『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: なーさんの詩より
DATE: 11/07/2011 08:21:43 PM
DATE: 11/07/2011 08:21:43 PM
『マーガレット』
朝の光集めて花にしたようマーガレット
檸檬と緑の風をレースのドレスの裾に
歌うようにゆれてゆれて
ゆれて ゆれて
プリズムの雫を散りばめて野原の中で
水晶のハミングが運んでゆく 涼やかに
更紗に恋模様のせて
シルエットミューズ
ありふれた風景が愛しく思えてくる
どこにでもいるような君が美しくて
大切な花だと 気がついたときから
若草の野に白いメロディ マーガレット
咲き初めし季節 花びらは小さな鍵盤
気取らない微笑み
咲かせて ゆれて
風の精霊達のお気に入りの髪かざり
水と光で編んだシルフィーズ ティアラ
生まれたての希望の
空の色 奏でる
胸の中に柔らかな風が満ちてゆく
ありふれた白い木綿のような花が
愛しい人だと 気がついたときから
ただ生きているあたりまえのことが
君がここにいる それだけのことが
愛しい時間と 思い出 大切な花
ルルル・・
DATE: 11/07/2011 08:24:41 PM
『光の竪琴』
夢うたかた ゆらめくヒスイの色
愛まぼろし 胸に揺れるオーロラ
美しきかな 神秘なる命の鼓動
透明なる 虚空を越えて届く
光のふりそそぐ 白夜の地に
輪を描き渦まいてまいて 幻想
優艶なる女神の 天空におどりて
永遠なる祈り ひととき百花燃ゆ
ざわめいているよ ざわめいているよ
魂が光になる ゆららゆらら るうるうるう
夢うたかた 淡色の天の華
愛まぼろし 凍る夜の弦の響き
美しきかな 何億の光る絹ぎぬ
透明なる 真空を揺れ泳ぐ
命運ぶ天駆けの 銀の小船
紅き星捕まえて 幾万年旅路
雅かな女神の絹裾 綾織の波
無数なる 光の魚の風の乱
ざわめいているよ ざわめいているよ
魂が光になる ゆららゆらら るうるうるう
ざわめいているよ ざわめいているよ
魂が光になる ゆららゆらら るうるうるう
DATE: 11/11/2011 02:52:45 PM
『あなたらしく』
あなたらしく生きてください
たとえそれが平凡じゃなくても
たとえそれがとっても平凡でも
あなたらしいのが一番いい
花は花 鳥は鳥 空は空 山は山
ないものねだりは世のつねなれど
無くしてわかる 素直にあるままに
あなたらしいのが一番いいと
あなたらしく生きてください
たとえそれが華やかじゃなくても
たとえそれがキンキラキンでも
あなたにとって自然ならばいいよ
宝石は宝石 土は土 孔雀は孔雀 鳩は鳩
どちらが良いとか悪いじゃないよ
光も闇も 戦いも休息も
あるがゆえあるがまま 天と地のように
あなたらしく生きてください
あなたらしく生きてください
あなたらしく生きてください
あなたらしいのが一番いい
あなたらしいのが一番いい
あなたらしいのが一番いい
DATE: 11/11/2011 02:53:47 PM
『結晶 (crystallize)』
心の中に渦巻いていたエナジー
突然にひとつの形になってゆく
求めながら掴みきれなかった
綺麗な結晶が出来上がっていく
紅水晶 黄水晶 紫水晶 虹水晶
ローズ シトリン アメジスト レインボー
まだ形のないもどかしさ塵と飽和
透明な花に花が重ねて咲いてゆく
たとえ見えなくてもあなたの心にも
ドリームダストがたくさん光ってる
いつかきっと crystallize 結晶の時が来る
生きることは全てがあなたの土
夢の根がその中で育っていく
見えなくても深く静かに そして
時がくれば 夢水晶の花になる
まとまりのない霧のような混沌が
要素がひとつに集まり織りあがり
雪のように宝石のように生れる
その手の中に未来色の群晶が
今は見えなくてもあなたの心にも
ドリームダストがたくさん光ってる
いつかきっと crystallize 結晶の時が来る
DATE: 12/05/2011 10:24:38 AM
『懐かしき地へ』
ばら色と朱金色の空の波
たそがれ前の雲の群れの中
一羽の白いハトのシルエット
帰るのか旅立つのかいづこ
羽ばたきは力強く胸に
焼きついて青き翼シルエット
坂道はゆっくりと風景を
心安らぐ場所へと巻き進め
人は小さくて時は果てしないと
思いつめた花の色は瑠璃の夢
懐かしき地へ 懐かしき地へ
そこが未来でも思い出でも
懐かしき地へ 懐かしき地へ
最後にたどりつきたい
あめ色と紅の責めぐ空
たそがれ過ぎ雲のうつろえる
白い靴の少女くちずさむ歌
あこがれかそれとも足跡か
夜のとばりは空を抱きすくめ
夢を描きあしたを造りだす
ゆっくりとゆこうゆっくりと
たゆみなく月日のように
終わらないことが君の翼だから
愛つむぐ糸は今も待ちつづく
懐かしき地へ 懐かしき地へ
遠くでも近くでもあるような
懐かしき地へ 懐かしき地へ
最後にそこで眠りたい
DATE: 02/19/2013 04:41:42 PM
『空に恋をしよう 花に恋をしよう』
恋をしよう 恋をしよう 空に恋をしよう
恋をしよう 恋をしよう 花に恋をしよう
100歳に なったって 101歳に なったって 102歳に なったって
恋をしよう 恋をしよう 恋をしよう 空に恋をしよう 花に恋をしよう
やわらかな 風の口づけを 感じよう
揺れ動く 木々の ささやきに 頬そめ
ふり返る 美しい鳥の 姿を追いかけ
水面に走る 光の歌 ドキドキ見つめ
恋って なあに それは 心の 花
恋って なあに 命の 輝きの 花
あなたは太陽に向かって 生きているよ と 輝く花
あなたは 心の真ん中から 春になって 風になって
煌きと 一つになり 千年を吹きぬけて 駆け抜けて
震え さんざめき 笑い 泣き 望み 壊れ とまどい
燃え上がる命の色の火で 慈しむあたたかな水色で
愛して 愛して 愛して この 世界を 抱きしめて
恋をしよう 空に恋をして 弧を描く 鳥の翼になろう
恋をしよう 花に恋をして 黄金色に笑う 夢になろう
恋をしよう 恋をしよう 星に恋をしよう
恋をしよう 恋をしよう 月に恋をしよう
103歳になったって 104歳になったって 105歳になったって
恋をしよう 恋をしよう 恋をしよう 星に恋をしよう月に恋をしよう
いとおしい 大地の囁きを 感じよう
貝殻の 小さな秘密に 耳をすまそう
萌え出ずる若葉の 吐息に胸こがし
色を増し波うつ 花畑に ときめいて
恋って つまり それは 時の花
恋って つまり 魂の 魔法の花
あなたは 一瞬一瞬を 生きているよ と 煌く宝石
あなたは すきとおる 夢の銀色の 湖の 小さな魚
ひるがえる 光と水の はざまを 舞うように泳いで
求め 慕い 巡りあい ぶつかり すれ違い 揺らぐ
ひたむきな強い想いの炎で穏かな聖母の子守歌で
愛して 愛して 愛して 世界まるごと 抱きしめて
恋をしよう 星に恋をして 流れ星の行く先を探そう
恋をしよう 月に恋をして 虹の舟に乗り旅をしよう
DATE: 11/21/2013 05:32:38 PM
『自分の内なる無限の星に・・』
外ばかり見てないで もっと
自分自身の 心の内側を みつめてごらん
全ては 輝いているよ
あなたは 真ん中から 輝いているよ
あなたの 心の 内側が世界に映るよ
世界の 全てがあなたの心の内側に
ひっくりかえって 景色を見たように
ほんとうは あるがまま あるだけさ
ひっくりかえって 心の 内側をみてさ
もとに もどして 世界を 見まわして
また あらためて 自分をみつめてごらん
全ては 輝いているよ
風がざわざわと 青い季節を描くなら
あなたの中に 青い風があるのあるの
虹雲が天に プリズムの歌を描くなら
あなたの愛は七色の時の煌きの旋律
奏でよう あなたの 宇宙の黎明の詩
奏でよう あなたの 心の真実のまま
奏でよう 奏でよう 奏でよう 奏でよう
あなたの心の内に 無限の海が たゆたう
そのままに
・『趣味の部屋・詩と私』でのなーさんの詩ですが、改めて、読みかえしてみると、その世界に入っていけるのは、風や花や光の精霊たちだけかも・・・・。そのように思うのは私だけでしょうか。
朝の光集めて花にしたようマーガレット
檸檬と緑の風をレースのドレスの裾に
虹雲が天に プリズムの歌を描くなら
あなたの愛は七色の時の煌きの旋律
なーさんが、描いた絵のように