トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その11(マヤ5 土器など) よりつづく
装飾ドクロ。 展示できるギリギリラインなんじゃないか?
キャプション。ブレブレで本当に本当にすみません。目を細めると少しマシです。アステカ文明(1469〜81)テノチティトラン、テンプロ・マヨール出土。
頭蓋骨に毛を植える孔を開けたり 貝殻などで装飾が施されたりしている。死者の世界の主ミクトランテクトリ神を表しているそうだ。死者の世界の主ミクトランテクトリ神で10柱目だ。
キャプションに指摘はないが、前歯にも刻みを入れて装飾してあると思う。
出土したテンプロ・マヨールというのはテノチティトランにあった巨大な神殿のことだ。
その1(イントロ、オルメカ)にアップした年表を見ると、テオティワカンが衰退した後にメキシコ中央高原で勢力を持ったのはトルテカ文明で、テオティワカンより北西のトゥーラという都市が中心だった。
遺跡ときどき猫 トゥーラ によれば、その11(マヤ5 土器など)で最後にアップした円盤が出土したチチェン・イツァはトゥーラと関わりがあったらしい。
そして、そのトルテカが衰退したあとに栄えたのがアステカ文明だ。アステカの中心都市はテノチティトランといって、現在のメキシコシティの場所にあったテスココ湖に干拓で島を作りそこに都市を築いた。1521年にエルナン・コステルがアステカを滅ぼした。現在、テスココ湖はほとんど埋め立てられてしまった。
アステカについてのキャプション。
頭像。口が二重になっている。
キャプション。生皮を被るシペ・トテック神だそうだ。シペ・トテックとは「皮を剥がれた我らが主」という意味で、生贄の人から剥いだ皮をまとう神。まず生贄から頭の皮を剥ぐのもびっくりだしそれを被るのもびっくりだ。我らが主は皮を剥がれているから生贄の皮が必要なのか !? わたしの日常からあまりにもかけ離れている思考で、衝撃がすごい。
口のところが二重なのが皮を被っていることを表しているのだろう。
アステカの王たちは戦争時にはこの神に扮した、ということは、生贄の頭の皮を被った?マジか !? この神は戦いに強くてそれにあやかりたかったのだろうか? シペ・トテック神で11柱目だ。
石ナイフに目と歯がついている。単純化された目や歯のデザインがポップな印象ではあるが、余計に容赦ない残酷さを感じる気もする。
こういうのが見たくてわざわざ東京まで出てきた、という気もする。
色違いバージョン。
これには目や歯はついていないが、縁がでこぼこしている。
キャプション。これらのナイフは生贄用儀礼用で、実際には使わなかったんじゃないか、とのこと。
まあね、使いにくそうではある。握った手が裂けそうだ。
石製マスク。
キャプション。テオティオワカンの遺物に後代のアステカの人(メシーカ人)が手を加えたものなのだそうだ。へえ! メキシコという言葉はここ(メシーカ)から来ているのか。
ところで、耳飾りのことを英語で Earflares とかかれているが、flares ってフレアスカートとかのフレアだよな、耳飾り?と思ったが、どうやら朝顔形という意味もあるようだ。フレアスカートも朝顔形に裾が広がっているものな。
人の心臓形ペンダント。左右対称にデザイン化されつつも本物が身近なんだろうと思わされる形。
キャプション。金製。
トラルテクトリ神形飾り。
キャプション。どこらへんが神の形なのか分からない。
ウィキによればトラルクテクトリというのは大地の主という意味だそうで、地母神と軍神の両方の特徴があるらしい。12柱目。
テスカトリポカ神とウィツィロポチトリ神の笏形飾り。たぶん上下にシンボルが合体しているんだろうなあ。
キャプション。
テスカトリポカは、ちょっとウィキを読んだくらいでは一体何の神なのかよく分からない。大熊座とか夜とかジャガーとかそういうイメージ。ケツァルコアトルのライバルで何度も戦っているようだ。13柱目。
ウィツィロポチトリもウィキを読んだくらいではピンとこない。ハチドリのイメージ。14柱目。
どの神も強くて恐ろしくて心臓を捧げられていたりするものだから、区別がつけにくいんだよなあ。
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その13(アステカ2) へつづく
装飾ドクロ。 展示できるギリギリラインなんじゃないか?
キャプション。ブレブレで本当に本当にすみません。目を細めると少しマシです。アステカ文明(1469〜81)テノチティトラン、テンプロ・マヨール出土。
頭蓋骨に毛を植える孔を開けたり 貝殻などで装飾が施されたりしている。死者の世界の主ミクトランテクトリ神を表しているそうだ。死者の世界の主ミクトランテクトリ神で10柱目だ。
キャプションに指摘はないが、前歯にも刻みを入れて装飾してあると思う。
出土したテンプロ・マヨールというのはテノチティトランにあった巨大な神殿のことだ。
その1(イントロ、オルメカ)にアップした年表を見ると、テオティワカンが衰退した後にメキシコ中央高原で勢力を持ったのはトルテカ文明で、テオティワカンより北西のトゥーラという都市が中心だった。
遺跡ときどき猫 トゥーラ によれば、その11(マヤ5 土器など)で最後にアップした円盤が出土したチチェン・イツァはトゥーラと関わりがあったらしい。
そして、そのトルテカが衰退したあとに栄えたのがアステカ文明だ。アステカの中心都市はテノチティトランといって、現在のメキシコシティの場所にあったテスココ湖に干拓で島を作りそこに都市を築いた。1521年にエルナン・コステルがアステカを滅ぼした。現在、テスココ湖はほとんど埋め立てられてしまった。
アステカについてのキャプション。
頭像。口が二重になっている。
キャプション。生皮を被るシペ・トテック神だそうだ。シペ・トテックとは「皮を剥がれた我らが主」という意味で、生贄の人から剥いだ皮をまとう神。まず生贄から頭の皮を剥ぐのもびっくりだしそれを被るのもびっくりだ。我らが主は皮を剥がれているから生贄の皮が必要なのか !? わたしの日常からあまりにもかけ離れている思考で、衝撃がすごい。
口のところが二重なのが皮を被っていることを表しているのだろう。
アステカの王たちは戦争時にはこの神に扮した、ということは、生贄の頭の皮を被った?マジか !? この神は戦いに強くてそれにあやかりたかったのだろうか? シペ・トテック神で11柱目だ。
石ナイフに目と歯がついている。単純化された目や歯のデザインがポップな印象ではあるが、余計に容赦ない残酷さを感じる気もする。
こういうのが見たくてわざわざ東京まで出てきた、という気もする。
色違いバージョン。
これには目や歯はついていないが、縁がでこぼこしている。
キャプション。これらのナイフは生贄用儀礼用で、実際には使わなかったんじゃないか、とのこと。
まあね、使いにくそうではある。握った手が裂けそうだ。
石製マスク。
キャプション。テオティオワカンの遺物に後代のアステカの人(メシーカ人)が手を加えたものなのだそうだ。へえ! メキシコという言葉はここ(メシーカ)から来ているのか。
ところで、耳飾りのことを英語で Earflares とかかれているが、flares ってフレアスカートとかのフレアだよな、耳飾り?と思ったが、どうやら朝顔形という意味もあるようだ。フレアスカートも朝顔形に裾が広がっているものな。
人の心臓形ペンダント。左右対称にデザイン化されつつも本物が身近なんだろうと思わされる形。
キャプション。金製。
トラルテクトリ神形飾り。
キャプション。どこらへんが神の形なのか分からない。
ウィキによればトラルクテクトリというのは大地の主という意味だそうで、地母神と軍神の両方の特徴があるらしい。12柱目。
テスカトリポカ神とウィツィロポチトリ神の笏形飾り。たぶん上下にシンボルが合体しているんだろうなあ。
キャプション。
テスカトリポカは、ちょっとウィキを読んだくらいでは一体何の神なのかよく分からない。大熊座とか夜とかジャガーとかそういうイメージ。ケツァルコアトルのライバルで何度も戦っているようだ。13柱目。
ウィツィロポチトリもウィキを読んだくらいではピンとこない。ハチドリのイメージ。14柱目。
どの神も強くて恐ろしくて心臓を捧げられていたりするものだから、区別がつけにくいんだよなあ。
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その13(アステカ2) へつづく
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