3/3のひな祭りに大宰府天満宮で「曲水の宴」という催し物がありました。
これは平安時代の和歌遊びを現代で再現したものです。
詳しくはウィキペディアで調べてみてください。
その再現ぶりは、中々こだわっておりまして、
女性は十二単、男性は平安装束に身を包みます。
わかりやすく言えばコスプレみたいなものですね。
太宰府天満宮の表参道を行進して、流水のある庭園で和歌を詠む。。。
中々、風情のあるイベントでしたね~
その「曲水の宴」に何故か私、参加することになったのです。(^_^;)
「衛士」役として。
衛士とは、要は警備員みたいなもので、和歌遊びをしている貴族を護衛する役です。
私は「つくし青年会議所」に所属しているのですが、
毎年、その年の卒業生から二人、衛士役として参加することになっているんです。
そこで、私が参加させていただくことになったんですね~
当日、曲水の宴は12:30スタートだったのですが、私が招集されたのは10:00・・・
2時間以上も前に集合するのは、準備が結構大変だからです。
大宰府天満宮の集合場所に到着すると、すぐに奥の控室に通されました。
そこには3人の方がいらっしゃいまして、聞いてみると、「着付け」の方だそう。
平安装束の着付けが出来るのは限られた人らしく、
この日のイベントの為に京都から来られたという方も。
ほ、本格的や~
そして、なぜか「衛士」役はメイクがあるとのこと。
め、メイク?
メイク室に通されると、真面目な顔をしたおばさまが、私の顔に何かを書いていきます。
鏡がなかったので、何を書かれているのかはさっぱりわからず。。。
頬を塗られ、どうやら髭をかかれているよう。。。
一体どんな顔になっているのか・・・
控室に戻って鏡を見てびっくり!(@_@;)
青髭に男爵髭ぇぇぇ!!
ほんとに衛士ってこんな感じやったんかいな。。。
っていうか、あのおばさま、あんな真面目な顔でこんな面白メイクしていたんか・・・
それから着付けが始まったのですが、何枚もの服を重ねてきていきます。
しかも、3人がかりで。
こ、これはトイレに行きたくなったら大変な事になるのでは・・・
そんなことを考えているうちに着付けは終了~
立派な衛士になることが出来ました。
それから記念撮影をパチパチとしまして、いよいよ「曲水の宴」がスタートしました。
表参道を参加者全員で行進したのですが、その人だかりのすごいこと!!
そして、みんな写真を撮る!撮る!撮る!
僕の写真を撮る人もたくさんいたのですが、
見知らぬ人に写真を撮られるのは初めてのことで、
ちょっとだけ芸能人の気持ちを味わうことが出来ました。
しかし、時々聞こえてくる見学者の声
「変な髭~」
や、やっぱりか。。。
それから庭園に移動して、和歌遊びがスタートしました。
その時に出ていた指示は、
時々見回りをして、警備している雰囲気を出してくださいとのこと。
その頃にはすっかり衛士になりきっていましたので、
難しい顔をして、行ったり来たりしてました。(実際は変な髭~)
当日は天気も良く、滞りなく、曲水の宴は終わりました。
本当に良い体験をさせていただきましたね~
患者さんも誰か見学に来れれていたかもですね。
でも、たぶん私と気付いた人はいないでしょうね~
なんたって、あの髭でしたから~