風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

九州弁の文章?

2007年01月24日 | チンゲル亭裏日記
夫が報告書の末ハ訳さんに頼みました。
ざっと読んで分かりますかの問いに、「ハイ、ハイ」との二つ返事。
(その文章は、たとえ日本人の私が読んでも半分理解すればよいくらいの専門分野の報告書です。)

しばらくして、彼女の言うことには、「あなたの文章は、九州弁だから末ナきません」と。
どこが引っかかったのか、調べてみると「とりわけ」「おいて」などの言葉でした。

「わからない」という言葉を発せられないらしいのは、いままでの通訳さんに共通することですが、いろいろとその人によって、表現が違うものだと、感心するしかない、ようです。(夫よ頑張れ!)

夫が「九州弁」という言い方を否定しなかったら、何度も使って夫の文章が悪いという。
末ヘ、正しくても間違っていてもその通りに末キるのが、通訳の仕事だよということが、まだ、よく分かっていないようです。

それでも「九州弁・・・」というので、とうとう夫が上記のカッコ内のことを告げると、ようやく、安心して黙って辞書を引きはじめた、と。

ただ、この通訳さんは、お客さんが来るとすっと立って行き、手早くお茶を入れる礼儀正しい楚々としたところが有って良い、と。
ゲレル教授が、質問に来て話し込んでから帰るとき、普通モンゴル人の偉い人はしないらしいのですが、「お茶をありがとう」と言って帰って行ったそうです。
それに気をよくした彼女は、今のところ日本語の仕事以外では,なかなか点を稼いでいるようです。

ただ、私が感じるのに、夫が偉ぶらないので、彼女は夫をかなり侮り始めているようです。
控えめ、謙遜の通用しないモンゴルでは、能有る鷹は爪を隠す方式は、物事がスムーズに運ばないのでした。

前の通訳の大学院生もたまたま部屋にいて、上のゲレル教授(ドガラ教授より格上)が部屋で夫と友達のように話しているのを目を丸くしてみていたようです。
「今頃、尊敬のまなざしをして夫のことを観ても遅いのだよ!」と私が叫んでも否定をしなかったところを見ると、図星のようでした。

そういう夫の態度、あるいは年よりも若く見えるところが、ジワリと首を絞めているのではないかと、取り越し苦労をするのは私だけのようです。

そういえば、助教授も自分より夫が年上ということを知ってから、質問が増えたとか。
年下、格下には教わりたくないという思いも強烈のようです。

あと少し!
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