風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

行ってらっしゃい。それから

2006年02月16日 | チンゲル亭裏日記

靴を履いて、マフラーをぐるぐる巻いて、コートを着て、帽子、それから手袋、フードを帽子の上にかぶって、それから鞄を持つ。

身支度に手を貸すのを若い頃は、嫌がっていた夫も、私の補助を自然に受けている。

やっと、身支度が出来て、「いってらっしゃい」と送り出す。

ばたん!(ドアを閉める音)がちゃん!(鍵をかける音)

ことさらに閉めたよとアピールをするように音高く閉めるのです。

今日は、ふと、この鍵って音を立てられないように閉められるのかな?と思って、音を立てないように閉めてみた。
あまり違いはないようだけれど、気持ちはいい。

すると、階段を上がってくる足音が聞こえて、ドアをノック。
覗き穴から見ると夫。
鍵の音がしなかったから、鍵はかけたかどうかの確認だった。

やはり、ドアと鍵は音高く閉めないと安心して出勤できないようです。

今まで、何事もなく過ぎてきて少し気が緩み始めています。
時々、「慣れたからといってそれはないでしょう」ということもお互いにしていますが、鍵に関しては、外に出て行く夫にとっては、私にとっての最後の砦ですから、気にしているようです。

長期間母娘で留守番することの多かった日本での生活を当たり前と思って30年すごしてきました。 安全に守られた生活がどれだけありがたいことだったのかを、UBで生活してみてつくづく思うことの一つです。
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