歯医者には察知力が必要だと思うのです。
まずは初診の時。
患者さんが歯医者が苦手かどうかですね。
まぁ、歯医者が得意な方にはあまり会ったことがありませんが。(^^;
診療台に座った時の様子で何となくわかります。
明らかに顔が強ばっていたり、笑顔がほとんど無かったり。
そんな方にははっきり聞きます。
「歯医者は苦手ですか?」と。
すると、「そうなんですよ〜」と答えられます。
が、その瞬間に少し緊張感が緩むような気がするんですよね〜。
歯医者が苦手なことをわかってあげることで、
患者さんは少しだけ安心するのでしょうね〜(о´∀`о)
んで、次は治療方針を説明する時。
こちらが説明する内容に納得されていない時ですね。
治療方針や治療期間、費用の説明をした時に、
一応、「はい」と相槌はしているけれど、
何となく納得していないのを察します。
痛みがないのに治療をする必要があるのか?
本当に歯を抜かないといけないのか?
そんなに長い期間、通院しないといけないのか?
等々。。
そんな時は、とりあえず治療に入らずに、一度持ち帰って貰うようにしています。
んで、次の来院時に、
「ぶっちゃけどうですか?治療の希望はありませんか?」
と聞いてみると、意外とはっきりと意見を言ってくださいます。
治療は押し付けになってはいけないので、出来る限り応じるようにしています。
手をつけなくて良いと言われた歯は触らず。
抜きたくないと言われた歯は抜かず。
ただ、こちらにも出来ることの限界がありますから、その点は重々理解して頂きますけどね〜
次に、診療中のストレスに関して。
私達歯科医師は、治療中の患者さんのわずかな動きでストレスを察しています。
「何かあったら左手を挙げてください〜」
というのは良く聞く話ですが、
実際はそれより先に察することが多いのです。
眉間が僅かに動いたり、体の僅かに動いたり、
口唇の動き、舌の動き等々。
たまにポーカーフェイスの方がいらっしゃって、
痛かったことに気づけない時があります。
そんな時はガックリきますね。。(´・ω・`)
患者さんに言われる前に、痛みを無くしてあげたり、うがいをさせてあげたり。
それが常に出来ると本当に良いと思いますね〜。(о´∀`о)
こんな感じで、歯医者は常に患者さんの顔色をうかがっているのです。
掛け違いのない歯科医院になれると良いですね〜(о´∀`о)