風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

菜根譚 

2015年07月16日 | 論語と
菜根譚を読む その二十三 前集

事窮まり 勢い(ちぢ)まるの人は、当に其の初心を原(たず)ぬべし。
功成り行い満つるの士は、其の末路を観んことを要す。

須藤先生の私感 「初心にかえろう」

     ことに行き詰ったら初心にかえろう。
     功を成し遂げだ人を見て羨ましがらない心を持とう。

世阿弥は「初心忘るべからず 時々初心忘るべからず 老後初心忘るべからず」


華雋先生の講話の中にも、物事はらせんを描くとおっしゃった。一回りして、同じところに帰って来た時、初心を思いだし、今の自分の位置を知ると。


物事、右肩上がりの直線で進んでいくと思っていたけれど、確かに、螺旋だと思い、物事が進まなくなったとき、必ず、物事を始めた時のことを思い、そのころの懸命さを思い、謙虚であったことを思い、今後の螺旋を歩き続ける道筋を考える。と。







      
 


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はじめの一歩

2015年07月16日 | 詩吟
菜根譚に続く、はじめの一歩。

台風の影響で、地域によっては、朝は土砂降りの雨のなかを、北千住に向かってこられた方もいらっしゃいます。

そんな天候ですから、須藤先生講話にもかかわらず、欠席者がたくさんでした。

詩吟も、8人の内三人だけが、はじめの一歩で詩吟を始めた方たちでした。
人数が少ないと、細かいことに時間を割くことができます。
特にこの「一歩」は、1時間と少ししか時間がありませんから、ただただ、声を出して合吟するという方法が一番良いのだと思います。

今日の吟題は杜甫作 「絶句」  「江碧にして。。。」
先月須藤先生に鑑賞していただき、主だった内容は、伝わっているそれでも、やはり、余計なことを思って、喋りはもうたくさんという顔色を見つけてしまうことが多いのです。

初心者には、先輩の声を聴きながら、何度も繰り返すのが、一番の練習になっているはずです。

もっと、声を出しましょうね。


一つ気になるのは、もともと、会議、研修としてお借りしている部屋を、後ろの半分の時間を詩吟に使うことで、声が大きい、ドアから漏れて来るということで、職員さんからの指摘が先月あったばかりです。
今後の練習に付いて、じっくり考えねばなりません。


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7月夢松風1回目

2015年07月08日 | 詩吟
今日の連絡事項で大事なことは、20周年大会についての、大事な項目を打診しました。
昨年は、15周年でした。
節目の20周年を4年後に控えて、実行委員会がはじまり、それぞれの教場の各会員に、意見をお聞きすることが、大事なスタートです。

それぞれの教場の方針、それぞれの会員のお稽古や詩吟に対する考えは、違って当然です。
それを、理解したうえで、一つに束ねて、何かを催すのは、なかなか調整が難しいのです。


夢組は、のんびりゆっくりと、身の回りを固めていく方向で、進んでいますから、高所大所からの情報発信については、理解しがたいことが起こるはずです。

教場の考え方も大事にしながら、日頃、ゆりかごを提供していただいている東京芦孝会への感謝も忘れてはならず、ジレンマに陥りそうです。



今日の、吟題は、20題リストの2番目の「偶成」
転句の譜20番の音階を、昔風に吟じていた私のやり方を訂正しました。
言ってみれば、大山の腰葛癘@に似た、五から六への音の移動の時、いったん音を一音下ろす方法を、残念ですが、改めて、素直に五、六、七と上がっていくように、訂正しました。


此の処の、吟法訂正の一番の残念は、譜31番がなくなり、31≠Qに統一されたことです。
この件については、新しい吟題を習うとき、31番が出てきたときに、ゆっくり説明するつもりで、今日は、割愛です。

正すべきは、正し、良き風は、出来るだけ残しておいてほしいのですが、このような、変革は、コンクール対応としか思えません。

こういうこだわりは、愛着ではなく、執着と言われるかもしれません。
佐藤鷺照先生は、空から、どのように思われているのでしょう。


組織が大きくなることで、なんだか、残念なことが起こり始めたのかなぁ。...。


野田先生が、関東地区で、たった一人から立ち上げたのが、昭和62年。
東京連絡所から、東京支部、東京芦孝会へと成長し、今年は、関西吟詩文化協会の公認会にまで、成長しました。

その間、ゆっくり気ままに、マイペースを貫いてきた私の詩吟の道筋を思うと、夢組の会員さんたちは、後ろを追い立てられているような、気がします。

10年余りの歴史を誇る教場と3年や5年の歴史をやっと重ねてきた夢組とが、肩を並べて、同じように歩くことの困難さを、思う。


6月19日の夢組合同練習会は、はじめてにして、大きな会になってしまい、しかも大成功だったので、誤解を生じるのだろうなぁとの、危惧を抱き始めています。


会を運営することと、吟道での精進、成長とは、また別の見解が、あります。
美酒に、酔いしれ、いい気分でいるのは、これくらいにしましょう。
運営能力などは、獲得したら衰えることはないでしょうが、吟道は、獲得したと思ったら、するりと逃げてしまうものだから、心していなければなりません。

堅苦しく考える必要はないのですが、いい感じで、気分が高揚し、解放した後は、ちょっと引き締めましょう。


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けん玉事件

2015年07月05日 | こたろう語録
甥っ子の、たっての願いで、じぃじとばぁばのところにお泊り。

当然、姪っ子もついてきた。末っ子ちゃんは、まだ無理だから、パパとママが連れて帰った。

大喜びで、男子はばぁばと、女児はじぃじと組み合わさっている。

「けん玉の球は、固いから、ぶっつけないように気を付けてね」の、ことばに、男子はいきなり、固さを調べるといって、額に思いきり自分でぶつけた。
さすがに泣きはしなかったけど、目から火が出たようだよ。


ばぁばは、男の子って、こんなことをするのねぇと言って、笑い転げて、喜んだ。
それを見た、母親のお姉ちゃんは、あっちで、こんなことをしたら、「ばかだねぇとさんざんこき下ろされるのに。こっちのばぁばは、大喜びしてくれるのねぇ。」とつぶやいたよ。


  ☆後日談☆
この事件は、思いだしては、ばぁばは、涙が出るほど笑ってしまうので、外では思いださないようにするのが大変みたいだよ。
もう、何十回となく思いだして、そのたびに、孫がいとおしく、男の子って面白いのねぇ、女の子しか育てなかったから、こんなお菓子さは、知らなかったなぁ。
それにしても、、、とまた、ひとしきり、感動の渦に巻き込まれている。
これは、一生、薄れない感動の一コマになるだろうなぁって。


ばぁばの気持ちを之だけ動かすことのできる孫男子、おそるべし!

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三年半がすぎました

2015年07月01日 | 詩吟
毎月1日は、関吟ニュースを挨拶状を付けて送っています。

関吟ニュースを芦孝会以外の方へ送る作業を前任の方から引き継いだのがちょうど6年前。
間もなくフリー素材のイラストを挨拶状に入れるようになり、やがて、芦孝会の長年のお仲間の、S先生に書き溜めておられた素晴らしい季節の花の水彩画を提供していただくようになりました。

23年11月の野葡萄の絵を頂いたときは、うれしくなってしまいました。この絵を始めてして、すべて、独立して発表のできる実力のある絵ですから、簡単にイラストと言って軽く使ってしまっては申し訳ないのですが、詩吟の同朋ということで、お許しいただいています。

大事に書き溜めたスケッチブックごと手渡していただき、そのころ、やっと覚えたスキャナーで、パソコンに取り込み、野田会長の挨拶状に挿入しました。

身の回りにある花をその花の一番美しいときを切り取って描いた絵は、本当に心がこもっていて、力を感じます。

パソコンで、拡大しても、縮小しても、その持つ力は、減るどころか、作業する私をいつも圧唐オます。

すべてのことにおいて、手抜きのないお人柄を尊敬します。

そして、いつも謙遜で、わがままを聞いてくださる良きお姉さまです。

いつもありがとうございます。

毎月、1日に19通の挨拶状入りの”KANGIN NEWS"を封入作業をして、ャXトに投函するたびに、感謝しています。

手抜きのない様子は、決してまねのできないほどのものなので、毎月、まいった!と降参するだけ。

この間の軌跡を、手際悪く、一枚にまとめました。

        感謝 ありがとうございます ♡





これからも、まだまだ、続きます。
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