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日本経済新聞のMMT批判

2019-08-04 14:49:19 | 政治
私自身、別にMMTにこだわっているわけでも、擁護する意図を持ってやっているわけでもありません
でも、日本経済新聞社がこれほどMMTに対して敵意丸出しなのは、どうやら相当な危機感をもっていらっしゃるようです

8月2日の記事では
格付けの論理でMMTに立ち向かう 中空麻奈氏
と題して、BNPパリバ証券市場調査本部長 中空麻奈さんの論説を紹介している

どうも内容を推論するに、”MMT理論に基づいて国債を乱発すると、ムーディーズなどの国債格付けが下がって金利が上昇する”
ということを言いたいのだろう

ちょっとだけ言わしてもらうと

なぜ国債乱発にそんなにこだわるの?

まず、MMTを批判する論点がずれてますよ~!
その”国債の乱発”という一点にのみ批判の矛先を向けた論説ですが、MMTの他の論点は見ないのですか?

まず、中空氏に言いたい

では逆に、このまま財政を絞って税率を段階的に上げていったとき、一体日本はどうなるでしょうかね?
消費税を上げれば内需は落ち込みます。今の世界情勢では日本の貿易も、今後ますます厳しくなります。
内需と貿易の落ち込みによって企業の借り入れは減り、銀行の信用創造量が減ることで経済全体の貨幣流通量が減って経済が収縮していきます

つまり、経済全体が収縮していくエコノミック・クランチ状態、つまり、デフレ経済が加速していくわけです

もともとMMTは”国債を乱発すべき”、などという単純な理論じゃないんですよ!中空さん(笑)

経済を収縮させないために、政府と民間のお金の流れを正常化し、政府による貨幣供給のバランスを考えて、経済を良くし、国を富ませましょう

そういう理論なんですよ、中空さん(笑)

大体、国債の信用格付けを言うんだったらね
日本経済が収縮して経済規模の順位が世界の中で下がれば、国債の格付けなど簡単に下がるんですよ、中空さん(笑)

MMTが国債乱発のお墨付き理論だとか、はっきり言って、お粗末極まりないですね。

申し訳ないが、日経新聞も、もう少しマシな批判を持ってこいよ、そう言いたいですね。

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