
「風の」に惹かれて読んだ本が、大当たり。
キュレーターでもある原田マハさんの作であることを読み終わって知り、これは実際にあった話と知り、そして、とうとう、通販で、たのんでしまったのがこれ。

ワンフィンガーの私が、酒それも「ラム」を買っちゃった!
家に届くまでは、あっという間だったのだ。
届いて、しばらく、これってお酒よねと思って、3日ほど、寝かせておいた。
一瞬で、決めて購入したのに、今に至ってぐずぐずと...
なんだろ?

すぐに飲まなくてごめんね、冷蔵庫の氷でごめんねと言いながら、ロックにして飲む。
”40”という数字にビビりながら、口にすると冷たさと共に、さわやかさがひろがった。
これを「風が吹く」というのだろうか。

マジムがおばあに教えられて初めて飲んだときの中米フランス領マルティニク島産のアグリコール・ラムは、衝撃だったのに。風が吹いたのに。
そしてその風が、南大東島でとれたさとうきびから、アグリコール・ラムをつくることになったのに。
酒飲みだったら、よかったのに。
もっと、その醍醐味を、堪能できたのに。
1本飲み終えるころに、何か変わるだろうか。