ぼちぼちやってます。
CAD/COMインレー。
銀歯に代わる、白い詰め物のあれです。
保険治療に鳴り物入りで投入されたのですが、
技工代のそこそこの高さと、保険点数の低さにより、ほぼほぼボランティア治療になってしまうという恐ろしい治療法です。(´・ω・`)
しかし、お口の中の見える部位では、患者さんの希望がそこそこ高い治療法です。
そりゃあ、目立つ銀色より、白いほうが良いですもんね。
CAD/COMインレー自体の欠点もいくつか見えてきました。
まず、色のバリエーションが少ないので、少し白い色が際立つ様です。
まぁ、銀色に比べれば全然目立たないので、これはよろしいかと思いますが。(^^)
あと、適合が少し悪くなりがちです。
型取りの精度の問題もあるかと思いますが、段差や隙間が多い気がします。
これは機械が作る誤差なのかと思います。
そして、これは私のさじ加減もありますが、
歯を削り込む量が増えることで、しみるリスクが高くなりがちです。(´・ω・`)
CAD/COMインレーはプラスチックなので、強度が銀歯より弱くなります。
ですから、割れにくいように厚みを出さないといけなくなり、その為、歯を深く削り込むことになるのです。。
その分、健康な歯を沢山削り込むので神経に刺激が伝わりやすくなり、しみやすくなってしまうのです。。(´・ω・`)
最悪の場合、しみるのが止まらず、神経を抜くことも。。。
そして、ここまで気を遣って行ったCAD/COMインレーが割れてしまった時。
この時が本当に最悪です。(´・ω・`)
最初に言ったとおり、この治療はほぼボランティア治療なんです。
ですから、無償で作り直してあげる余力が歯科医院にはありません。
しかも、同じ部位の保険治療はそう何度も請求できません。
最低でも半年以上は請求できないでしょう。
つまり、割れたら、実費で治させて頂くしかないのです。
「お前の不手際やろうもん!」
そう言われちゃうと、返す言葉もないんですけど。。。(´・ω・`)
そんなで、以上のことを説明して、了解を得られた患者さんにだけ、CAD/COMインレーをやって差し上げてます。
今のところ、割れてきた患者さんは1人もいませんけどね。(・∀・)
銀歯が白くなって、喜ばれる患者さんを見るとこちらも嬉しくなりますしね。(^^)
ということで、ご理解のある方にはCAD/COMインレーやってますから〜(^o^)/