今年の大瀬崎のハチクマの渡りについてIさんからコメントをいただきました。
福江島の調査に入る際に、長野のSさんから「調査区域では蜂が不作で、ハチクマの子育てに影響が
出ているのではないかと心配している」との連絡があった。
四国でも鳥類の繁殖期に長雨が続き、繁殖状況が懸念された。夏の異常な猛暑も、繁殖や餌の環境に
影響した可能性が考えられた。
2010年秋期・大瀬崎の渡り調査では、記録したハチクマの渡り個体数は11,835羽(10月20日現在)
であり、通常の年と比較して特に大きな変化は無い。
しかし、幼鳥が極端に少ないと感じた。幼鳥と成鳥の割合を調査した具体的なデータがあるわけでは
なく、感覚的なものにすぎないのだが・・・。
通常、渡りの前半は成鳥の割合が多くて9月20日前後なら、群れの中に見られる幼鳥は1~2割と
いったところである。後半の9月末~10月上旬になると、幼鳥ばかりが目につくようになる。
ところが今年は様子が異なり、いつまで待っても幼鳥の個体数が増えることは無かった。
今年、大瀬崎で観察したハチクマの渡りでは、ハチクマの幼鳥は極端に少なかった。
しかし、具体的なデータとして示すことまで出来てはいない。
ごく一部でも、年齢や性まで識別して記録することは大瀬山でも出来ること、大切なことであろう
が・・・ はたしてその日は来るのだろうか・・?
帰宅してから新聞やTVニュースに触れるようになり、各地でクマが人里に出没していることを知った。
山野の餌不足が原因らしくて、この状況が2006年に似ていると伝えている。もしかして、2006年に
はハチクマの繁殖率が低かったのかも知れないと思い渡りデータを照合して見た。
結果をグラフでご覧いただきたい。前年の20,379羽に対して8,270羽と大きく落ち込んでいる。
しかし、2006年当時に幼鳥が少なかったのかは、その意識が無かったので全く不明である。
成鳥と幼鳥の比率を調べていないと、何も語れないのは当然のことであるが・・・
大瀬崎で調査したハチクマの渡り個体の経年変化(1994年~2009年)
愛車の走行距離が、福江島で調査中に40万kmを迎えた。丈夫で長持ちですが・・・
福江島の調査に入る際に、長野のSさんから「調査区域では蜂が不作で、ハチクマの子育てに影響が
出ているのではないかと心配している」との連絡があった。
四国でも鳥類の繁殖期に長雨が続き、繁殖状況が懸念された。夏の異常な猛暑も、繁殖や餌の環境に
影響した可能性が考えられた。
2010年秋期・大瀬崎の渡り調査では、記録したハチクマの渡り個体数は11,835羽(10月20日現在)
であり、通常の年と比較して特に大きな変化は無い。
しかし、幼鳥が極端に少ないと感じた。幼鳥と成鳥の割合を調査した具体的なデータがあるわけでは
なく、感覚的なものにすぎないのだが・・・。
通常、渡りの前半は成鳥の割合が多くて9月20日前後なら、群れの中に見られる幼鳥は1~2割と
いったところである。後半の9月末~10月上旬になると、幼鳥ばかりが目につくようになる。
ところが今年は様子が異なり、いつまで待っても幼鳥の個体数が増えることは無かった。
今年、大瀬崎で観察したハチクマの渡りでは、ハチクマの幼鳥は極端に少なかった。
しかし、具体的なデータとして示すことまで出来てはいない。
ごく一部でも、年齢や性まで識別して記録することは大瀬山でも出来ること、大切なことであろう
が・・・ はたしてその日は来るのだろうか・・?
帰宅してから新聞やTVニュースに触れるようになり、各地でクマが人里に出没していることを知った。
山野の餌不足が原因らしくて、この状況が2006年に似ていると伝えている。もしかして、2006年に
はハチクマの繁殖率が低かったのかも知れないと思い渡りデータを照合して見た。
結果をグラフでご覧いただきたい。前年の20,379羽に対して8,270羽と大きく落ち込んでいる。
しかし、2006年当時に幼鳥が少なかったのかは、その意識が無かったので全く不明である。
成鳥と幼鳥の比率を調べていないと、何も語れないのは当然のことであるが・・・
大瀬崎で調査したハチクマの渡り個体の経年変化(1994年~2009年)
愛車の走行距離が、福江島で調査中に40万kmを迎えた。丈夫で長持ちですが・・・
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