１０月３日

天候：晴れ

島内に滞在している個体が少ないとは分っていたが、早朝に飛来した１９羽で終わりになるとは・・・　

今朝は北風が強かったので大瀬山に吹き寄せられるパターンである。予想どおりの展開となり、北側海上
を渡る個体は見つからなかった。

７時前後に渡った個体１９羽が、８時５分ころに１２羽、それ以降７時２８分までに７羽が引き返した。
渡った数と引き返しの数が合うので、同一個体群と判断した。

過去に発信器を装着したハチクマが２時間飛翔して引き返した確実な記録があるので、１時間飛んで引き
返すことはあるのかもしれない。午後にはパラパラと飛来があったので島内在庫は１００羽程度か・・

（井上）　ハチクマ：本日の観察個体数は７５羽・このうち渡り個体は１０羽.


上空を飛ぶハチクマの群れ。今朝、上空に飛来した唯一の群れ


強風にあおられながら急降下をみせるハチクマ・幼鳥

１０月２日

天候：晴れのち曇り

昨日の夕方から降り出した雨が、調査開始の6時には止むが南の風が強く霧があって視界が悪い。

ハチクマは姿を見せず9時過ぎに20羽ほどの群れが大瀬山に接近しただけであった。
このうち3羽だけが南西方向の海上へ渡って行った。

午後になってもハチクマの姿はなく、今日は飛来を記録せずに終わった。（井上）
　
ハチクマ：本日の観察個体数は２４羽・このうち渡り個体は３羽.


灯台を狩りの見張り場にしているハヤブサ♂・♀


カメラ目線でどんどん接近してくるハチクマ・幼鳥


福江島のヒヨドリ


遊歩道の脇で咲き始めたツワブキの花

１０月１日

天候：晴れのち曇り

遠くを点々と渡って行くハチクマを見送るだけの静かな朝でした。

少なくとも500羽はいた滞在個体はいつの間にやら渡ったようで、大瀬山から渡りの記録はとれません
でした・・残念。

午後の飛来は全く確認できずで、朝に渡りそびれたとみられる個体をちらほらと観察したのみでした。
このまま終わってしまうのは寂しすぎるが・・・・（井上）　

ハチクマ：本日の観察個体数は２４９羽・このうち渡り個体は２１３羽.


オオタカ幼鳥。今日飛来した幼鳥は体色の褐色味が強い個体だった。今年はオオタカを見る回数が多い。


五島のメジロ。こんな場所にとまって撮影させてくれることはめったにないことだ。




スナアカネ・♂。撮影したいと思っていた♂を見つけた。眼球の下のブルーが特徴だそうだ。
ウスバキトンボよりもふたまわり小さい。






ヒマラヤアナツバメ（撮影：9月25日）先にヒメアマツバメかな・・で掲載した写真に違和感があったので
香川のＭさんに識別をお願いしたらヒマラヤアナツバメと判明しました。改めて別角度の写真を掲載します。

別件ですが、9月17日には大瀬山上空でクロビタイハリオアマツバメが撮影されました。国内2例目の確認だ
そうです。撮影者のＴさんに掲載許可を頂いておりますので、画像を受け取れましたら貼ります。

ニシイワツバメも目撃しており、大瀬崎の素晴らしさを再認識しました。


アルミ合金の飛びもの。