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日本の信仰の落とし穴。。。。アニミズムの盲点

2023-03-07 02:05:56 | 政治
羽賀ヒカルさんという方がいます
この方は神道研究家であり、ユーチューバーでもあり、実業家でもあります
この方の師匠は北極老人という方で、第○○代武内宿禰をなのる方なのだそうです
私はこの方の動画も時々見ていまして、斬新な切り口の動画が多く、なかなか面白いので、個人的に感心しています

この方の活動のコンセプトも、私たちが常日頃から必要だと感じている「日本人に信仰心を取り戻す」ということなのでしょう
信仰の意義を語る羽賀さんにはとても頭が下がります
ただ私は思うのですが、信仰心を取り戻すことは良いことだとしても、一番大事なのは「何に対する信仰なのか?」という事ではないのでしょうか?
この方の信仰は、「昔ながらの神道に回帰せよ」ということであって、まあ、神道の復興運動であることはよくわかります
ですが、本当に大事なのは、「真実を明らかにすること」なのではないでしょうか?
神道には基本的に、極楽(天国)とか地獄(煉獄)とか、そういう実相世界の世界観のようなものは、ほぼ存在しません
そういう世界観がない以上それを教えることが出来ず、天国も地獄もない、死ねばみな神様。。。これが神道的世界観だろうと思います
でも、本当にそれは真実なのだろうか?それを疑ってみる必要があると私は思うのです

神道と一口に言いますが、本当はアニミズム、つまり自然崇拝から始まり、天皇家の祖先である天照大神を最高神として祭るのが神道
というのが神道の成り立ちから見た信仰形態だと思うので、自然崇拝から社(やしろ)を建てて崇拝する信仰もまた神道と定義すると
まあ、稲荷信仰や地域の村社信仰なども、ほぼそれに近いものかと思います
ただ、以前にも書いたことがありますが、私はある滝つぼに祀られている竜神信仰に、とても危険な目にあわされたことがあります
その滝つぼに祀られていたものは、「竜神」を称する「ヘビ神」でした。。。もっと言えばヘビの祟り神でした
天国地獄の差が分からない神道には、このヘビ神信仰が正しいものであるかどうかが、果たして見分けがつくのでしょうか?
私は素直に疑問に思うのです。。。。これが、神道の限界なんですね

正直、いろんなものを祀るのだが、その責任は取らない。。。その神を称するものを祀った結果がどうなるのか?の責任は取らない
これ、非常に危険だと思うのですよ。。。実相世界の真実を知れば知るほど、「何が祀られているか?」は重要なことなんです
何かわけのわからない史跡や祠をお参りし、祀った結果、野武士の霊に憑依された。。。なんてもこともあります
神道はよく自然崇拝から始まったと言われますが、地域信仰には、よく「山の神」なんてものも出てきますけれども
「山の神」だって非常に危険なものである場合も多いと思われるのです。。。いわゆる物の怪ですね。。。

ですから、私は信仰心の大切さを訴えることは大事だと思うのですよ、それは大事なことなのですが、本当はそれだけじゃ駄目で
仏教の教えにあったように、本当は心の教えこそ必要なんですよね
神道の復興運動を行うなら、同時に仏教の復興運動もやらなくては駄目で、それがないと信仰の善悪、正邪の見分けがつきません
そして仏教の復興運動とは、原始仏教精神の復興だと思うんです。。。今のような唯物論仏教や天台宗的「死ねばみな仏様信仰」では駄目だと思います

私は最近よく妖怪の話などをしていますが、これは日本のアニミズムと深く関係があると思っています
そういう話も、今後、気長にやっていこうと思っています
長くなりますので、今日はこの辺で

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