安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

意図しないことでユーチューブに閲覧推奨された動画を見て

2024-05-07 00:00:14 | 政治
最近、資産防衛というテーマでいろいろ勉強しているからか、推奨動画として、投資関連のものが沢山出てくるようになりました
その中でも、FX関連の動画が興味深く、本日のテーマとしました

投資に詳しくない方のために少しご説明すると、FXとはフォーイン・エクスチェンジ、つまり外国為替取引のことです
証券会社などに証拠金(種銭)を預け、その信用をもとに外国通貨の交換を行い、その売り買いの差益で儲けを目指す取引のことを言います
専門用語でレバレッジ(テコ)を利かせるという言い方がありますが、証拠金の数十倍~数百倍もの取引を行うこともあるため
博打のような難しさがあり、リスクの高い投資と言われています

FXには安全装置と言われているLC(ロスカット)と呼ばれる仕組みがあるため、損をしても大きな負債を負うことはない・・・と言われていますが
まあ、私から見ると、まあ投資する本人を守るため。。。というより、取り引きの安全を優先するための仕組みに見えます
ロスカットは、要するに投資者本人の証拠金を超える負債を抱えそうになった時に、取引を自動的に終了させる仕組みのことです
例えば、1000万の証拠金を預けた人が、980万円の負けを超えた時点で、取り引きが業者によって(AIによって)強制的に終了になるわけです
自動的に強制終了されるために、ロスカット後の残金は数十万円、ひどいときには若干のマイナスになって借金になるわけです

このFXの巧妙な仕組みについて、私が感じるのは。。。。一つには。。。
間違いなく、「資金力のある方が有利」なのであって、「余力のない者が勝ち続けることは難しい」ということです
ここは、FXでファイヤー(大金を稼いで仕事をリタイヤする事)をしたいと考えている人は、心得ておく必要があるでしょう
まず、ロスカットという仕組みは、資金余力の少ない者には、非常に不利な仕組みです

たとえば
日本円にして数十億や数百億といった大金を動かせる大手ファンドは、資金を集中して投下することで、為替相場を多少操作する事ができます
相場というものは、たとえ一時的に大きく下がったとしても、その後、徐々に値を戻してくるわけですが
資金余力のない者が大きなレバレッジ。。。例えば500倍などで勝負をかけていた場合
ドル-円レートで日本円が1下がっただけで、数百万、数千万円の損失を被ることになり、強制的にロスカットされて取引が終了になります
その後揺り戻しによって円が値を戻したとしても後の祭りで、証拠金不足でFXを撤退せざるを得ないわけです
大手ファンドは、そうした個人投資家の「ロスカット破産」を狙って、いっときに集中して値を大きく動かしたりして揺さぶるわけです
まあ、意図的に相手を破産させて「総取り」を狙うわけですね
いま、ドル円レートが激しく動いていますが、おそらくは、多少の億万長者と多くの破産者が生まれていくことだろうと思います
少数の億万長者が生まれる背景には、多くの人の破産があるわけです

まあこうした事があるわけですが
私は、もう一つ根本的な問題として、こうした「投機的投資」と呼ばれる投資の本質がいったいなんであるのか?
それを考察しておきたいと思います。。。。ここからは宗教的視点や霊的な視点が入ってくることをご了承ください
私はFXという投資は、本質は投資ではなくて、パチンコやカジノなどのギャンブルと同じだと思っています
「会社を退職してFXで生計を立てる」、と言っている人は、基本的に「パチプロで生活する」というのと変わらない、というのが結論です

たとえば、FXにはBO(バイナリー・オプション)というものがありますが
これは一定時間内に為替が上がれば(下がれば)掛け金が倍になる、下がれば(上がれば)掛け金が0になる
というもので、まあトランプのハイアンドローと同じですね。。。当たれば倍、負ければ無一文、そんな博打なわけです
宗教的に見た問題はですね。。。勝ち負けの問題じゃないんです。。。要は、それにのめり込んでいる心的態度が問題なのです
これを宗教的に見ますとね。。。物欲に駆られて、勝ち負けにのめり込んでいく。。。勝てばアドレナリンが出て快感が病みつきになり
負ければ、負けを取り返そうとしてますます大きな掛け金で再勝負をやめられない。。。
余談ですが、これを霊的に見ると、完全に悪霊に憑依された。。。とりつかれた状態のように見えるわけです
そういう状態になれば、そこに「誰かのために役に立つ」という視点がまったく存在しなくなります。。。自らの欲・欲・欲。。。それだけです
ギャンブル依存症とまったく同じですね
宗教的には、利他の心と正反対の心理状態。。。利己的で、神仏の御心とかけ離れた心理状態であるわけです

国家に宗教的価値観に基づいた倫理観が失われれば、その国の資本主義は崩壊します
このような、ゲーム的で、多くの人の幸福に寄与しない利己的な物欲を追求する投資が流行し
多くの国民が、本来の勤勉の精神を失ってしまう事こそ、国家の本当の損失なのではないか?。。。私はそう思うのです
上でも言いましたが、早い時期に投機的投資で大金を稼ぎ、早々に仕事をリタイヤしていく人は
極端に言えば、それ以降、国家に富を生まない存在となる。。。ということです
人間の霊的な本質から見れば、人間がこの世に肉体をまとって生まれてくる理由は一つ
それは、不自由な肉体をまとう中で、苦労して人生を生き、その中で得られる教訓こそが、人間の魂を成長させるからに他なりません

私は今、様々な見識ある方々の有料コンテンツにお金を払い、様々な国際情勢や投資・経済情報を得ていますが
その見識高い方々であっても、どうしても見落としているものがあるのを感じます
見落としているものとは何か?
それは。。。。人間がなぜ地上に生まれてくるのか?何の目的で生まれてくるのか?
その問いに、回答を持っていないのです。。。結局、そこが分からない
人間がこの世に生まれてくる理由は、楽に大金を儲けて、悠々自適で遊んで暮らす。。。それが目的じゃないんですよ
人間として生まれ、少しなりとも神仏の御心を知り、学び、魂としての成長を遂げる
聖書に書かれている言葉や仏典に書かれている言葉は、単なるお題目じゃないんです
人間の精神を成長させるために、人間として何を大切にしなければならないか?それを教えているんだと思います
仏陀やキリストは、それをこそ民に教え、その言葉を残したわけです

昔聞いた話ですが、ダイエーの中内社長と松下電器の松下幸之助先生の、その経営に対する考え方の違いが
その後の両企業の明暗を分けました
中内社長は、不動産投資をして土地をどんどん買い、その不動産価格の値上がりを見込んで資産を膨らませていきました
一方の松下幸之助先生は、「電気屋が本業以外のことにうつつを抜かしてはいかん」ということで、ほとんど不動産投資をしませんでした
その後、ダイエーは潰れ、松下電器は世界の一流企業となりました
それと同じ事だと思うんですよ。。。。本業をおろそかにして、投機で楽に儲けることを考えてそうした場合、結果的に中身が伴わないのです
私は、今の日本人に必要なのは、結局、宗教的価値観に基づく倫理観と勤勉の精神だと思います
それを失わせるような政策を国家がどんどん行っている事こそが、日本の本当の大問題。。。災禍の本質だと思います

それではまた。。。次は投資について、今後のことも書いてみようと思います
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