二日酔いに効くという「Secruity」という飲料の記事がでていた(Foolha de S.Paulo 2010. 08. 08)。フランス製で、お茶その他の成分を調合したものということ。2006年にブラジルの実業家が偶然、フランスの雑誌で目にして、ブラジルでの代理権をとって、まずリオデジャネイロのコンビニ(ちょっと日本のコンビとは内容が違うがこれはいつか説明)とオンライン販売でスタートさせ、7月の販売量は2万5000本とのこと。30Mlで85円くらい。
販売本数は2011年には百万本にいくと、オーナーは強気なことをいっており、また輸入からサンパウロ州に工場を建設してブラジル生産を行う、輸入するのは成分のうち5%だけといっている。それによって利益率は30%に達するという。
ブラジルでは輸入飲料、食品は種類によっては農務省の許可がいる。この許可はでているが、ANVISA(全国衛生局)は「二日酔いに効く」という宣伝を禁止されている。
この記事、はっきりとわからないが、PR会社の仕込みによるような印象だ。専門家に分析させ、同じ記事内で効果がないというコメントはさせてバランスはとっているが。公開企業ではないので利益率などの数字の発表は必要がなく、取材をされたとしたら何か不自然。
衛生局が最大のセールスポイント、商品特徴である「二日酔いに効く」ということを広告で言わせないなら、企業は別の方法を考えるだろう。とにかく商品を知らせることで、PR会社によるパブリシティ、プレスリリースが有効になってくる。また口コミによる宣伝になる。ソーシャルネット対策もきちんとやってうるようで、今日時点でGoole Brasilで「Security」「Ressaca」(二日酔い)の二つのキーワードで検索すると、9万5000ヒットした。ざっと見た感じブログが多い。
記事の中で面白いと思ったのは、代理権獲得の交渉をしたときフランスのメーカーはアジアとヨーロッパ市場にしか興味がなかったが、ブラジル人の年間のビール消費量を示したら話しにのってきたということ。
彼らは2007年の数字を見せたようだが、因みに2009年のブラジルのビールの生産量は109億リットル(前年比5.2%増)で、ドイツを抜いて中国、米国、ロシアに続いて4番目(Veja)。スーパーで買えば473MlでR$ 1.69(約85円)。とにかく安い! 20年前にブラジルに来たころは、場末のバーでビールをチェイサーにしてピンガを飲んでいる光景を見て、「ビールが高いから節約するため」という説明を受けて納得したけど、今はそんな光景もあまり見なくなった。
そしてワールドカップ期間はよく売れるので、各社期間限定のパッケージも登場させる(ビールを飲まない試合観戦なんてあり得る?)。今年ははやくに退場してしまったので、まだその期間限定パッケージがスーパーの棚に大量に売れ残っているよ。
今回はとくに「二日酔いに効く」という商品に興味があったのではなく、PRの手法に興味があったから取り上げた。二日酔いを防ぐには飲まないことしかありません。
販売本数は2011年には百万本にいくと、オーナーは強気なことをいっており、また輸入からサンパウロ州に工場を建設してブラジル生産を行う、輸入するのは成分のうち5%だけといっている。それによって利益率は30%に達するという。
ブラジルでは輸入飲料、食品は種類によっては農務省の許可がいる。この許可はでているが、ANVISA(全国衛生局)は「二日酔いに効く」という宣伝を禁止されている。
この記事、はっきりとわからないが、PR会社の仕込みによるような印象だ。専門家に分析させ、同じ記事内で効果がないというコメントはさせてバランスはとっているが。公開企業ではないので利益率などの数字の発表は必要がなく、取材をされたとしたら何か不自然。
衛生局が最大のセールスポイント、商品特徴である「二日酔いに効く」ということを広告で言わせないなら、企業は別の方法を考えるだろう。とにかく商品を知らせることで、PR会社によるパブリシティ、プレスリリースが有効になってくる。また口コミによる宣伝になる。ソーシャルネット対策もきちんとやってうるようで、今日時点でGoole Brasilで「Security」「Ressaca」(二日酔い)の二つのキーワードで検索すると、9万5000ヒットした。ざっと見た感じブログが多い。
記事の中で面白いと思ったのは、代理権獲得の交渉をしたときフランスのメーカーはアジアとヨーロッパ市場にしか興味がなかったが、ブラジル人の年間のビール消費量を示したら話しにのってきたということ。
彼らは2007年の数字を見せたようだが、因みに2009年のブラジルのビールの生産量は109億リットル(前年比5.2%増)で、ドイツを抜いて中国、米国、ロシアに続いて4番目(Veja)。スーパーで買えば473MlでR$ 1.69(約85円)。とにかく安い! 20年前にブラジルに来たころは、場末のバーでビールをチェイサーにしてピンガを飲んでいる光景を見て、「ビールが高いから節約するため」という説明を受けて納得したけど、今はそんな光景もあまり見なくなった。
そしてワールドカップ期間はよく売れるので、各社期間限定のパッケージも登場させる(ビールを飲まない試合観戦なんてあり得る?)。今年ははやくに退場してしまったので、まだその期間限定パッケージがスーパーの棚に大量に売れ残っているよ。
今回はとくに「二日酔いに効く」という商品に興味があったのではなく、PRの手法に興味があったから取り上げた。二日酔いを防ぐには飲まないことしかありません。