安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

ラクダが針の穴を通るための方法論。。。プロテスタントの倫理観に基づく資本主義精神

2024-04-03 00:38:54 | 政治
前回の日記の続きです
「大きな政府」が良いのか?それとも「小さな政府」が優れているのか?という問いに対して、最近の私の主張の結論はほぼ同じです
「宗教的倫理観に裏打ちされた中道政治」こそ、ベストな政治だと私は考えています
つまり、国民に宗教的倫理観が備わっていれば、おのずと中道政治。。。つまり大きくもなく小さくもない、そんな政治になるはずです
ただ、政府は放っておけばどんどん権力が肥大化して大きくなり、全体主義や共産主義に近づいていくので
大きな政府よりも小さな政府を選ぶべき、と主張しているにすぎません
つまり、政治方針として「小さな政府」を目指さない限り、政府の権力は肥大化するわけです

いま、日本では、「日経平均が40,000円を超えた」などといって、投資熱でうかれているような感じに見えますが
ハッキリ言わせていただきますと、「マネーゲームでお金を増やすことにあまり浮かれていますと、足元をすくわれますよ」、と警告したいのです
金融商品の売った買ったで、儲けに血道をあげるのもいいですが、人生の本来の意味を履き違えている可能性があるんじゃありませんか?と
警告したいわけです

アメリカの繁栄を創ったプロテスタントの資本主義精神にはですね、宗教的な倫理観が根底にありました
「質素倹約し、お金を蓄積して、貯めたお金を投資して起業し、さらに大きな企業へと発展させ、多くの人の幸福に資することは、”神の御心に適う”」
これが本来の資本主義精神なのです。。。つまり、「神の御心に適う」ことが大前提なのです
根底に、隣人に対する思いやりや愛があるわけです。。。その隣人愛があるからこそ、「神の御心に適う」わけで
富や資産を肯定する前提には、他人への奉仕の心、隣人愛が必要だという事なのです

例えば、ヘッジファンドなどの金融エリートたちがやっていることを見ますとね
「レバレッジ(てこ)をかけて、さらに儲けを増やす」みたいなことで、まあ、自分たちの利益を増やすことにのみ、血道をあげています
レバレッジというのは、まあ借金ですね、手元資金の何倍ものお金を借りてきて動かし、利益を何倍にも増やす。。。みたいなことをやっています
アメリカの大企業のCEO達だって、短期的に利益を出すことを中心に考えて経営をやっていますし
決算前には自社株をどんどん買って、値上がりした株によって経営者自身が莫大なお金を手にする、みたいなことをやっています
経営者は自社株を割安に買えますので、会社が利益を上げれば、その利益で自社株を買うことで株価を上げ、経営者自身が儲ける
そんなことをやっている経営者ばかりが沢山います

私はね、もうアメリカという国は最終の段階にあり、国としては末期。。。と思っていますが、実際そうだと思います
アメリカはいま、中国と同じ過ちをやっているのです
中国は、共産主義国であっても資本主義の形を導入することで発展する、と、鄧小平などは考えたようですが
中国には残念ながら資本主義の「精神」がなかった
「多くの人たちの幸福のために働いて、起業し大きくする」
そんな資本主義精神がないものですから、「国のために、国家のために役に立とう」などという考え自体が、根底にないわけです
唯物論国家で宗教的精神が無いと、そうなってしまうわけです(笑
だから、他人が作ったものをどうやって掠め取るか?そんなことばかり考えています
利己主義なんですよ

そんな利己主義者ばかりが蔓延った国はどうなるか?それはね。。。
「新しいものを考える人がいなくなり、誰かの利益を掠め取ることばかり考える人が蔓延る」ことになって
そんな中で、真面目に開発に没頭しよう。。。などという人はいなくなってしまうわけです
まあ、そうなった場合は、「国としての終焉」ですね

私は、いまの投資熱に浮かれた日本を見るにつけ、将来は大変暗いものになりはしないか?と危惧するものです
そして私が、「大きな政府に危機感を持つもう一つの理由」が、大きな政府によって生み出される、「他人任せの無責任福祉国家」
ここにもあります
次もさらにそのあたりのことを掘り下げていきたいと思います


それではまた
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「国家の逆襲」を読んでいて... | トップ | どっぷり浸かっていると見え... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事