≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ホームスパンのサンプル織

2013-11-19 16:57:51 | 手織り


ずいぶんまえに、
                わたしの紡いだ糸でシャツ地を織ってくれないかしら 
と、ももんがさんに頼まれて、
むにゃむにゃ返事をしたら、
さっそく糸が届いて、
そのままずいぶん放置していたんだけれど、
なんだかやれそうな気がしてきたので、とりあえずサンプルを織ってみた。

持っている筬 (おさ) で目の粗めのものはみな幅が狭いから、
小さい機 (はた) でサンプルを織ってもよかったんだけれど、
目標はあくまでシャツ地なのであるからして、
テンションがきつくなりそうな大きな機に幅の狭い目の粗い筬をセットして、
なんとか織ってみた。

織り密度を3種類、平織と2・2の綾織りの2種類の組織、計6枚だ。
ちょっと織っては組織を変え、ちょっと織っては経糸 (たていと) を切って筬を通しなおす、という
普段やらない作業。

このごっつい機は、男巻の端も女巻の端もすでに重たいのよ。
経糸をピンと張らなくても、重みだけで糸に力がかかってしまう。
仕方がないから紐で釣り上げて力を軽減したりした。
だから、糸を巻き取るたびにその紐をいちいち縛りなおしたりした。
まあややこしいのは、織りはじめと最後だけだから、
4メートルとか経糸を掛ければこんなにややこしいことにはならないだろう。


これ↓が送られた糸。


素敵な糸だ。
青緑はキャメルの単糸で、ふわふわで引っ張るとすぐちぎれるから、もうぜったい緯糸 (よこいと) だ。
白っぽいのはウールの双糸で、ところどころ濃いピンクやら青やらラメやらが入っている。
こういう糸を紡ぎたいよ!
とか思ってしまった。 わたしも木綿糸を紡ぐときにもっと工夫しよう、と思った次第。




↑2番目の密度の平織を織っている途中。
  1番密度の濃いものを手前に掛けた。 右が平織、左が綾織。


縮絨 (しゅくじゅう) は自分なさるそうだ。
縮絨したら、一体どんな布になるのだろう!?




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手紡ぎ綿マフラー ペルー綿

2013-09-09 23:21:10 | 手織り


今週末の3連休の9月14日(土)~16日(月・祝)に開かれる
第15回 創造の森 上野村フェスティバル』 に出品するために、今ごろ織っていたりする。

糸を染めたときの染液の残液で染めた綿をぼちぼちと紡いでいた糸で、織っている。


このマフラーの材料は、経糸も緯糸もペルー綿だ。
繊維が長いのが特徴だ。 しなやかで柔らかい糸が紡げた。
カードをかけた綿ではなかったので、長い繊維と短い繊維が混ざり合っていた。
混ざっている分少し紡ぎにくかったけれど、でこぼこのある、面白い糸が紡げた。
糸で染めるのではなく、綿の段階で染めたのだが、綿の中にまんべんなく染液が入らず、
ムラに染まった。
その綿で紡いだので、色が一様ではなく、それもなかなかいい味になった。

けっこう細く紡げたのだが、ペルー綿の繊維が長いせいか、1本も糸が切れない。
ペルー綿、気に入りました。
でも手持ちはこれでおしまい。
アジア綿や和綿のように繊維の短い綿はまだまだいっぱいある。
首や顔に当たるマフラーには、繊維の長い綿の方が向いていると思うんだよなぁ。


この機に合う筬は2本しか持っていない。
以前織ったときは、筬目1羽に3本を通していたが、今回の糸の方が細いので、
2羽に7本を通すことにした。
つまり、3本と4本を交互に通した。
なんとかなった。
マフラーもなんとかなってくれないと困る。



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織っている途中

2013-03-05 15:04:45 | 手織り


経継ぎした経糸 (たていと) で、こんなの織っています。

日が入っちゃって、分かりにくいな。
透けたものなので、織っていても、
自分でどういうものを織っているのか、ちっとも分らない。

織るときは、経糸の設計はするけど、緯糸 (よこいと) は大まかなことしか考えていない。
織りながら考える部分も多い。
なんかねぇ、我ながらワンパターンと思いつつも、わたしの中にはあるバランスがあって、
ここ、これ、って感じになる。
それは幅はあるものだけど、でもその内なる声をきかずして、わたしはものは作れない。

偏屈だねぇ。




下に白い紙を渡して撮った。
今回は細かいチェックを狙ったつもり。




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経継ぎ (たてつぎ)

2013-02-25 11:21:37 | 手織り


水色のリネンショールを織ったので、
引き続きおなじ本数、密度、組織で次を織ろうと、経糸 (たていと) を継いだ。

ええ、以前アップした葛結び、で。
ふだん糸を結ぶときは、機結び (はたむすび) なんだけれど、
リネンの経糸をつなぐときは葛結びです。

糸の結び方を使い分けるって、ちょっとカッコイイ!!?


機結びと葛結びの方法をまとめてアップしてある、最もすぐれたサイト :
あまよかしむ氏の道草庵のうちの1ページ




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シャツ地:紫グラデーションの綾織り + 組織

2012-03-29 10:09:03 | 手織り


こんなん織ってます。

機にかかっているからぴんとしているけれど、水通ししてふんわり縮んだときの風合いが楽しみだ。
単糸の緯糸 (よこいと) が絡まりやすく、ほどくと綿に戻りやすく、ちょっと織りずらい。



余裕があるはずだったが、気付けばちょーやばい。  …いつものことか?


綾織りに、斜子 (ななこ) 織りに、小さな四角で平織りが入る組織。
ええ、前作の 緑チェック と同じです。
前回は柄と組織を一致させたけれど、むしろそうでない方が平織りの四角が映えそうな気がしたので、リベンジ。

こういうグラデーションって、経糸 (たていと) の計画が大変なのだ。
全部デジタルなわけだから。

整経 は大変だが、そののちは経継ぎ (たてつぎ) でサクサクいくと持っていたら、
左右を間違えたので、結局全部通しなおす派目に陥ってしまった。 ほんとバカだ。
(途中まで結んでから間違いに気付き、切り離してから通し直したわけ。)
わたしはただひたすら結んでいくだけの経継ぎの方が好きです。


↓写真を撮ったがアップしそびれていた綜絖 (そうこう) 通し、その1。



糸が細く、なかなかピントが合わない。
綜絖金 (そうこうがね) の真ん中にある孔に、細いかぎ針みたいなもの (綜絖通し) を通して糸をひっかけ、引っ張って通す。
向こうにある白いパイプ2本が綾棒 (あやぼう) で、交互に経糸が並んでいるおかげで順番が崩れない。
その端から順に糸を通していく。

綾棒は、塩ビパイプがすべりが良くて気に入っている。


↓その2。



こうやって指の間に挟み、4本ずつ通す。
偶数で仕事をするのがコツ。 間違いに気付きやすい。


筬通し (おさとおし) の写真は撮りそびれた。


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