安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

アメリカの狙いがレバノンとシリアなら大イスラエル計画が完成することになるが。。。

2023-10-21 03:24:41 | 政治
もう一度この、「大イスラエル」の地図を見ていただきましょう


イスラエルの北方にはレバノン、北東にはシリア、そしてそのまた北方にはトルコがあります
そしてまた、トルコの北方は黒海であり、その北がウクライナとロシアになります
この位置関係が、地政学的にとても重要なものであるらしいのですが、下の地図をご覧ください

トルコの北、黒海のほぼ真ん中あたりに小さな半島がありますが、これがクリミア半島で、ここは現在ロシア領です
ここクリミアには、ロシア軍の黒海艦隊の最重要海軍基地があります。。。そういう位置関係をよく覚えておいてください
トルコは2016年7月、クーデター未遂事件が起き、国内で300名近くの犠牲者が出ました
ここからエルドアン大統領は親欧米主義から親ロシア主義に傾いています
これを見ますとね。。。このトルコの政治クーデターも、おそらくはアメリカが主導していたものなのだろうと想像できるわけです
恐らくは、当時のオバマ大統領の、「良きしもべ」にならなかったことが、その(クーデターの)原因だろうと思われるわけです
まあ、アメリカという国はそういう国なのですよ、ウクライナ他の東ヨーロッパの国々の政変も、ほぼアメリカが裏にいますしね(笑)
意にそわない他国の政権を潰して、ネオコンの思い通りになる政権をつくるぐらいのことはやるわけです

そして、このトルコのエルドアンの親ロシア路線によって、クリミア(ロシア)ートルコーシリアという線が結ばれているわけです
ジョージアやウクライナが親欧米であるので、トルコ、シリアの2国は、ロシアと中東諸国を結ぶ、重要なラインなのです
安全は無料(タダ)だと思っている日本人の感覚からは想像もできないでしょうが
いまのロシアのように、欧米諸国からの強い経済制裁を受けた場合、隣国との関係は、経済的観点と安全保障の観点から
極めて重要なものになるわけです。。。つまり、ロシアにとって隣国との良好な関係は、重要な生命線であるわけです
そこまでの話を念頭に置いて、どうかこのカズ石田さんとマックス・フォン・シュラーさんの対話をぜひご覧ください


私が数日前の日記で語ったことそのままに近いことを、マックスさんが語っておられます
アメリカの真の狙いは、「地中海から米軍を上陸させて、レバノン、シリアを制圧する事」だと、おっしゃられていますが
バイデン政権は、あわよくば、本当に「ソレ」を狙っているような気がします
特に、シリアからロシアを追い出せば、間に挟まれたレバノンは風前の灯火で、隣のトルコのエルドアン大統領にも圧力をかけられます
こういうイスラエルとアメリカ軍の「両面作戦」は、バイデン政権の閣僚とネタニヤフ政権の閣僚で、おそらくは示し合わせているでしょう

動画の中でマックスさんもおっしゃっていますが、米軍はロシアのキンジャール(極超音速ミサイル)の餌食になりかねない
ということですが、シリアのロシア軍基地に手を出せば、そういうことは十分可能性があります
つまり、トルコの北、黒海にはロシア軍の黒海艦隊があり、そこからは長距離誘導ミサイルが十分打てる「射程距離内」なわけです

例によってアメリカは、欧米のメディアをフル稼働させて、ハマス、ヒズボラを「悪の巣窟」にして叩きのめすという
プロパガンダキャンペーンを展開中ですが、今回は、そう簡単にはいかないわけです。。。なぜか?
それは。。。。ネタニヤフ政権の閣僚が、あまりにも強気で常軌を逸しているから(笑)。。。。に他なりません
すでに「中東諸国全体を敵に回した」ように見えるのは私だけでしょうか?
ネタニヤフ政権の閣僚の一人は、誰とは言いませんが、イスラム諸国の国民を「人間以外の動物」と言ってはばかりません
これですね。。。ユダヤの神の教えにもない事でしょう。。。もしあるとすれば、ユダヤ教の通常の経典(トーラー)ではなくて
もう一つの秘された経典(タルムード)でしょうね。。。どうやら、タルムードではユダヤ人以外は「ゴイ」とか「ゴイム」と呼ばれ
人間ではなく動物として扱うという、「もっぱらの噂」ですので。。。これは噂にすぎないことを私も祈りますが
そういう教えがあるとしたら、それは根本神、唯一神の教えにも反するものだと断言していいと、私は思います

まあ余談が多すぎたようです
とにかく今は、日本人も備えをしておくことです
特にオイルショックで品薄になるもの。。。これらを買い置きし、大不況に備えておくことをお勧めします
それではまたお会いしましょう
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アメリカの本気度に関わってくる今後の世界のシナリオ

2023-10-20 02:33:54 | サバイバル
今日は、日記の内容を「サバイバル」にしました

まずはじめに、アメリカがエジプト政府に対して、ガザ地区住民の避難のための「難民キャンプ」の創設を依頼しましたが
エジプト政府はこれをきっぱり断ったようです。。。これに対して、おそらく日本では「エジプトは冷たい」というような反応があると思います
しかしながら、本当のところはそういう事ではないんですよね
エジプト政府の懸念は、「ガザからパレスチナ人を追い出した後、イスラエルが非合法にガザを占拠するつもりではないか?」
と、懸念を持っているわけです。。。これには私も同感で、アメリカとイスラエルは、絶対その一石二鳥を狙っているはずです
エジプトも、ただ難民を一時的にを受け入れるだけならいいが、その難民キャンプが新たな火種になることが見えているわけで
自国の安全から見て、これは飲める要求ではないわけです。。。ガザの民間人を避けながら攻撃をするのは、イスラエル側の責任なのですからね
アメリカもイスラエルも、エジプトに迷惑をかけるな。。。ということでしょう
はっきり言ってしまえば、難民を作りたくなければ、イスラエルが攻撃を停止すれば済むこですからね。。。そういうことです

さて、ここからが本題です
バイデン大統領は、これまでの数多い失策から見ても、戦後稀なる「最悪・最低の大統領」です
なので、今回もいそいそとやっていることが、おそらくはその身に巨大なブーメランとして帰ってくることになるでしょう
まず、ポール・クレイグ・ロバーツ氏も指摘していますが
バイデン氏は自国の国境を守らない姿勢をかたくなに貫いているのに、なぜかイスラエルの国境を守ることにご執心です
前回の日記で書きましたが、アメリカはなぜかF-15EストライクイーグルとA-10サンダーボルトⅡという、二つの空対地攻撃戦闘機を配備しました
その他にも海軍最強の特殊部隊の海兵隊を現地に送り、USSバターンなどの揚陸強襲艦をどんどん送り込んでいます
前回の日記ではよくわからなかったかもしれませんが、これらが意味するのは
アメリカは、「敵地を積極的に攻略するための武器と人員を、着々と配備しつつある」ということです
この事実が、実は中東のアラブ諸国を強く刺激しているのですよ。。。このことは日本人にはなかなか理解できません

いま大問題になっているガザ地区の病院攻撃の一件も、実際に使われた武器はJDAM(ジェイダム統合直接攻撃弾)であったことが指摘されており
JDAMは、いわゆる精密誘導ミサイルであり、ハマスは使用しておらず、”アメリカ軍が使用”しているものです
要するに、アメリカから提供された誘導ミサイルをイスラエル軍が使った。。。というわけです
こうしたアメリカの、「仲裁を装ったイスラエル支援」というダブルスタンダードが、中東諸国を怒らせているわけです

ここで、ヘルシンキに本社を置く経済コンサルタント会社、GnSエコノミクス社のCEOであり
著名な経済学者でもあるトゥオマス・マリネン(Tuomas Malinen)氏の、最近の経済予測がとても面白かったので
メルマガの内容から一部ご紹介します
これからのアメリカの動き方如何で、世界の行く末が大きく変わっていくであろう、その予測です

マリネン氏は、今のところ全てが当たるとは思わない。。。としつつも、今後の予測をこのように書いています
1 イスラエルーハマスの戦争はエスカレートして地域戦争となり、”米軍も直接関与する”ことになる
2 これに対し、OPEC諸国は”石油の禁輸で対抗”することになる
3 イランはホルムズ海峡を封鎖する
4 原油価格は1バレル300ドル(現在90ドル台)に達する
5 ヨーロッパは天然ガス不足による本格的なエネルギー不足に陥る
6 エネルギー価格の高騰によるインフレが再加速し、中央銀行がそれに対応することになる
7 金融市場と世界の銀行セクターは崩壊する
8 アメリカは債務危機に見舞われ、FRB(連邦準備制度)はさらなる金融市場救済策を余儀なくされる
9 ペトロダラー(石油ドルシステム)は崩壊する
10 ハイパーインフレが発生する

6番以降を解説するとこういう流れです。。。。。。。。。。。。。。。。
当然のことながら、インフレが再活性化すれば、世界の、特にアメリカの中央銀行は再度の利上げを実施せざるを得なくなる
これは消費者や企業だけでなく、資本市場にも大混乱をもたらす
特にソブリン債(政府発行の債権)の利回りは爆発的に上昇する可能性が高い
これが引き金となって、2024年の春には資産市場(asset)と信用市場(credit)が完全に崩壊する可能性が高い
この時点で中央銀行はインフレを抑制するために金利を引き上げる一方、ソブリン債、信用市場、資産市場の救済のため資産購入プログラムを制定する
(この資産購入プログラムとは、価格の下落したソブリン債のほか、アセットやクレジットを中央銀行自らが購入する計画のこと)
中央銀行の救済プログラムには数兆ドル規模の資金が必要とされ、中央銀行が大量の通貨発行を行えば、さらなるインフレの引き金となる
最後に、イスラエルやアメリカに対する「核攻撃」へのオプションとして、OPECはペトロダラーの停止を選択する可能性がある
ペトロダラーの停止は、大量のアメリカドルの余剰を生み出し、ドルが大暴落してハイパーインフレを引き起こす

まあ恐ろしいシナリオで、完全にこの通りになる可能性はまだ低いかもしれませんが、大なり小なりの影響は、近未来にあるはずです
マリネン氏は最後、こう締めくくっています
「とにかく、金、ガソリン、ガス、木材(ストーブがある場合)を購入するのは悪い考えではないかもしれませんね」

私はいま、米、水、保存のきく食料品、カセットガスボンベのストック、ポータブル発電機、そして金などの現物資産
これらを急ピッチで準備しています

それではまた
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2024。。。。近づくエゼキエル戦争

2023-10-19 02:56:48 | 政治
来年、2024年は、中東やロシアだけでなく、日本にとっても、「困難を極める年になる」という密かな確信が、私にはあります
恐らくは、原油の更なる急騰によるインフレから、それは始まることでしょう

残念ながら、今のアメリカ現行政府は、イスラエル-ハマスの戦争を仲裁するどころか、火に油を注ぐ気満々です
ブリンケン国務長官をはじめとするアメリカの親イスラエル派、そして共和党下院を含むネオコン、こうした方々は
今回のイスラエル戦争を応援するだけでなく、イラン、そしてシリアの後ろ盾であるロシアまで巻き込む気満々のご様子です

たとえば、サウスカロライナ州選出リンジー・グラハム共和党上院議員は
“If you escalate this war, we’re coming for you.” “Knock Iran out of the oil business.”
「もし(イランが)戦争をエスカレートさせるなら、我々もそうするだろう」「イランをオイルビジネスの場から締め出してやる」
と、まことに挑発的な発言を繰り返しており、また、テキサス州選出の議員マイケル・マッコール下院外交委員長は
「パレスチナと戦うイスラエルの戦争に、アメリカ軍が参戦する権限を与える法案」を議員立法として提出しました
これはイスラエルの戦争にアメリカが合法的に参戦できるための限定的な法案ですが
事実上、「他国の戦争に参戦する権限を大統領(バイデン)に与える」という、強い権限授与でもあります
このように、イスラエル擁護のためには「アメリカは一枚岩になる」、という事はほぼ明らかです

日本人にとってまことに恐ろしいのは、アメリカは石油輸入国であることは間違いないのですが、また世界一の石油産油国でもあり
日本とは国情が違っていて、イランやサウジアラビアの石油がなかったとしても、自国内で自給自足ができるわけです
逆に、日本は97%依存と、中東の石油に頼り切っており、中東から石油が入ってこなくなれば、国としては餓死状態になります
これはヨーロッパもまったく事情は同じ、ロシアの天然ガスを止められ、中東からも石油が入ってこなくなれば、EUもまた餓死することになります

アラバマの月(Moon of Alabama)というウェブサイトによると
アメリカ軍は中東へ空母2隻(ジェラルド・フォードとドワイト・アイゼンハワー)を、今月末までに派遣する
各空母には潜水艦が1~2隻帯同しており、12基の戦闘機を1戦隊とする空挺団を4戦隊分(合計48基)積載しているということです
また、アメリカの軍派遣はこれらにとどまらず
先週末にはヨルダンの首都アンマン東にあるムワファク・サルティ空軍基地に
F-15E(ストライクイーグル)戦闘機とA-10(サンダーボルトⅡ)対戦車用空対地攻撃機が配置されています
またすでに、これまで少なくとも11機の米国のC-17重量輸送機が、イスラエルのベングリオン空港とイスラエル空軍のネヴァティム基地に着陸した
と言われています

また、こうしたことも実際に行われています
要約すると
「複数のアメリカの国防当局者によると、USSバターン(強襲揚陸艦)とUSSカーター・ホール(ドック型揚陸艦)からなる水陸両用の戦闘部隊と
第26海兵遠征部隊の約2,500名の海兵隊員が現在、地中海へ向かって飛行中である」、とのことです
つまり、地中海からの地上上陸作戦も視野に入れて戦闘態勢に入っている。。。ということです
。。。これらを見て、「アメリカはただ守るだけでなくて、戦争する気満々だ」と見えるのは私だけでしょうか?
その戦争相手は、果たしてハマス「だけ」なのでしょうか?
はたして、ハマス相手にこれだけの戦争準備をして臨戦態勢を敷くものなのでしょうか?

その米軍の動き、その規模の大きさから見ても、アメリカの意図は単なるイスラエル支援にとどまらないと見る見方が多くあります
前述の「アラバマの月」も、「あえて口にしない」としつつも、アメリカの真の狙いは「シリアの後ろ盾のロシアだ」と匂わせています
つまり、アメリカの真の狙いは、ウクライナ紛争に負けた報復。。。シリアからロシアを叩き出し、ロシアに一泡吹かせることだというのです

もともと、バイデン政権は第三次オバマ政権だと言われており、オバマ政権の閣僚がたくさん政権入りしています
そのオバマの中東政策の最重要課題が、「シリアのアサド政権を打倒し、政府を転覆して親米政権をつくる」ということでした
ところが、このアサド政権転覆を阻止したのが、実は他ならぬロシアのプーチン大統領だったのです
そして、その後アメリカがトランプ大統領になり、トランプは基本的に、「シリアのことはプーチンに任せる」という方針をとり
アサドの「化学兵器使用」への報復のため、局所空爆攻撃こそしましたが、最終的にアメリカ軍を撤退させるという方針を貫きました
その後、シリアで幅を利かせていたIS(イスラム国)がプーチンの手によって壊滅に追い込まれたのは記憶に新しいところです
このIS(イスラム国)ですが、これを裏から支援していたのはオバマやヒラリーであったことは有名です
つまり、アメリカの民主党・ネオコン政権は、ウクライナでやった2014年のマイダン革命と同じように
親米政権をつくるための政府転覆を、シリアでもやっていたという事です。。。表向きとは裏腹に。。。ですが。。。

まあそうしたことをきちんと理解すると、今のアメリカの真の狙いが見えてくるわけです
イスラエルの北にはレバノンがあり、さらに北東にはシリアがあり、シリアのバックにはロシアがいて、アメリカをけん制しています
アメリカはいま、サウジアラビアへの影響力が極めて弱くなっており、このままでは中東での影響力を失ってしまいます
もし、サウジという親米国を失えば、アメリカの戦略はもう大イスラエルの復活による中東への影響力の増大しかありません
そのために邪魔であるのが、ヨルダンやイスラエルの北方のレバノン、そしてシリアです
ヒズボラはレバノンにあり、ここが戦闘を開始すれば必ずシリアやイランに飛び火します
シリアはロシアとは関係ない。。。とはいかなくて、ここに飛び火すれば、必ずロシアを巻き込むことになります
これが、カズ石田さん、越境3.0チャンネルのカズ石田さんがよく言っているところの「エゼキエル戦争」です

よく言われているのが、「ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本に石油が入ってこなくなる」というものですが
これが極めて現実的な危機として、日本人の前に現れています
アメリカは、いざとなれば自前の石油や資源で戦い続けることができますが、日本はそうはいきません
アメリカの戦闘態勢から見て、おそらくはレバノンやイラン、シリアへの飛び火はおそらく近い将来のことになります
そうなった場合。。。日本は。。。。もう何も言いたくありませんが、もしかしたら経済的な危機だけにとどまらず
中国の支配下に置かれることになる。。。かもしれません
エネルギー資源の確保をしっかりやっている中国と、単なる単純馬鹿の岸田とでは、力の差は歴然でしょうね

それではまた
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ゆがんだ贖罪意識。。。いびつな白人社会のゆがみの根底にあるもの

2023-10-17 14:53:26 | 政治
この日記に何度もご登場いただいている経済学者のポール・クレイグ・ロバーツさんの見識は、とても参考になります
このブログ記事は、私に、新たに、そしてとても重要な発見をもたらしてくれました
氏のブログ翻訳は以下の通り


(引用開始)
Do White People Have Enough Intelligence to Survive?
白人たちは生き残るために十分な知性を持ち合わせているか?

白色人種の国家は消え去りつつある。
彼らの中においては、同化することが不可能な大規模な移民侵略者たちが、白人国家をバベルの塔に変えようとしている。
ヨーロッパ諸国の消滅は、欧州連合(EU)に対する(各国の)主権の喪失によって加速されている。
ドイツ、フランス、イタリア、その他の歴史的な民族にとって代わり、(欧州)中央銀行と共通通貨を持つ欧州連合だけが存在する。
ドイツマルク、フランスフラン、イタリアリラはもはや存在しないだけでなく、金融政策に関する欧州諸国の主権も存在しないのだ。

西洋の白人社会は、知識人や大学教授らによる、自分たち自身を悪魔化させる数十年の試みによって変えられてきた。
自分たちが有色人種に対する人種差別的な植民地主義の搾取者であると教えられてきた白色人種は、自分たちの国境を守り切る自信がないのだ。
アメリカへの白人の自信は、アメリカが奴隷制の責任を負った国であって、合衆国憲法は白人の特権を保護するための人種差別的な条文であると教えられたことにより、さらに損なわれることになった。
若者は現状に反抗的であるため、白人のアメリカ人の自信と自尊心を破壊するこうしたメッセージに影響されやすく、その多くは自分たちを迫害する有色人種たちの擁護者となっている。

この変化はすでにかなり進んでいる。
1960年代以降、アメリカの有色人種には、大学入学、就職、昇進において白人よりも優遇されるべき、という人種的特権が与えられてきた。
これは合衆国憲法修正第 14 条違反のはずだが、司法長官も司法当局者も法の下の平等のために何もしてこなかった。

役員や取締役の大半が白人であるアメリカの企業群は、白人ではなく黒人を雇用し昇進させることが現在の企業方針であると公式に発表した。
国防総省は黒人の昇進を優先するため、白人の昇進を保留すると発表した。
もし企業や国防総省が白人を優遇する採用や昇進を方針としている、と発表したならば、司法省が彼らを訴えるであろう。

事実として、現在アメリカの白人は、もはや法の下の平等が存在しない二重基準の法制度によって、二等(もしくは二級)国民となっている。
白人に対する人種差別が雇用に与える影響は甚大なものがある。
ブルームバーグは先月、S&P100登録企業が30万人の従業員を雇用し、そのうちの94%が黒人、6%が白人であると報じた。

Unzレビューのロバート・スタークの記事によると:S&P 100企業のうち最も白人雇用が少ない企業順に、クアルコム(白人30%、アジア系62%)、マクドナルド(白人31%)、アマゾン(白人33%)、ナイキ(36%)、Visa (36%)、メタ[旧フェイスブック] (38%)、エヌヴィディア (40%)、ギリアド・サイエンシズ (40%)、アルファベット (45%)、アップル (45%)、インテル (45%)、JP モルガン (46%)、PayPal ( 46%)、コストコ (47%)、AMD (白人 47%、アジア系 44%)、ターゲット (48%)、そしてマイクロソフト (48%)となっている。
アメリカの人口の大多数は白人だが、雇用や昇進、すべての人種的な悪者扱いにおいて、白人は少数派扱いを受けている。

2020年の米国国勢調査の数字を大別すると、黒人またはアフリカ系アメリカ人は人口の 13.6% 、アジア系は6.3%、ヒスパニック系は19.1%を占める。
憲法違反の有色人種への大規模な人種的特権に直面して、「白人の特権」という”神話”が我々に押し付けられている。

西洋世界は別の理由で終焉を迎えた。その信念体系は破壊されてきた。西側諸国は民主主義であることを主張している。
しかし、民主主義は言論の自由に基づいており、西側諸国の政府は言論の自由を立法化により規制しており、言論の自由をヘイトスピーチや意図的な誤情報、言論テロとして犯罪化にさえしている。
FBIや国土安全保障省は、トランプ氏とその支援者たちの発言を、アメリカに対する潜在的な脅威であるとみなしている。
イギリスはオンライン発言の内容を規制するための法律を可決した。

グレン・グリーンウォルド氏は、「9月、EUはデジタルサービス法と呼ばれる新法を採択した。これは西側諸国の中でも最も抑圧的な法律の1つであり、EU当局者にソーシャルメディアプラットフォームに政治的言論の検閲を義務付けるための、膨大な、これまでにない権限を与える:これは、 EUが偽情報、ヘイトスピーチ、もしくはロシア寄りのプロパガンダ(政治宣伝)だと判断したものを、(ソーシャルメディアが)検閲しなかった場合、これらの企業の、利益の6%ではなく、総収入の6%という巨額の罰金を課すことを許可するものである。」と報告している。

企業経営者は言論の自由の抑圧を支持し、さらには要求さえしている。
イギリス政府はパレスチナの旗を振った人々を逮捕したいと考えている。
こうしたことは延々と続いている。

国家はその信念体系によって定義される。その信念体系が破壊された場合、国家には何が残るのだろうか?
この問われることもなく、また答えのない疑問が、西洋世界のどこを見ても忍び寄ってきている白色人種の破滅と追放を目にする理由である。
(以上 引用終了)


ロバーツ博士のこうした指摘は、最近のアメリカ社会やEU諸国の「移民受け入れ政策」に色濃い影響を与えています
つまり、学校教育によって、「有色人種の移民を排除するのは”人種差別だ”」と教わった、若いホワイト・アメリカン達が
移民を制限することに反対している、ということらしいのです

私はこれまで、アメリカやEUの移民受け入れ政策は、彼らにとっての「安い労働力」としての移民政策なのだと考えていました
しかし少し考えが変わりましたね
特にアメリカの移民政策は、「根底には国民の贖罪意識がある」と見てほぼ間違いないと思います
まあ、間違ってはいるのですが、「日本は韓国や中国に酷いことをした」と、戦後の左翼教育を受けていた日本の子供とまったく同じ構図です
私が学生の頃に、統一教会や勝共連合(統一教会の政治組織)が日本人を勧誘する際、日本の戦争犯罪のビデオを見せて洗脳をかけていたように
人間の贖罪意識に訴えかける。。。というのは、人を洗脳する常套手段なのです

また、アメリカ人や白色人種の場合。。。実際に集団カルマがあると思います
アメリカを作った白人には、インディアンを殺してその土地を奪い、黒人を商品のように奴隷貿易で売買していたカルマがあり
また、スペインなどには南米諸国(特にペルーやインカなど)を集団殺戮して財産を奪った、というカルマもあります
こうしたものは、潜在意識下でくすぶっていることがほとんどであり、アメリカ人の場合は、その罪の意識が顕在化したものかもしれません
だとしたならば、この問題は、とても根深いものがあることになるでしょう
特にアメリカ人は反省のできない国民ですので、こうした社会的自由の抑圧によって、カルマの刈り取りがなされるという事もあり得るのでしょう
白人が抑圧してきたBLMなどのアフリカ系黒人、南米諸国の移民によって復讐を受けているとしたら、それは象徴的な出来事ですね

今日はこれまでとします。。。それではまた
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波長同通の法則

2023-10-16 03:15:28 | 政治
何回か前の日記に書いたイスラエルの偽旗作戦について、その可能性について、及川さんが触れています
私には、現在ただ今のイスラエルのパレスチナ入植政策がパレスチナ側をとても怒らせていて挑発的に見えているので
この可能性が最も高いような気がしています


前回の日記まで、何度かユダヤ教とイスラム教について、深掘りをしてみましたが、あまり興味を持たれなかったようです
では、これまでの日記で私が何を言いたかったかというと
率直に言えば、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教は、元々同じ神を信じているということ
同じ神を信じる者でありながら、先にあるものが後からくるものを認めない。。。その理由は、人間の理解力の狭さからくるものだということ
そしてもう一つ、聖書の中で語っている神の、その言葉の中に、「異物が紛れ込んでいる」ということ
そういう理由で、同じく神を信じている者同士がいがみ合っているということ
ということです

それでは今日の本題に入ります
今回、旧約聖書を詳しく読んでいて、「実に面白いな」と、率直に感じました
何が面白いかというと、創世記や聖書には、「神の語られた言葉」というのが出てくるわけですが
その神の言葉を「誰が聞いているのか?、誰が語っているのか?」という事にフォーカスすると、色々と推測が成り立ってくるわけです
霊的なことにある程度理解ができてくると、神の言葉がどのような形で降ろされるのか、推測ができるようになります
例えば、明確な言葉として聞こえる場合もあれば、言葉はハッキリ聞こえなくても、強い思念がまるで塊のように落ちてくる感覚だったり
神降ろしをする人間の口を通して語られる場合もあれば、自動書記のような形で言葉が降りてくる場合もあります

私のつたない経験からですが、少しお話しすると、実はこうした霊的な啓示のようなものは、その本人に強い執着やこだわりがあると
その本人の執着やこだわりに引っ張られるような形の啓示が降りてくる場合が多くなってしまうのです
言い換えますと、「本人が望む方向の言葉が聞こえてきやすくなる」、ということです

例えば、前回の日記に書いたアブラハムの正妻サラは、最初は子供ができなかったので、アブラハムに妾を持つことを勧めたりしていましたが
いざ、自分の子供ができてしまうと、その自分自身の子がかわいくなってしまったようで
アブラハムに対し、長男である妾の子(イシュマエル)を廃嫡し、自分の子(イサク)を跡取りにするよう強く求めた、という記述があります
そういう「人間的な執着心」や「こだわり」が強くあった場合は、聞こえてくる霊的な声に、本来の神の声ではないものが紛れ込んでくるわけです
これが、霊的な啓示に混入してくる「異物」です
このことは、霊的な経験を積んでくると、そういうことは常に起こりえることなのだと、理解できるようになってくるように思います

そうしたことから、神の言葉を降ろす預言者には、「審神者(さにわ)」と呼ばれる
霊的な啓示が神から来たものであるかどうかを判断するための
まあいわば、判断役や審査役の人が補佐役として、つくことが多いわけです
神降ろしは多くの人々の幸不幸に関係するものであるので、非常に厳格な儀式として行う必要があったわけです
例えば、前述のアブラハムの正妻サラの場合
本来、アブラハムの跡取りとなるべき者は、霊的な素質が高く、また民衆の幸福を考えることのできる徳の高い人物が選ばれるべきですが
ところが、サラの「自分の子供を跡取りにしたい」という人間心が強く入ってきた場合、途端に神の声が聞こえなくなり、惑わしを受けるわけです
そのように惑わしを受けているかどうかをチェックし、判断する役目の人が審神者なのです

昔から、神の言葉を降ろすのは「巫女(みこ)」と呼ばれる、穢れが少ないとされる処女が選ばれるという習慣が多くありますが
シャーマンにも、長く生きていると心に穢れが生じてきて、我欲が過ぎてくると、神の言葉がストレートに降りなくなるわけです
もちろん、幼き子供にも少女にも心の穢れはありますし、神降ろしで最も大事なことは、「霊的な素養」なので
瞑想体質でない人。。。つまり、心がザワザワして静まることのないような方は、神降ろしや預言者には向かない方です

これらはいったいどういう事なのかというと、つまりですね。。。。人間の心は周波数とでも言いますか
常にその人その人特有の波長の電波(念波)のようなものを発信していて
その本人が発信している周波数に応じた電波(念波)を、霊的世界からも受け取りながら生活している、という事なのです
これを「波長同通の法則」と言います
その霊的なインスピレーションを。。。神々の世界からのインスピレーション念波を受け取る能力のある人を「預言者」というわけです

ここで一つ面白いことを申し上げましょう
イエスや仏陀のような人が語ったとされる言葉は、私が読んでいてもとても格調高く、心に光が入ってくるような言葉が多いわけですが
逆に、とても人間臭く、嫉妬や怒りなどの感情で、読むと心がざわざわするような神話や預言書などがあったりするわけです
例えば、日本の古事記などを読んでいると、とても人間臭く下世話なものが沢山あります
イザナギ、イザナミの神話などは、イザナギが死んだイザナミに会いたくなって黄泉の国へ行くと、とても醜いウジだらけの死体に変貌していて
それを見られて怒ったイザナミが追いかけてきたり、亡者たちが追いかけてきて、イザナギが桃を投げつけて追い払ったりしているわけです
こういうのを見ていると、神話とはいえ、神様の言動というより地獄の亡者の逸話であり、「日本昔話」にでてくるヤマンバの物語にも見えます

日本神道には、禊祓い(みそぎはらい)などの儀式もあり、心を清める、という教えがなくはないのですが
やや形式に堕していて、大麻(おおぬさ)もしくは祓串(はらえぐし)と呼ばれる神事の道具で薙げばお祓いができる、というような
儀式や形を重視するところがあります
しかしながら、本当のところは、その人の心を清め清浄にすることができなければ、本当の意味のお祓いにはならないわけです
仏教には八正道と呼ばれる、心を清めるための反省の教えがありますし、キリスト教には悔い改めの教えがあります
しかし日本神道にはそうした反省や悔い改めの教えが決定的に不足しているわけです

日本神道の話になってしまいましたが、実はこれはどのような神話や聖書であっても、こうした法則の下にあるわけで
ユダヤ教にも、その預言を受けた人の性格や心の状態によって、非常にムラがあり「ノイズ」が沢山入っているように思えるわけです
私が見ていて、特にユダヤ教徒には「選民思想」的傾向が強く見受けられます
同じ神を信仰している兄弟宗教であるという事を認めず、他を排斥する傾向が強い
これは彼らの心の糧になっている旧約聖書の中に、選民思想的な傾向を持つ預言者が多々いることを意味するのだろうと思います
そういう人が預言者となると、選民思想に近い教えを説き、その教えが薫習されることで、民族の傾向性として定着する

まあ、今回でユダヤ教に関する考察は終わりにします

何らかの参考になれば幸いです。。。ではまた
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