DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
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脳が主役です~「五味」と「五大栄養素の味覚」との関係

2016年04月06日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.484)~


味蕾による「五味」の味覚を感知する能力は、
「五大栄養素」の味覚を感知する能力に
相応しているのではないかと考えています。


「甘味」(糖質)は、ブドウなどの甘い果物類、砂糖・蜂蜜のように、
脳のエネルギー源のブドウ糖の原料が
多く含まれているとの脳への大切な情報です。


「甘いものは脳に悪い」と主張する人がいますが、
珍説であり間違いです。
化学物質でつくられた人工甘味料の「甘味」は、
脳へのニセの情報であり、悪い甘味です。


「苦味・酸味・塩味」は、
ビタミン・ミネラルを多く含む食物です。
それらの微量成分は、
脳を円滑に機能させるために必須の物質です。


「酸味」は、柑橘類などの果物、トマトなどの野菜類に
「ビタミンC」が多く含まれているとの情報です。


「塩味」「苦味」は、ナトリウム、カルシウムなどの情報です。


「旨味」は、生命活動にとって必須のアミノ酸と
脂肪酸が多く含まれているとの情報です。
肉類、卵類、魚介類、大豆食品などです。
それらの食物は、
脳の80%を占める水分を除く蛋白質と脂質の原料です。
さらに、神経細胞間のシナプス回路に放出し
心を表出する神経伝達物質の原料です。


旨味には蛋白質と脂質以外にも、
米などの穀類、大豆など豆類、芋類、野菜類、
果物類、椎茸類、海藻類なども含まれています。


それらの味覚情報は、
脳が日々に必要としている栄養素です。
脳は必須エネルギー源のブドウ糖以外に必要としている
栄養素の摂取状況を味覚情報によって確認しています。


このように脳はアミノ酸や脂肪酸だけでは機能しません。
ブドウ糖やビタミン・ミネラルの物質が不足すると、
正常に機能しないだけでなく、脳の機能障害が生じます。


舌の味蕾による「五味」の感覚器は、
脳が日々に必要とする糖質、蛋白質、
脂質、ビタミン、ミネラルの
五大栄養素の摂取状況を把握する
システムだと考えます。
それは、私たちの生命と健康を守るための
脳の合目的的なシステムです。


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