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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

80才目前で、男性が五本!

2018年11月11日 | 詩吟
学生時代の詩吟の先生は、岡山大学吟詩部の第三代と第五代の、永井厳照先生と鈴木睨照先生です。

岡大吟詩部の創設から現代の60周年を見守り続けてきたともいえるお二人の先生が、私たちを育ててくださいました。

11月11日(日)おかやまマラソンが開催されている同じ時に、すぐそばの岡山大学創立五十周年記念館にて、「岡山大学吟詩部創立60周年記念吟詩発表大会」が開催されました。


   お二人の先生のご縁のおかげで、
   岡山県立短期大学(現岡山県立大学)
   吟詩部OGの私たちにもお声がかかり、
   席も確保されて、応援と鑑賞することが
   できました。




現在日本一を誇る部員数の、今を盛りの吟詩部の姿を目の当たりにして、しばし、頭は白く、顔に皺をたくわえてしまったことをすっかり忘れて、声援を送りました。


いまだに、この吟詩部の世界では、伴奏CDはおろか、コンダクターは使用せず、調子笛の音さえしません。

それは、現役生だけでなく、OB OGの吟詠に至るまですべてなのです。

プログラムは、三回生までの独吟、構成吟と進み、圧巻は、吟詠その三です。

四回生とOB OG吟詠が交互に組まれていました。

これは、プログラムを見たとたんに、鳥肌が立ちました。
それだけの気迫を込めて、行われる吟詠であると一目でわかりました。

今思いだすだけで、目頭が熱くなる思いです。

そして、何といっても、圧巻は、四回生のトリと永井、鈴木の連合吟「登高」のオオトリの吟詠。


トリの吟詠を務めた4回生の吟詠は、なかなか堂に入ったものでした。
しかし、80才になろうとするお二人の五本の連合吟に、年齢を感じること無く、気迫さえ伝わってくるオオトリの連合吟に、しばし我を忘れて聞き入りました。

五本とは、永井先生には、高すぎる音程でしたが、私たちが現役の時に教えられた、「出てしまった高さに負けない吟詠」をいまだになさる。
そしてやり切った魂に魅了されました。

私たちって、この先生たちに、この精神をたたき込まれたのだと、改めて、思いだし、身を引き締めました。

ここには、年だからとか若いからの言葉は、ありませんでした。

お招きいただいて、ありがとうございました。

そして、その仲介をしてくださった、後輩のさん、お手数をおかけしました。
おかげで、懐かしい顔に出会えて、旧交を温めることができました。

この次は、どんなことで、会えるでしょうねぇ。


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