iso、厨房に入る

　現在の職場は、利用者さんの昼食を給食会社から持ってきてもらい、昼食時間まで、冷蔵庫・保温庫に保管します。持ってきてもらうのは、おかずのみで、主食のご飯・汁物はこちらで作ることになってます。前のシフトまでは、厨房専用のパートさんが２人おられたのですが、一人の方が、在宅ヘルパーの仕事に専念される為、退職されました。そのため、もう一人の方がお休みの時は、介護職員が厨房に入ることになります。

　本日は２回目なのですが、前回は、炊き込みご飯と山菜うどんという炭水化物高カロリーメニューで、給食会社が作ってきてくださったので、今回が本格厨房デビューとなりました。おやつの準備や、洗い物は普段でも少しやっているので、苦ではないのですが、何より不安だったのが、業務用炊飯器で大量のご飯を炊くこと、大鍋で味噌汁を作ることです。方法やコツは、聞いていたのですが、気まぐれそうな炊飯器…。おそるおそる炊きました。かまどの時代に比べたらと言われそうですが、調整の利くものとは違い、スイッチ入れたら運命任せなので、より不安でした。お味噌汁も具は切らなくてよいし、出汁もインスタントがあるのですが、大きさがなんともいえません。でも、作るしかないという気分で仕事を進めていきました。そして炊き上がったご飯ですが、私は好きな固さでしたが、高齢者にはちと固い感じに炊き上がりました。家でも言われたことあるなあと思い出しました。実際、食事介助にデイルームへ入った時、お味噌汁かけて、ちょうどいいと言う利用者さん数名いました…。でも、お味噌汁は自画自賛しても良い出来でした！ありがとう、かつおだし。

　今回、厨房に入って気づいたことは、彼女が行っていた気配りのひとつひとつと的確な仕事のこなし方でした。パートということもあって、仕事の時間は決められています。普段台所仕事をほとんどしない私と比べて、毎日の日課としてこなしている差はあっても、整頓の仕方、利用者の食事の観察も的確なのです。どのような大きさの切り方がいいか。何を好んでいるか。利用者さんが食べやすい為にはこれを準備したらいいとか、助言してくださいます。私としては、その仕事っぷりにデイに入ってほしいと思わずにはいられません。でも、今のポジションがいいようです…。（入りすぎるとややこしい部分も多くなりますしね。わかる部分はあります。）改めて、彼女の偉大さを感じた日でした。