安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

イングランド銀行の”お金”についての説明が面白くてためになる

2019-04-14 10:04:01 | 政治
小さな政府と安い税金を考えるときに
お金というか、貨幣についてきちんと定義しておくことは大切です

イングランド銀行には、この貨幣について、私たちがよくしがちな「誤解」について解説してくれているものがあります
このイングランド銀行の説明によると、私たちが”しがちな誤解”とは
民間の商業銀行がお金を貸し出しするときの原資として
「銀行に預けられている(我々の)預金の一部を使って貸し出しを行なっている」という誤解です

あまりにもお金に関する誤解が多いために、イングランド銀行が啓蒙目的で記事を提供してくれています
それによると
銀行は預けられた預金から貸出を行っているのではなく
「貸出を行うことで、新たな預金を作り出している」
ということなのです

順序が逆なんですね、銀行が貸し出すことでお金が創造されるのです



イングランド銀行ホームページより引用
Money creation in the modern economy
現代経済における貨幣創造

This article explains how the majority of money in the modern economy is created by commercial banks making loans.
Money creation in practice differs from some popular misconceptions — banks do not act simply as intermediaries, lending out deposits that savers place with them, and nor do they ‘multiply up’ central bank money to create new loans and deposits.
The amount of money created in the economy ultimately depends on the monetary policy of the central bank.
In normal times, this is carried out by setting interest rates.
The central bank can also affect the amount of money directly through purchasing assets or ‘quantitative easing’.
この記事は現代の経済におけるお金の大部分が、商業銀行の貸出によってどのように造られているか?について説明しています。
お金の創造は一般的に誤解されている方法からは異なった方法で行われています-銀行は単純に仲介業をしているわけでも、貸し出し預金の保管場所を提供しているわけでもなく、また新しいローンや預金のための中央銀行券を'造って増やしている'というわけでもありません。
経済で創造されるお金の総量は最終的に中央銀行の貨幣政策に拠っています。
通常の場合、これは設定金利によって実行されています。
また中央銀行は国債の購入や'量的緩和'を通じてお金の流通総量に影響を与えることができます

In the modern economy, most money takes the form of bank deposits.
But how those bank deposits are created is often misunderstood: the principal way is through commercial banks making loans.
Whenever a bank makes a loan, it simultaneously creates a matching deposit in the borrower’s bank account, thereby creating new money.
現代の経済では、ほとんどのお金が銀行預金の形で使われています。
しかしこれらの預金の作られ方について、しばしば誤解されます:原則的な方法として商業銀行による貸し出しによる創造です。
銀行がいつ貸し出しを行っても、同時に同額の預金が借り手の銀行口座に作られます。それによって新しくお金が作られるのです。



とまあ、こういうことのようです
分かりにくいかもしれませんが、銀行は銀行自身がお金を持っているかどうか?に制限されることなくお金を貸し出すことができます
つまり貸し出しがあって、銀行内に預金としてお金が増える
だから市場のお金のほとんどは、実は市中の民間銀行が作っているというのが、現実であり真実なのです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あるトランプウォッチャーの日記 | トップ | 税金は本当に必要なのか?税... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事