本とモータースポーツと…

趣味のモータースポーツと読書等の徒然日記

医療が悲鳴をあげている

2008年07月14日 | 

昨日、フォーミュラ・ニッポンの第5戦が鈴鹿サーキットで行われました。と言っても、チケットが当たらなかったので(笑)ニュースで見ただけですが…。
第1レースは、5戦連続ポールポジションの松田次生選手の圧勝、そして、GP2と同じく8位までがリバースグリッドで行われた第2戦、昨年は中嶋一貴選手とGP2で戦っていた、ルーキーの平手晃平選手が初優勝だったそうです。
リバースグリットというのもあったのでしょうが、平手選手、今後も注目です!(格好いいですし…
結果はこちら→Formula NIPPON Official Website
またチケット当たらないかなあ…と思いつつ、本のお話です。


北海道大学名誉教授、近藤喜代太郎先生の著作で、副題は、「あなたの命はどうなるか」です。
医療崩壊と言われ、産科や小児科が少なくなり、お金が払えず保険証を持たない人がいる等、いろいろな問題が毎日のようにニュースに上がります。
この本は医師の目線で医療の現場で何が起こっているかが書かれています。
若干、医師目線を感じましたが、医師としての主張をされているのだと思いました。

医療は「不可抗力」の多い世界。そして、教科書通りの症状は稀。その中で精一杯の医療を現場の医療関係者は行っているのが大多数だと思います。
どうしても予知できなかった「不可抗力」。それを医療事故ではないかと裁判になり、後から揚げ足を取るような所で有罪になっては、確かに医療関係者はやっていられないでしょうね。それで現場を去る人が多いとの事。
患者・遺族側からすれば、やりきれずに医療事故を疑うというのもあるでしょう。情報も氾濫していますし。
そこをどう埋めるか、その提案も書かれています。
その方法が日本社会に浸透してうまく行くか、私には分かりませんが、今きちんと検討しないと、もっと大変なことになりそうですね。
そんな警鐘を鳴らす本です。ただ、残念なのはちょっと難しくて読むのに時間がかかること。
なので、本をお勧め!するには気が引けますが、すこしでも医療現場が良くなりましょうに!と思いました。