、ご招待券を頂いたんです。
大阪で生まれ、大阪で育まれた「人形浄瑠璃文楽」。2003年にはユネスコ
「世界無形文化遺産」に登録されました。
夏休みなので、第1部は親子劇場「金太郎の大くも退治」「瓜子姫とあまのじゃく」
第2部は「妹背山婦女庭訓」第3部は「夏祭り浪花鑑」
第二部の招待席右側、床の近く。床とは、客席舞台に張り出した、小さな舞台です。そこで、
大夫さんとお三味線弾きが浄瑠璃を演じるところです。三味線の弦のうねる音まで聴きとれる
席で、義大夫を堪能することができました。
「妹背山婦女庭訓」は、大化の改新の前夜を時を江戸時代に移したものです。
鎌足の息子淡海(求馬 和生)に恋をした酒屋の娘お三輪の、悲恋の物語です。
今回の上演は、五段構成の四段目にあたる部分で、七夕の風物を背景にした
お三輪の恋の行方の切ない物語の進行です。
お三輪の憐れが、豊竹咲大夫さんと三味線の鶴沢燕三さんの義大夫でなんとも、
情感深く表現されて大満足。勿論、桐竹勘十郎さんのお三輪も見事でした。
大満足の一日でした。ふくは、もちろんペットシッターさんの見守りでお留守番。任せて安心。
昨日7月31日夕方の雷は凄まじかった。4にゃんたちは、尻尾と口元を膨らませて、
上へ下への大騒ぎ。ドラミさんとくろちゃんは、とりあえず押し入れに避難。ふくといえば、
むくっと、起き上がって「なんか、音がしましたね。」くらいの反応。どんだけぇ~。
ほとんど聴こえていないんだわ。雷で発作も起こらずよかった。よかった。