風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京芦孝会7月中央会

2015年07月26日 | 詩吟
今日の中央会は、少し閑散としていました。

この日、師範代の試験を受ける方が4人大阪へ出向いています。
昨日のコンクールに出場され、懇親会にも出られて、朝一、あるいは、中間地点で宿泊をしたりして、受験に臨まれました。



去年から楽しみにしていた新しいテキストができるとのことでしたが、どうやら遅れているようです。
初心者向けの20題を新しい方式で、作ったというテキストの顔を早くみたいです。

今日は、お昼休みに隣に座った方から質問が出たので、お応えしているうちに、声を出して練習をしてみるという方向へ行ってしまいました。
中央会の場で、指導者たちが、所属教室で指導をなさっている方も含めて、そろっているという状況で、昼休みとはいえ、他の教室所属の方へのそういうことは出過ぎたことと承知はしていますが、彼女の熱心さと押しの強さに流れが自然に声を出してまで、練習をするということになりました。


其の指導法について、会の終わりの飲み会の時に、彼女に対する指導を「あそこまでしなくても」というお言葉をいただきました。
あのやり方を、そばで見ている人には、やりすぎと見えたのですねぇ。
彼女は、何度か特訓をしたことがありますから、彼女へのもの伝え方は、かなり押しの強い言い方でないと、覚えられないし記憶の定着がなかなか難しいのです。
印象が強く残るように、言わないと、今日の練習がなかったことになってしまうのです。
偉そうに言うと、彼女には、あのやり方でないと、五番という地味な譜名を覚えられないのです。
彼女の経歴からいうと、5番がおろそかになっているのが、困ったことだという思いも確かにありましたから、お互いが一生懸命すぎるくらいになっていたのでしょう。


すべての人たちに、このような指導法をしているわけではありません。
夢組の方たちには、ゆっくり時間がかけられるので、押しの強い表現よりも、聞いて覚えていただく方法をとっているので、ほとんどしていないのです。

夢組さんたちは、 音源をよく聞いて、復習をし、アウトプットをしてくださっていますから、定着が、良いのだと思います。

あのような場で、あのような教え方をしてしまったら、誰にでもそのように対していると思われても仕方がなかったなぁ。

ま、いっか。

伝えたいことを伝わるように、表現することを信条としているのだから、仕方ない。

とはいえ、伝えたいことが伝わらなかった例もあったので、自己満足だったかな。

いつも、思うことは、「もったいない」ということ。

こんなに、好きで熱心なのに、とか、ちょっとしたヒントで変わるはずなのに、とか。
所詮は、夢組に所属してない会員さんには、やはり出過ぎたことなのだなぁ。

イメージ悪くしてまで、多教室の人に、することではないけれど、望まれれば、どこまでもお互いが納得するまで、やりたいのです。

こういう思い切りの良いことを、あまり考えもせずやってしまえるのは、今のところ芦孝会内では、大方の諸先輩方が、私のことを応援し認めてくださっているだろうという根拠のない自信があるからです。
いつまで続くやら、とりあえず何事も一生懸命に取り組む姿勢を買ってくださっているのだから、元気の続く限り、一生懸命を続けよう。

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関東地区予選応援

2015年07月26日 | 詩吟
第42回ャ潟hール全国吟詠コンクール大会の関東地区予選が小松川さくらホールにて開催されました。

関吟東京芦孝会からもたくさんの出場者が、あり、それぞれ、スタッフを兼ねながら舞台で競い合いました。

講評で小林快川先生がおっしゃっていたように、減点方式ですから、より魅力的であることより、より正確であることが高得点につながります。

優勝を獲得なさった方は、魅力的であり、正確であったということですが、準優勝 三位 入賞となってくると、意見が異なってきます。

競うということは、そう言うことなのだと、そのために審査員は複数居て、公平を期すべく工夫をなされています。

観客としては、やはり身内びいきになって、しまうのは、仕方のないことです。

さて、我が、夢青葉からもコンクールデビューを果たした人がいました。


彼女らしく、若々しく、思いっきりの良い吟詠でした。

その、力一杯の吟を聞いて、感動を覚えてくださり、わざわざ私のところにおほめの言葉と、感動したと伝えてくださった方が三名。それぞれの視点から、かなり興奮気味にすぐさまお気持ちを伝えてくださったのには、本当に自分のことのようにうれしかった。

ありがとうございました。おかげ様で、彼女は今後の方向が見えてきたそうです。
良かったねぇ。


彼女の力吟は、賛否両論です。

他流の方から、ご親切に、お願いですから、大事に育ててあげてくださいと言われました。

彼女は、十分に育って、夢青葉に加わりました。
育てたのは、お名前を頂いた郷里の先生です。私のできることは、居心地の良い練習場所を提供することです。
これからは、二人三脚で、問題解決に当たります。

これは、芦孝先生が、東京に来られて、教室を始めた当初からの、やり方です。

おかげで、わたしは、マイペースで、ここまで続けることができました。
そして、先輩や同輩の方からの助言と、助言を頂いたことで気づいたことを、自身の練習の糧として、たまには、深く悩むこともありましたが、簡単に答えを頂くよりは、自分の中に根付き育ってきたと思います。

「無理やりなことをしない」というのが、野田方式なのですね。いまさらに、気づきました。


他流の方との会話にも、お名前ということのとらえ方が、いまいちわからないと言われました。

たまたま、彼女と私は、野田先生に師事する前にお名前を頂いていました。
最初の名前のままでいられる幸せは、私たち二人にしか、この場ではわかりませんでした。

それとは別に、自分の家風を大事にするのと同じに相手の家風を尊重することも大事なのではないかなぁと思う場面にも遭遇しました。

家風の違うお家に育っている子供を、自分の家風に当てはめて考えると、残念なこともあると思います。
そのことに、意見を頂くことはやぶさかではないのですが、改めよと助言めかして言葉を頂くのは、いかがなものかと思いました。


こんな大きな問題を突きつけられて、思考停止をしてみると、今まで、いろんなことに腹を立てていたことが、本当に小さなことだったことに気づく。

そして、改めて、芦孝会の仲間たちのありがたさを、心地よさを感じたことでした。



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