本とモータースポーツと…

趣味のモータースポーツと読書等の徒然日記

暖簾

2007年02月10日 | 

山崎豊子氏の著作。親子2代の大阪の昆布商人のお話です。処女作だそうです。
丁稚から叩き上げてて暖簾分けしてもらった1代目。戦争で店を失った状態から復活させた2代目。
老舗の大阪商人の心意気を見事に描いていて、引き込まれました。
会社やお店は、2代目の出来で良くも悪くもなる気がします。
この2代目は、しっかりしていました。柔軟さの中にも1代目の丁稚根性と大阪商人の心意気を忘れずに、しっかりと生きている姿が見事に書かれていました。


バイ菌だって役に立つ

2007年02月10日 | 

東京医科歯科大学大学院教授、藤田紘一郎氏の本です。
アトピーやアレルギーは、行き過ぎた清潔志向から出てきたそうです。
だから、私は花粉症にはならないのかー
それにしても、寄生虫学の教科書のようで、懐かしかった…。


統計数字を疑う

2007年02月10日 | 

F1は開幕まで後1ヶ月。待ち遠しいですが、本のお話。

エコノミスト門倉貴史氏の本。副題は、「なぜ実感とズレるのか?」です。
冬ソナの経済効果等を例に、いかに曖昧な数値から計算しているか、
その背景を知らずに出てきた数値だけを見る危険性が書かれていて、勉強になります。
やたらとマスコミ受けする発表をしているシンクタンクは信用出来ないそうで…、
覚えておきましょう!