収監者の28%は麻薬関係
2005年に14%だったのが、倍になっている。盗みは31%から25%に落ちて、麻薬より少なくなっている。麻薬関係の刑法を厳しくした結果だとFolhaは説明。とにかく麻薬が犯罪組織の最大の収入源になって資金を支える。武器や構成員の人数は日本のヤクザどころではない。今、北部の刑務所で暴動、囚人間の殺人が頻発しているのは、麻薬取引の拠点として隣国に接するアマゾン地域の重要性が増していることの現れである。
11月に工業の売上げが4.5%増加
全国工業連盟が発表。労働時間も0.7%増加。しかし、前年同月比では売上げがマイナス9.9%、労働時間がマイナス5.5%で、とても回復傾向にあるとはいえない、と同連盟はコメント。工業製品は在庫の調整があるので、その結果だろう。1月から11月の期間で工業関係の雇用は7.8%も減らしている。
2013年からの3年間で税収が1億7200万レアル減少
この金額はパラグアイのGNPの2倍だそうだ。金が足らなくなって財政赤字が増えるのも当たり前。その中、政権維持のために無駄な免税処置やインセンティブを設けたり、自分たちの懐に掠め取った結果が今の状態。
ILOがブラジルの失業者の増加を予測
今年の失業者数は昨年の1240万人から1360万に増えると予測。失業率は11.5%から12.4%へ。なかなか厳しい数字だ。資源価格が回復しても、国内の消費市場が改善しないと安定成長は望めない。